** MORE MORE しあわせ:music by 荻野目洋子 / まじっく快斗
「快斗のバカ!!」
「青子のアホ!!」
いつもの喧嘩。
幼なじみだっていろいろあるの。
青子と快斗は普通とはちょっと違う。
主にバ快斗のせいだけどね。
「………」
蘭ちゃんが聞いてくる。
「…青子ちゃん?」
「恥ずかしくて言えない」
ようやく言えたのはそんなこと。
ここは新一君の家。
快斗と見事に喧嘩になったから、新一君と同棲してる蘭ちゃんに申し訳ないけど愚痴を聞いて貰いに来た。
ちなみに、新一君もいる。
「もしかしてこれ?」
この時間帯、テレビに映るのはニュースで。
そこには某デパートにやってきた世界最大級の宝石展示のニュース。
『この宝石はビッグジュエルと呼ばれる宝石群の一つで~』
なんてニュースで言ってる。
ついでに
『怪盗キッドより送られてきた予告状の為に百貨店では警備を警視庁に依頼をすると共に厳重にするとの事』
と教えてくれる。
そう、怪盗キッドはこの宝石を盗むために、このデパートに予告状を出したのだ。
ご丁寧にもデートの約束をした日に。
あのバ快斗はやってくれたのだ!
「何考えてるのよっっ。なんでわざわざデート約束した日なの?」
「あぁ………そりゃ、快斗の方が悪いよな」
小さく呟いた言葉を新一君は拾って、ため息をつきながら言う。
その声には、どこか怒気をはらんでいる。
「蘭ちゃん?」
不思議に思って蘭ちゃんを見れば、苦笑いを浮かべてる。
「まさか」
あぁ、きっとそうなんだ。
蘭ちゃんと新一君もデートの約束してたんだ!!!!!
新一君は名探偵だけど、今はあまり現場に行ってないらしい。
でもこう言うとき、たとえば、大々的に報道された事件にはかり出されてしまう。
「で、肝心のバ快斗は?」
「知らない。喧嘩してからしゃべってないもん」
青子は結局今日一日中快斗と話してない。
だいたい、キッドの予告状だって今朝知ったんだよ!!
昨日の夜一緒に電話して話してたのにっ!!!
「はぁ。蘭、今回オレ降りてもオーケー?」
え?降りるって。
現場に行かないの?
「選んでるのは新一でしょ?でも降りてどうするの?」
「うん。だから、その日3人でどっかに行かねえか?バ快斗の奴放って。服部と和葉ちゃんも来るっていってるし、カラオケで、ストレス発散ってのどう?」
そう、新一君は聞いてくる。
「いいの?」
「そうだね。いろいろストレスたまってるし、そう言えば青子ちゃん達とカラオケ行ったこと無いしね。あ、新一は歌わないでね。音痴なんだから」
「おまっ」
新一君の音痴ぶりは鼻歌からでもかいま見れる。
ホントに音程無いんだよね。
快斗はそう言うのないなぁ。
耳いいだけあって音痴ではない。
上手いとも言えないけどね。
「じゃあ、決定だな。快斗の奴驚くぜ?現場に俺ら居ねえんだもん」
と楽しそうに新一君は言う。
そうだよ、ビックリすればいいんだ。
青子がどれだけ怒ってるかって事。
快斗が、キッドをやってる事情、知ってる。
だから都合とかそういう事情もあるんだろうって分かってる。
でも、だからって、青子に何も言わないのなしにして欲しい。
巻き込みたくないっていうの考えないで欲しい。
青子は全部ひっくるめて快斗と一緒にいるって決めてるんだから。
って事、本気で分かってないみたいだから。
今回は、快斗の事仲間はずれで新一君や蘭ちゃん達とカラオケいって発散させよう。
たまにはこんなこともいい。
それで歌わないで、快斗の愚痴話してるのもいい。
新一君と平次君はきっと事件の事で盛り上がるかも知れない。
青子と和葉ちゃんと蘭ちゃんはそんな新一君達を見て困ったもんだって話すんだ。
「うん、でね」
蘭ちゃんが掛けた電話で和葉ちゃんと話す。
楽しい。
そう、思った。
「青子のアホ!!」
いつもの喧嘩。
幼なじみだっていろいろあるの。
青子と快斗は普通とはちょっと違う。
主にバ快斗のせいだけどね。
******
「今度は何で喧嘩したの?」「………」
蘭ちゃんが聞いてくる。
「…青子ちゃん?」
「恥ずかしくて言えない」
ようやく言えたのはそんなこと。
ここは新一君の家。
快斗と見事に喧嘩になったから、新一君と同棲してる蘭ちゃんに申し訳ないけど愚痴を聞いて貰いに来た。
ちなみに、新一君もいる。
「もしかしてこれ?」
この時間帯、テレビに映るのはニュースで。
そこには某デパートにやってきた世界最大級の宝石展示のニュース。
『この宝石はビッグジュエルと呼ばれる宝石群の一つで~』
なんてニュースで言ってる。
ついでに
『怪盗キッドより送られてきた予告状の為に百貨店では警備を警視庁に依頼をすると共に厳重にするとの事』
と教えてくれる。
そう、怪盗キッドはこの宝石を盗むために、このデパートに予告状を出したのだ。
ご丁寧にもデートの約束をした日に。
あのバ快斗はやってくれたのだ!
