静岡県浜松市西区にある「株式会社田町梅月」が昭和32年から製造している、北海道十勝産の小豆を炊き上げた錦玉羹とこし餡の浮島、それに卵白を泡立てた淡雪の三層からなる御用菓子「布橋の雪」
(北海道十勝産小豆)(錦玉羹)(羊羹)(浮島)(卵・玉子)(淡雪羹)(メレンゲ)(米)(餅)(寒天)(水飴)(手亡豆)(田町梅月)(浜松市)(静岡県)(武田信玄)(徳川家康)(サンド)

2019(平成31)年1月6日
2019(平成31)年1月10日改訂

 

 

 今回は、静岡県浜松市西区にある「株式会社田町梅月」が昭和32年から製造している、御用菓子「布橋の雪」をご紹介します。

 

 「布橋の雪」は、昭和32年に昭和天皇皇后浜松行幸の際献上するために創作したお菓子で、昭和天皇皇后が東京への帰途にあたり再度所望された御用菓子とのことです。

 

 武田信玄と徳川家康が激突した浜松市にある古戦場「三方ヶ原」が有名です。

 そして、1573(元亀3)年12月末徳川、武田両軍が対峙した「犀ヶ崖」に大雪が降り、徳川方寡兵8千が、折からの雪に乗じて崖に白布を引き雪橋に模し、その上で徳川軍が武田軍に夜襲をかけて、武田勢3万余兵の多くに白布を橋と誤らせて崖に落下させ一挙に退陣させたといわれています。

 以来この地を「布橋」と呼んでいるようです。

 

 「布橋の雪」は、布橋に見立てた浜松にゆかりのある逸品菓子です。

 

 「布橋の雪」は、以下のような製法です。

 北海道十勝産の低農薬有機栽培の小豆を丁寧に炊き上げ艶やかに仕上げた小豆の食感が心地よい「錦玉羹」、

同じ小豆から炊き上げた風味豊かなこし餡と卵白を混ぜしっとり蒸し上げた淡い小豆色の「浮島」、

そして、その間に新鮮な卵白で仕上げた「淡雪羹」を挟んだ(サンドした)三層からなるしっとりした上品な甘さの棹菓子です。

 一口食べると小豆のふくよかな香りが口に広がります。

 濃淡の小豆色と白い線が造形的にも美しいお菓子です。

 

 なお、「錦玉羹」は、

一般的には、寒天と砂糖を加えて容器に入れ冷やして固めたものです。

 「布橋の雪」では、艶やかに炊き上げた小豆を「錦玉羹」に入れています。

 

 また、「浮島」は、

餡が主な材料で、卵や上新粉や小麦粉などを加えて蒸したものです。食感はスポンジケーキのようにふわっとしていますが、あんこによりしっとりした食感になっています。

 

 そして、「淡雪」は、

卵白を泡立ててつくったメレンゲ、またそれを利用した料理に冠する言葉です。

 

 「布橋の雪」の原材料は、

砂糖、小豆、卵、米粉(国産)、小麦粉、餅米(国産)、寒天、水飴、手亡豆

です。

 

 「布橋の雪」は、1本648円です。

 

 購入しました場所は、

JR浜松駅に近接した遠鉄百貨店(電話番号053ー457ー0001)地下1階食料品売場です。

 

 製造者は、静岡県浜松市西区にある「株式会社田町梅月」(電話番号053ー447ー0181)です。

 

 なお、「小豆」に関しては、

2018(平成30)年12月24日静岡県浜松市にある「うなぎパイ」で有名な「春華堂」が製造している、黒糖を使った黄金色の蒸し饅頭である井伊直虎生誕の地遠州浜松の銘菓「遠州みそまん」(みそまんじゅう)
(井伊直虎)(遠州)(黒糖・黒砂糖)(ざらめ糖・双目糖)(みそまんじゅう)(味噌)(饅頭)(小豆)(水飴)(醤油)(山芋)(塩)(カラメル)(期間限定)(春華堂)(浜松市)(静岡県)

でご紹介しています。

 

 因(ちな)みに、「羊羹」に関しては、

2018(平成30)年10月11日山形県山形市にある乃し梅本舗「佐藤屋」の、国産レモンと洋酒(ラム酒)と黒糖羊羹を寒天で積層にした「りぶれ」羊羹(ようかん)
(羊羹)(黒糖)(小豆)(寒天)(レモン)(酒)(ラム酒)(山形市)(山形県)

でご紹介しています。

 

