人 生 に は 素 晴 し い 出 会 い が あ り ま す
宮本義孝先生!
       ようこそ宮古へ
                 2008/3/31 new
 
 





















宮本義孝先生

 
  平成20年2月6日に第27回宮古市学校保健研究大会が開かれました。
宮古市民文化会館中ホールにおいて、午後1時30分から4時30分まで開かれ
ました。参加者は市内すべての小中学校の教師・保護者・学校医です。
およそ200人が集まりました。私は4年目の会長としての参加です。
  研究課題は食育について、その2年目となります。
研究発表は津軽石小学校の高橋しずか先生と、第二中学の甲谷穂波先生
が担当しました。一年間の成果を発表されました。すばらしいものでした。
特別講演は三年前に盛岡スコーレ高校の校長を退官され、現在は日本の
食文化・食生活・食育を進めておられる宮本義孝先生です。

  宮本先生は、実は20年以上前から、ぜひお会いしてお礼を申し上げたいと
願っていた方でした。不思議なめぐり合わせに心が躍る思いです。
  20年以上前、私は盛岡赤十字病院の小児科に勤務しておりました。当時は
出産時障害が現在よりもはるかに多く、患者さんの中にてんかんの方が沢山
いました。Aさんもその一人でした。小学校から受け持っていました。発作は
良くコントロールされましたが、学校生活はあんまり楽しくないらしいのでした。
殆ど表情が無く、お話も全くしてくれませんでした。そのAさんが向中野学園高校
に入学できました。「先生!学校がおもしろいんだよ!」とニコニコしながら話しか
けるのでした。「今度ね、文化祭があるんだよ。先生見に来て!」と弾んだ声で
言うのでした。私は文化祭に出かけました。校門のところに立って、Aさんとお友達
3人が私を待っていてくれました。4人と一緒に構内を巡りました。歩いているだけ
でもワクワクしました。「先生、これ、私が作ったジャムなんだよ!」又少し行くと
「これ、私が染めたんだよ!」とほほを真っ赤にして説明するのでした。学校が
こんなに楽しいなんて、Aさんがこんなに生き生きしているなんて、なんと凄いこと
でしょう。急に受け持ちの先生や校長先生にお会いしたい気持ちが沸きあがって
くるのでした。でも予約していません。やむを得ずお礼も言わずに帰ってきました。
  それから20年以上が経ちました。その時の校長先生が、今日宮古にいらした
宮本義孝先生、その方なのです。お礼の言葉をこの会場でようやく述べる事ができ
ます。  「Aさんに生きる喜びをくださいましてありがとうございます」と。
  講師の依頼は、学校保健会副会長の崎山小学校校長の菊地恵子先生がされ
ました。決定までの難しい作業をして下さいました。本当にありがとうございました。
  会長の仕事は大変ですが、こんなに素晴しいごほうびが待っておりました。
 

 

内田
      高橋先生    甲谷先生


会長挨拶・内田瑛子
       みなさまようこそいらっしゃいました....
小学校の部・津軽石小学校 高橋しずか先生
       津軽石小学校の食育の授業実践について報告いたします。....
中学校の部・第二中学校 甲谷穂波先生
       中学校の食育実践活動について報告いたします
特別講演 「食育」のまなび
        岩手食文化研究会副代表  宮本義孝氏
       食育には三つの視点があります。