相対論最新トピックス その4

ヘイフリーとキーティングの実験は捏造だった!
またビッグバンに矛盾するニュースが!
Kさんからのメール
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(場所をこちらに移動しました)
2005/3/12追加      <ヘイフリーとキーティングの実験は捏造だった!>

 原田稔氏(小樽商科大学名誉教授、原子核物理)の著書「相対性理論の矛盾を解く」(日本放送出版協会)
には、ショッキングな重大事実が指摘してあります。

 なんと、原子時計を飛行機につんで地球を一周させて時間の遅れが検証されたとする実験データがじつは
捏造であったことが近年暴露されたという事実です。(この実験は1971年にヘイフリーとキーティングが行った)
暴露したのは、アイルランドの科学者A・G・ケリーで、Physics Essays誌に2000年に発表されました。

 原田氏の本には次のように記されています。

「相対性理論の矛盾を解く」p.19
・・・・このように、ヘイフリーとキーティングの実験は、世界中の関係者によって1000回以上も引用されている相対
論の解釈の根本にかかわる実験なのです。

捏造された実験結果
 しかし、最近になって、ヘイフリーとキーティングの実験結果は捏造されたものであることが明るみに出ました。
これは、Physics Essays誌に発表されたアイルランドのA・G・ケリーの論文で明らかになった事実です。

 かねてより、ヘイフリーとキーティングの実験に疑問を感じていたケリーは、キーティングの所属機関であった米
国海軍測候所(実験に使用された原子時計の所有者)に保管されている実験報告書を調べているうちに、この事実を発
見したのです。ケリーは、米国の情報公開条例に基づいてこの実験報告書を入手しましたが、相対論にあまり詳し
くない測候所の関係者は、報告書に記載されている生のデータが、よもや改竄されたかたちで論文に発表されて
いるとは思いもよらなかったようだ、と私宛ての手紙で述べています。

 ヘイフリーとキーティングが実験結果として発表していたデータは、生の実験データではなく、理論値を再現する
ように大幅に変更されていたのでした(この捏造事件についても、第6章で詳しく書きました)。・・・

註:読みやすいように少し行間を空けました。

 なんと、相対論のあらゆる解説書で引用されてきた実験結果が捏造だったとは!
 開いた口がふさがらないとはこのことでしょう。
 サイエンスで絶対にやってはないらないことをヘイフリーとキーティングはやった。
 私たちは嘘を事実として教えられてきたわけです。

 原田氏の本には、第6章で、さらに詳しくヘイフリーとキーティングの実験とケリーの指摘した事実が詳しく述べられて
います。そこには相対論に合うように改竄されたデータと、これまで表に出てこなかった生データが比較する形で記載さ
れている。実験結果(生データ)はバラバラなのに、公表されたデータは改竄されえらくきれいにそろったものになってい
るのです。
 科学史上における大事件といってよいでしょう。

 原田稔氏は、雑誌「科学」(岩波書店)の2002年8月号にも同じ記事を発表しているようですが、知りませんで
した。それにしても、直感でなにかおかしい・・と感じ実際に自分で確めたA・G・ケリーは真の科学者であるといえ
ます。
 また、原田氏との共同研究者で相対論の誤りを指摘する物理学者M.サックスは当時このヘイフリーとキーティング
の実験結果を知ったとき「飛行機に乗って戻ってきた時計と地上の時計の読みにずれが発生するはずがない」という
コメントをTime誌(1971年10月18日)に発表したところ反論が編集部に殺到した、と原田氏は本で書いています。
捏造が明らかになった今となっては、M.サックスの直感は正しかったということになります。
(なお、本の他の部分、すなわち原田氏とM.サックスの反相対論の理論にまで私が賛同しているわけではないので、この点は勘違いし
ないでください)

 反相対論の私とて「あの実験はほんとうなのかなあ・・」と思いつつも「やはり信用するしかないのか」などと思って
いたのですから、恥ずかしくなります。

 ところで、A・G・ケリーとはどういう人物なのか。原田氏の本には次のように紹介されています(p.82)。

「ケリーは工学のPh.Dをもつ実業家ですが、世界最大のサイフォンを設計してギネスブックにも載ったことのある人で、
現在も、物理学の専門誌に論文を発表している在野の研究者です。経営学にも造詣が深く、”How to Make Your Life
Easier at Work”(McGraw-Hill,New York,1988)というベストセラーを書いています」

最後にヘイフリーとキーティングの論文、A・G・ケリーの論文、そして原田氏の雑誌「科学」への論文は次の通りです。

●J.C.Hafele and R.E..Keating,”Around-the-World Atomic Clocks ”,Science 177, 166 and 168 (1972).
●A.G.Kelly,”Hafele and Keating Tests: Did They Prove Anything ?” Physics Essays 13,616 (2000)
●原田稔,”相対論の実験データねつ造” 『科学』72,769 (2002)




2005/3/29           <またビッグバンに矛盾するニュースが!>
(改2006/1/25)

 2005年3月28日の天文ニュースで、またまたビッグバン宇宙論に矛盾するニュースが出ましたので、お知らせ
します。
  --->http://www.astroarts.co.jp/news/2005/03/28early_universe/index-j.shtml

「初期宇宙の銀河は、バラエティーに富んでいた」として、宇宙誕生初期に若いものや年老いたものなど、さまざま
な銀河であふれていた観測結果が報告されています。

 これを読んで読者のみなさんはどう感じられるでしょうか?
 私にしてみれば、いったいいつまでこんな調子で誤魔化し続けるのか?といった感じです。
(呆れてしまう・・)

 ビッグバンに矛盾するニュースはこれまで何度も本サイトで紹介しましたが、これなどもそうであり、ビッグバン
完璧に否定する内容です。
 専門家はいまさら「ビッグバンはなかったようだ」などと口が裂けてもいえないためか、上のような調子で
誤魔化さざるをえない状況に追い込まれていることが文面からそれとなくわかってしまいます。
 それにしても、なんと非科学的な文章か・・?