 また、「卵・玉子」、及び「手亡豆」に関しては、

2018(平成30)年11月30日長野県松本市にある老舗菓子舗「開運堂」の、松の古木の姿を表したお菓子で、小豆と淡いニッキ(シナモン)の風味が織りなす稀少な味わいに表面にちりばめた不老長寿の松の実が趣を深めている「開運老松」
(小豆)(大手亡豆)(玉子・鶏卵)(水飴)(米)(シナモン・ニッキ)(塩)(松の実)(ナッツ・木の実)(開運堂)(松本市)(長野県)

でご紹介しています。

 

 そして、卵白を泡立てた「メレンゲ」に関しては、

2018(平成30)年7月21日山形県山形市嶋南にある「ブーランジェリー タナカ」の、パートシュクレという甘いサクサクのタルトに自家製レモンクリームとレモン風味のイタリアンメレンゲを乗せた涼やかな夏のスイーツ「タルト・シトロン」
(シトロン)(レモン)(レモンケーキ)(クリーム)(タルト)(メレンゲ)(卵・玉子)(イタリア)(フランス)(山形市)(山形県)

でご紹介しています。

 

 更に、「米」に関しては、

2018(平成30)年12月10日長野県松本市「上高地」にある「上高地帝国ホテル」のカジュアルレストラン「アルペンローゼ」で提供している、柔らかな牛肉がゴロゴロとしっかり入っていて上品な欧風カレーの「帝国ホテル伝統のビーフカレー」
(カレー)(ライス・米)(牛肉・ビーフ)(アルペンローゼ)(上高地帝国手ホテル)(上高地)(松本市)(長野県)

でご紹介しています。

 

 また、「餅」に関しては、

2018(平成30)年11月28日長野県松本市にある老舗菓子舗「開運堂」の、毎年4月27日の上高地開山祭から10月上旬まで販売される、かって上高地へのメインルートとして多くの文人墨客が行き来した「徳本峠(とくごうとうげ)」をお菓子の名前にしたくるみ餅「徳本峠(とくごうとうげ)」
「徳本峠(とくごうとうげ)」(くるみもち)
(求肥餅)(餅・もち)(米・こめ)(水飴)(黒砂糖)(くるみ・クルミ)(ハチミツ・蜂蜜)(きな粉・キナコ)(大豆)(クロレラ)(期間限定・季節限定)(開運堂)(松本市)(長野県)(上高地)

でご紹介しています。

 

 そして、「寒天」に関しては、

2018(平成30)年12月21日新潟県加茂市にある「有限会社あめ友商店」が製造している、砂糖を寒天で固めて小豆も加えた寒氷(かんごおり)菓子の銘菓「うす氷」
(寒天)(小豆)(寒氷・かんごおり)(有限会社あめ友商店)(加茂市)(新潟県)

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 更に、「水飴」、「浜松市」、「静岡県」に関しては、

2018(平成30)年12月29日静岡県浜松市中区にある株式会社共栄商会が販売している、ピリッと辛いワサビの風味が効いている豆菓子で個包装されていてバラマキ菓子にもなる「静岡限定わさび豆」
(わさび)(グリーンピース)(えんどう豆・エンドウ豆)(水飴)(塩)(海苔)(オリゴ糖)(共栄商会)(浜松市)(静岡県)

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 なお、「武田信玄」に関しては、

2018(平成30)年3月7日東京都八王子市にある「株式会社 松姫」が製造販売している、戦国の武将として名高い甲斐の国(山梨県)の武田信玄の五女の、絶世の美女で、しかも優雅であった「松姫」にちなむ、小倉餡(つぶ餡)・柚子餡(ゆず餡)・紫蘇餡(しそ餡)・練り餡(こし餡)・栗餡(くり餡)の5種類の餡が楽しめる「松姫もなか」
(最中)(小豆)(こし餡)(粒餡)(大手亡豆・いんげん豆)(白餡)(もち米・米)(水飴)(栗)(柚子・ゆず)(しそ)(武田信玄)(山梨県)(武蔵野市)(八王子)(東京都)

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 また、「徳川家康」、ないし「徳川家」に関しては、

2017(平成29)年5月3日茨城県ひたちなか市に本店がある「サザコーヒー」の「サザコーヒー水戸駅店」で飲んだ、炭火で深煎りした濃厚で滑らかな味わいの「徳川将軍珈琲(コーヒー)」と、ミルクチョコレート・ビターチョコレート・ホワイトチョコレート・イチゴチョコレートの4種類があるほろ苦いコーヒー豆丸ごと1粒を上質なチョコレートでコーテイングした「コーヒー豆チョコ4種ミックス」と、

2012(平成24)年1月2日浜松の徳川家康ゆかりの地名「小豆餅(あずきもち)」と「銭取(ぜにとり)」、浜松銘菓「小豆餅(あずきもち)」

でご紹介しています。

 

 


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