雨飾山 ( 雨飾山:1,963.3m ) 2015.6.10 登山



【PHOTO & 記録 雨飾山 2】

 

この後、木道が再び現れるが、すぐにまた雪の上を歩くことになり、 このパターンが何回か繰り返される。
また、雨飾山の山開きは 7月上旬のためか、 まだ登山道も整備されておらず、所々に雪で倒れた木々が見られる。
ただ、この辺はほぼ平坦な道なので、倒木などもそれ程気にならない。

雪の上を歩いていると、時々ガサッという音が聞こえてドキッとさせられる。
その正体は、残雪に押さえ込まれていた木の枝が雪をはねのけて本来の姿に戻る時に出る音であり、これがこの後、何回も起こる。

湿地帯、そしてミズバショウの群落を通過した後、何回か小さな流れを渡っていくと、 左手に滝が現れる。
滝は 2つあるが、奥の滝はなかなか見事である (写真)

さらにもう一つ小さな流れを越えると、 『 2/11 』 と書かれた標識が現れる。時刻は 7時47分。
また、標識には 『 800m 』 との記述もある。帰宅後に小谷村のホームページを見ると、 『・・・400m毎に案内標識が 11枚ある。つまり 4,400mで山頂である・・・』 と書かれていたのだが、 この時は、この数値を標高と解釈してしまったのだった。
標高 800mは少しおかしいと思ったのではあるが・・・。

今まで平坦だった道も、ここからはジグザグの急登が始まる。
途中、やや傾斜が緩やかになる所は何回かあるが、思った以上に この登りは長く、そして傾斜がキツい。

21年前の記憶などすっかり飛んでしまっているので、 雨飾山の登りでキツいのは 荒菅沢を渡ってからと思い込んでいたのだが、どうして、どうして、この展望のない登りも結構応える。

この登りに残雪は無く、足下は赤土と剥き出しとなった木の根が多い。
そして、ブナの新緑が多く見られるようになる。

8時3分に 3/11 の標識を通過。
展望のない中をさらに登っていくと、やがて傾斜は緩み始めるとともに、足下に残雪が現れるようになる。

8時20分、4/11 の標識を通過。
この辺から雪の上にベンガラが見られるようになる。

振り向けば、樹林の間から乙妻山が見えている。
周囲は美しいブナ林となり、青空の下、太陽の光に輝く緑が美しい。
この辺から残雪が続くようになり、ベンガラ、ピンクテープを頼りに緩やかに登っていく。

8時24分、ブナ平に到着。
ここは窪地のようになっており、道は残雪を踏みながら、ブナの間を抜けて窪地の縁を乗り越えていく (写真)

乗り越えた所で木道が現れるが、見えているのは木道の最初の 50センチ程、 後は残雪の下である。
ここはベンガラを頼りに少し下っていく。



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