2019年11月10日
THE PRISONER -鉄壁激烈ツアー2019- IN 心斎橋KING COBRA
(文:鮫肌文殊 写真:関尾博行)

今や日本を代表するストリートパンクバンドに成長、もはやパンクという枠組みさえ超えて独自の地位を
築き上げているザ・プリズナーの全国ツアーの対バンのご指名を受けて感謝感激!
最初にバンドのフロントマン景山潤一郎君からきたお誘いのメールを見たとき、マジに震えたもんなー。
うちらみたいなカルトパンクバンドには有難すぎるぜ!

今回の出演バンド。潤一郎君にセレクトの基準を聞いたところ、地方地方、地元で頑張っているバンドを
フックアップする目的だと。どおりでツアースケジュールに初めて目にするバンド名が目立つはずである。
正直、人気のあるメジャーなバンドと対バンを組んでいった方が動員的には有利だ。
それを明確にパンクへの恩返しとして『景山潤一郎のパンク・アンテナ』に引っかかった有名無名問わず
応援したいバンドと対バンを組む。これ、なかなか出来ることじゃないよ。凄いなー。
あと言っておきたいのは出演バンド全て同じ持ち時間にしてくれたこと。
今回もホリョシューもザ・プリズナーも30分。しかも自分たち主宰のライヴで!
こんな処にも言葉にはしないまでも対バンへの熱いリスペクトを感じて、静かに感動した。
こんな志(こころざし)の高いバンドと一緒に出来る幸運を噛み締めつつ、当日を迎える。

大阪のパンクスには御用達の小屋KINGCOBRAには初見参。
ステージが高くて演ってて超気持ち良い。例のごとく、サクサクと数曲やってリハ終了。
見ていた潤一郎君に「仕上がってますね」と言われ分かりやすく舞い上がるサメハダ(笑)。
褒められて伸びるタイプなんで。

アメ村のハズレにある王将でディナー。
出番前のホリョシューと王将は欠かせない!?…ってか王将ってホント、どこにでもあるのね^^;

物販スペースも確保させていただき(いつも物販担当してくれるイソベ嫁の誕生日でした!)準備は万端。

1番手はPIPI。清々しいまでの女性ボーカルのハードコアサウンドが耳に突き刺さる。
その激アツな演奏を聴きながら、楽屋で記念撮影にいそしむホリョシューメンバー。

ライブスタート

そして2番手が、我々ホリョシュー!!
ニューアルバムからの曲中心にガンガン演る!

途中、サブスク配信を申請するも先方から下品な歌詞を理由にキョヒられた鉄板話で笑いを取りつつ、怒涛のネイキッドパフォーマンスに突入

お客さんの息子の5才児?くらいの男の子に話しかける形でMCをやったところ、
ドッカンドッカンと大受け。あの時の幼児よ、礼を言うぜ。

ラストは会場中一丸となっての「チンコマンコ音頭」の大合唱!!これは盛り上がった。
ザ・プリズナーの歌姫ナナちゃんも「終わってからも耳の奥に残って仕方ない」と(苦笑)。
KINGCOBRAのオーナーでありパンクレジェンドのKEIGOさんにも「CockneyRejectsよりOi!やなー」と
ご評価いただき感激しました。

3番手はTHE INDEX。
チンコマンコのコール&レスポンスで荒れた会場を渋いロックでキメてリカバリー。
Oi!/SKINHEADからスタートして大人の鑑賞に十二分に耐えうるINDEX流ロックサウンドを確立。
かっこよかったなー。
そして、大トリはもちろんザ・プリズナー
日本全国をガンガンに回っているツアーバンドの底力、どんな場所でも自分たちのホームにしてしまう。
惜しげなく代表曲を披露。
ホリョシューアーミーの一人ゆりチャンがライヴ終わりに物販のCDを買い占めてたのを見ても、
初めて見た人にとっては相当のインパクトだったみたいだ。

本当に夢のような一夜をありがとうございました。
呼んでくれたザ・プリズナーに改めて多謝。
魂込めて演りますんで、また呼んだってください!