捕虜収容所24年ぶりのレコーディング始末記
(文:鮫肌文殊 写真:関尾博行)
2017年5月20日 レコーディング初日
ついにこの日がやって来た!いつも練習で使っている円広志がオーナーの梅田のstudio246OSAKAにて、
なんと24年ぶりのセカンド・アルバムのレコーディングを開始。
まずは、スタジオにて今回のジャケット用のフォトセッション。
鮫肌の頭の中でイメージされてるアルバムのデザイン。
見てもらえば分かるように日本を代表する某Oi!バンド栄光のファーストアルバムへの
熱いオマージュである。
撮った写真の出来を見て、メンバー一同今回のレコーディングが上手く予感しかしない!
まずは、楽器隊の音入れから。ドンカマなんて使いません!ノリ重視の一発撮りスタイル。
しかーし!関西人なもんで、欲張って 14曲も入れることに決めたので録っても録っても終わらない。
ギターのイソベ、ベースのシマバヤシ、ドラムのノロ、疲労困憊^^;
たっぷり7時間強かかって何とか終了。この間、練習も兼ねて、ガイドVocalを歌い続けた鮫肌クン。
ガラスの喉は明日、大丈夫なのか?
2017年5月21日 レコーディング2日目
この日は、楽器隊の音の被せ&Vocalのレコーディング。
まだうら若いエンジニアの菅野氏、ホリョシューのノイジーな楽曲に最初、相当戸惑っていたみたい。
「こんな感じで!」と音の見本に持っていったバッド・ヴァルチャーズの名曲「Oi!Oi!POWER」を
何回も何回も聴いて音像を確かめながらレコーディング。
すでに練習やライヴで何百回も歌ってきたある意味、ホリョシューのスタンダード・ナンバー集な
楽曲の数々。どの楽曲もほぼ2~3テイクでOK。
音痴も極めれば芸になる!
途中、鮫肌&ノロによるカズーも録音。鮫肌、これにてついに楽器レコーディングデビュー。
2017年5月27日 レコーディング3日目
1週置いて、レコーディングも佳境に入る。
中島らもの娘さんの中島さなえさんを東京から呼び寄せて、SAXを録音。
彼女、山内圭哉のバンドや、らもさんのバンドPISSなどいろんなバンドに参加してきた
ROCKなSAXプレイヤーでもあるのだ。
「ちょっと頭、ズレたんで合わせておいてもらえますか」
「さっきのテイクと今のテイクを繋いでもらって」など
プロっぽい言い回しに初めてスタジオがレコーディングっぽい雰囲気になる(笑)。
それまではリーダー イソベの「わしらなんか何回やり直しても同じや!ノリや、ノリ!」と
土方ミュージシャン発言しか飛び交っていなかったからなあ。
さらに途中から、お馴染み!ホリョシュー親衛隊の皆さん(安全ピン、たらやん、neiro、ゲンちゃん)が
やって来てコーラス録り。平均年齢アラフィフの集まりにしては若々しい声が録れたのでは?
Oi!は合唱が命。明らかに楽曲がバージョンアップする。
「VIVA LA EVOLUTION」では、プロデューサー鮫肌の発案で、さなえちゃん&イソベ嫁に
「SEX!」ってひと言を数バージョン言わせてベストテイクを使用する公開セクハラ録音を決行。
終わって、近くの居酒屋で打ち上げ。何と、さなえちゃんとメシ食う予定だった、らもさんの嫁さんのミーさんもやって来て、賑やかに打ち上がる。
2017年5月28日 レコーディング4日目
この日はトラックダウン。
昨日までのフィジカルなレコーディングとは打って変わって、曲の全体像を決めていく細かい細かい作業。
ライヴでノリ一発で演ってきた1曲、1曲と真剣に向き合う。
XジャパンのYOSHIKIがドラムのハイハットの音決めるのだけで3日かかるって気持ちもちょっとだけ
分かった。凝りだしたら永遠に終わらんね、この作業。8時間かかって結局、時間切れ。
後日、この日のラフミックスを聴いて改めて出て来た「ここをこうしたい」って部分を持ち寄って
楽器隊だけで最終トラックダウンを決行。
予定の時間をかなりオーバーして、血と汗と涙の結晶の24年ぶりのブランNEWアルバムがついに完成した!
(ここまでの音が割れまくりでお蔵入りした無茶苦茶パンクなラフミックスバージョンの楽曲は、
これから、ライヴの無料配布CD‐Rで披露していくつもりなのでお楽しみに!)
2017年9月2日クンニの日、全国発売が決定!
はっきり言って超自信作。みんな、楽しみにしといてや!!
発売前のお楽しみ!
鮫肌がパートナリティを務める中央FM 決定!レコ歌 ベストテン
Let's Go Hospital 披露
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I BELIEVE IN SAKE2017 披露
チン毛にシラッガー 披露