** We Love the Earth:music by TMN / ONEPIECE
手に入れたいのは一つだけ。
とは言えない。
俺は欲張りだから。
手にはいるのなら全部欲しい。
でも、本当に欲しいモノはほんのわずかだ。
海賊王(これはなるもの)。
仲間(これは海賊には必要)
そして…。
いつもは冷静なはずのナミがあわててる。
急に、金ぴかの船が動き出したせいだ。
エネルっていう奴は、この金ぴかの船を使ってどこかに行こうとしているらしい。
「どうしよう」
俺には雷効かないけど、麦わら帽子が焦げたらいやだからナミに向けて放る。
「ガタガタ騒ぐな!」
大丈夫なのに、どうしてナミは騒ぐんだろう。
俺が居るのに。
「未来の海賊王のクルーがよ…情けねぇ顔すんじゃねぇよ」
海賊王になるって俺がここにいるのに。
負けるはずがネェだろ?
それ、一番知ってるのナミ、お前じゃネェか。
「ルフィ…」
「全部終わらせて、地上に帰るぞ!」
「うん」
俺の言葉にナミはうなずく。
ナミには俺の隣で笑って欲しい。
海賊王にふさわしいのは世界一の航海士。
そんなの半分本音で半分建前だ。
誰かを仲間にするときは直感で決めてる。
居たら面白そうとか、こいつなら大丈夫だろうなとか。
ナミの場合はどうだったんだっけ…?
大変な時のはずなのに、そんなこと思い出して思わず笑う。
「何笑ってんのよ!!!」
この状況が不安なナミは怒り出す。
あぁそうだ、ナミが怒った顔だ。
たぶん。
「バカ」
雲の上で寝転がってる俺を見て、ナミは言う。
「何がだよ」
わかんなくって、聞く。
「無茶しすぎをバカといったの。落ちたらどうするつもり」
落ちる?
そうだな、考えてなかった。
落ちるなんて事。
でもさ。
「俺、落ちる気ねぇし」
そう、落ちるなんて全然考えてない。
ただ、ナミの居る雲に落ちるって事は考えてたけど。
「ナミ?」
「…いつものことだから、あんまり怒んないけどね。一応、心配してるのよ。あんたが倒れたらどうしようとか。大けがして、動けなくなったらどうしようとか」
「そんな事なったことねえけどな」
「オバカ、アラバスタで3日間眠り続けた人間の台詞じゃないわよそれ」
あ、そう言えば、そんなことあったっけ?
「でも、不思議ね。それでも、あんたが負けるなんて事これっぽっちも考えたことないのよ。ルフィ」
「あたりめえだ。俺は絶対に勝つ!」
「これからもよろしくね。ルフィ」
そう言ってナミは微笑む。
そうだ、忘れないうちに言っておこう。
「ナミ」
「何?」
「ナミは、何があっても、手放さないからな」
よし、言った。
「る、ルフィ…」
「ナミ?」
どうしたんだ?
ナミの様子がおかしい。
「どっか具合悪いのか?」
「あんた、まぁ、ありがとう。それより、ここからどう降りるのよ」
「あ、そうだ」
なんだか…誤魔化されたような気がしたけど…まぁいっか。
とりあえず、言ったし。
後で返事は聞いてみよう。
とは言えない。
俺は欲張りだから。
手にはいるのなら全部欲しい。
でも、本当に欲しいモノはほんのわずかだ。
海賊王(これはなるもの)。
仲間(これは海賊には必要)
そして…。
******
「どうしよう、ルフィ。私達、空から降りれなくなっちゃう」いつもは冷静なはずのナミがあわててる。
急に、金ぴかの船が動き出したせいだ。
エネルっていう奴は、この金ぴかの船を使ってどこかに行こうとしているらしい。
「どうしよう」
俺には雷効かないけど、麦わら帽子が焦げたらいやだからナミに向けて放る。
「ガタガタ騒ぐな!」
大丈夫なのに、どうしてナミは騒ぐんだろう。
俺が居るのに。
「未来の海賊王のクルーがよ…情けねぇ顔すんじゃねぇよ」
海賊王になるって俺がここにいるのに。
負けるはずがネェだろ?
それ、一番知ってるのナミ、お前じゃネェか。
「ルフィ…」
「全部終わらせて、地上に帰るぞ!」
「うん」
俺の言葉にナミはうなずく。
ナミには俺の隣で笑って欲しい。
海賊王にふさわしいのは世界一の航海士。
そんなの半分本音で半分建前だ。
誰かを仲間にするときは直感で決めてる。
居たら面白そうとか、こいつなら大丈夫だろうなとか。
ナミの場合はどうだったんだっけ…?
大変な時のはずなのに、そんなこと思い出して思わず笑う。
「何笑ってんのよ!!!」
この状況が不安なナミは怒り出す。
あぁそうだ、ナミが怒った顔だ。
たぶん。
「バカ」
雲の上で寝転がってる俺を見て、ナミは言う。
「何がだよ」
わかんなくって、聞く。
「無茶しすぎをバカといったの。落ちたらどうするつもり」
落ちる?
そうだな、考えてなかった。
落ちるなんて事。
でもさ。
「俺、落ちる気ねぇし」
そう、落ちるなんて全然考えてない。
ただ、ナミの居る雲に落ちるって事は考えてたけど。
「ナミ?」
「…いつものことだから、あんまり怒んないけどね。一応、心配してるのよ。あんたが倒れたらどうしようとか。大けがして、動けなくなったらどうしようとか」
「そんな事なったことねえけどな」
「オバカ、アラバスタで3日間眠り続けた人間の台詞じゃないわよそれ」
あ、そう言えば、そんなことあったっけ?
「でも、不思議ね。それでも、あんたが負けるなんて事これっぽっちも考えたことないのよ。ルフィ」
「あたりめえだ。俺は絶対に勝つ!」
「これからもよろしくね。ルフィ」
そう言ってナミは微笑む。
そうだ、忘れないうちに言っておこう。
「ナミ」
「何?」
「ナミは、何があっても、手放さないからな」
よし、言った。
「る、ルフィ…」
「ナミ?」
どうしたんだ?
ナミの様子がおかしい。
「どっか具合悪いのか?」
「あんた、まぁ、ありがとう。それより、ここからどう降りるのよ」
「あ、そうだ」
なんだか…誤魔化されたような気がしたけど…まぁいっか。
とりあえず、言ったし。
後で返事は聞いてみよう。
**後書き:中盤以降スキスキ空島編。
プロポーズと騒がれた空島編!!
未来の海賊王のそばにはナミちゃん居るって決定してしまった空島編。
……気がつきました。私、ルナミが一緒の所をどうやらスキスキらしいです。
根っからのルナミストっぽい…。
プロポーズと騒がれた空島編!!
未来の海賊王のそばにはナミちゃん居るって決定してしまった空島編。
……気がつきました。私、ルナミが一緒の所をどうやらスキスキらしいです。
根っからのルナミストっぽい…。