 137億年前に宇宙はビッグバンで誕生したとされています。
それなのに100億から120億光年先に、年老いた銀河が存在すること自体が完璧な矛盾なのです。
年老いた銀河などというのは、通常の天文学の観点からいえば、誕生からおおよそ100億年程度はたっているものを
いうのが普通であり、よって、上のような説明は本来ありえないのです。
かなり少なく見積もって50億歳としても、ビッグバンより先に誕生した?ということになってしまうからです。
(今回観測されたのは南天のほんの一角にすぎないということも見逃してはならない点です。全天探索すればどう
なるのか・・)

 観測事実がビッグバンを否定しているのだから「ビッグバン理論は完全な間違いでした」としなければならない所を、
ビッグバン理論を守ろうなどと変な考えをもちこむから、見苦しい文章になってしまうのです。
全く予想していなかった発見に専門家は、まるで巨大な動物園を見るようだと形容している。」などとのんきな
ことをいっている場合ではありません。
 ビッグバン理論は間違いだった、それだけです。(もちろん、インフレーションなど論外)

 ビッグバンの決定的証拠!と喧伝されてきた宇宙背景放射の発見も、「決定的証拠」などと思ったのは錯覚に過ぎ
なかったという驚くべき事実を宇宙背景放射はビッグバン理論の決定的な証拠ではないで示しましたが、科学的
な手続きを経ずに、熱狂的なブームによって誕生した理論がビッグバン理論であることは、これまで再三述べてきた
通りです。
 ビッグバン理論は即座に捨てるべきです。

 ついでにいうと・・
 相対性理論にしても実験事実によって完全に間違っていることは明白なのですから(その上論理まで矛盾している)
即座に捨て去るべきなのです。-->「捧ぐ その1」「その2」「その3」「その4

 「それなら代替理論を示せ!」などとよく言われますね。
それはたいへんおかしな考えなのです。「私は科学を知りません」といっているようなもの。
観測事実や実験によって否定されれば、その理論を即座に捨てる、というのが科学的な態度です。

 「相対論やビッグバン理論は間違っている。よって捨てなければならない。これまでの相対論やビッグバンによって
説明がつくとされてきたものは、もっと他の理論(理屈)で説明がつくはずだ。それを皆で考えよう。」
と、こうならなければなりません。



2005/4/5 [Kさんからのメール]

 京都在住の会社員(エンジニア)Kさんから、上記ニュースに関して次のようなお便り(私のメールに対してのお返事)
をいただきましたので紹介させてもらいます。(>部分は私の文)

[Kさんからのメール]
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天文ニュ−スの記事の情報をありがとうございました。
そうですか最近は観測精度が上がって色々な事が分かってきて
いるのですね

> 見苦しい説明にあきれました。

「初期宇宙の銀河の進化過程は、決して同じように進んだわけ
ではなくバラエティーに富んでいることが、明らかにされた」という
出だしから、はじまって「初期宇宙は、広範囲に渡って複雑な姿を
していたらしい。。。」、「初期宇宙において、まもなく死を迎える銀河
の存在は、。。。」と、ビッグバン宇宙の発想のままです。

 まるで巨大な動物園を見るようだという形容は、私には宇宙が時間
的にも空間的にも無限に続く存在で、始まりなどない事を示しているよう
に思えます。「初期宇宙の銀河はバラエティに富んでいた」ではなくて
「ビッグバン宇宙を覆すような発見!」とでもすべきだと思うのですが

> ビッグバン理論はまもなく確実に崩壊すると思います。

 ご紹介いただいたサイトの天文ニュース2005/03/18 の
「90億光年先に、かなり成長した銀河団を発見」も興味深いです
これらの発見はビッグバン理論の崩壊の序奏曲でしょう

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註:色は杉岡が入れました。

 メール、 ありがとうございます。
 Kさんの感想は、誰もがそう思ってしまうまったく自然なものだと思いました。
とくに青色をつけた部分は、冒頭のニュースを読めばだれしも感じることではないでしょうか。

 私が一つ上で説明した通り、ニュース記事は完全に矛盾した説明となっているのに、それをあいまいに誤魔化
そうとしているところが許せないし情けないところです。

なぜ「ビッグバンはなかったのではないか」と単刀直入にいえないのか。なぜ自然に表現できないのか。
いまの科学はおかしな状況になっているなあと私のみならず読者のみなさんも感じられることでしょう。
(ただ、ニュースを読めばわかるように、専門家も「これはおかしい」と感じはじめていますが)
 
 観測事実が積み重ねられていけば、早晩、ビッグバン理論は自然に崩壊することになるでしょう。






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