「何考えてるのよっっ。なんでわざわざデート約束した日なの?」
「あぁ………そりゃ、快斗の方が悪いよな」
小さく呟いた言葉を新一君は拾って、ため息をつきながら言う。
その声には、どこか怒気をはらんでいる。
「蘭ちゃん?」
不思議に思って蘭ちゃんを見れば、苦笑いを浮かべてる。
「まさか」
あぁ、きっとそうなんだ。
蘭ちゃんと新一君もデートの約束してたんだ!!!!!
新一君は名探偵だけど、今はあまり現場に行ってないらしい。
でもこう言うとき、たとえば、大々的に報道された事件にはかり出されてしまう。
「で、肝心のバ快斗は?」
「知らない。喧嘩してからしゃべってないもん」
青子は結局今日一日中快斗と話してない。
だいたい、キッドの予告状だって今朝知ったんだよ!!
昨日の夜一緒に電話して話してたのにっ!!!
「はぁ。蘭、今回オレ降りてもオーケー?」
え?降りるって。
現場に行かないの?
「選んでるのは新一でしょ?でも降りてどうするの?」
「うん。だから、その日3人でどっかに行かねえか?バ快斗の奴放って。服部と和葉ちゃんも来るっていってるし、カラオケで、ストレス発散ってのどう?」
そう、新一君は聞いてくる。
「いいの?」
「そうだね。いろいろストレスたまってるし、そう言えば青子ちゃん達とカラオケ行ったこと無いしね。あ、新一は歌わないでね。音痴なんだから」
「おまっ」
新一君の音痴ぶりは鼻歌からでもかいま見れる。
ホントに音程無いんだよね。
快斗はそう言うのないなぁ。
耳いいだけあって音痴ではない。
上手いとも言えないけどね。
「じゃあ、決定だな。快斗の奴驚くぜ?現場に俺ら居ねえんだもん」
と楽しそうに新一君は言う。
そうだよ、ビックリすればいいんだ。
青子がどれだけ怒ってるかって事。
快斗が、キッドをやってる事情、知ってる。
だから都合とかそういう事情もあるんだろうって分かってる。
でも、だからって、青子に何も言わないのなしにして欲しい。
巻き込みたくないっていうの考えないで欲しい。
青子は全部ひっくるめて快斗と一緒にいるって決めてるんだから。
って事、本気で分かってないみたいだから。
今回は、快斗の事仲間はずれで新一君や蘭ちゃん達とカラオケいって発散させよう。
たまにはこんなこともいい。
それで歌わないで、快斗の愚痴話してるのもいい。
新一君と平次君はきっと事件の事で盛り上がるかも知れない。
青子と和葉ちゃんと蘭ちゃんはそんな新一君達を見て困ったもんだって話すんだ。
「うん、でね」
蘭ちゃんが掛けた電話で和葉ちゃんと話す。
楽しい。
そう、思った。
**後書き:当サイトコナン小説『君に逢うために生まれた』ベース(新蘭を出すために)のまじ快。
快青が書きたかったはずなのに全く快斗がいない。
快青が書きたかったはずなのに全く快斗がいない。