マックノート彗星 その1

<ζ(3)の導出 Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー] >
<ζ(3)の導出 Cos[ s=3, π/3代入, πテイラー] >
<ζ(5)の導出 Cos[ s=5, 2π/3代入, πテイラー] >


 テイラーシステムでCos[ s=s, 2π/3代入, πテイラー]からζ(3)とζ(5)を導出した。
またCos[ s=s, π/3代入, πテイラー]からζ(3)を導出。


2007/1/13         <ζ(3)の導出 Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー] 

これまで「百武彗星」でCos[ s=s,π/2代入、πテイラー]を、「エンケ彗星」でCos[ s=s, π代入, π/2テイラー]を
「フェイ彗星」でCos[ s=s, 0代入, πテイラー]を調べた。ここでは、Cos[ s=s, nπ/3代入, πテイラー]を見たい。

 まずζ(3)を導出しよう。Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]を行う。

若干復習しておこう。
***********************************
テイラーシステムでの条件Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]とは
 f(x)=(cosx)/1^3 + (cos2x)/2^3 + (cos3x)/3^3 + (cos4x)/4^3 + ・・・ ----@
という母関数を考えそれに2π/3代入したf(2π/3)と、@をx=π周りテイラー展開したものにπ/3代入したf(2π/3)を
イコールとしてζ(3)を求めることをいう。
**********************************

 これで現代数学で不明とされるζ(3)がいとも簡単に導出できるのである。私が独自に開発したこの手法を
テイラーシステムと名づけた。
早速、Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]でζ(3)を出すことにする。

[ζ(3)の導出]Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]

 f(x)=(cosx)/1^3 + (cos2x)/2^3 + (cos3x)/3^3 + (cos4x)/4^3 + ・・・ -------@

という母関数を考える。
まず@で xに2π/3を代入すると
 f(2π/3)
 =-1/2・(1/1^3 + 1/2^3 - 2/3^3 + 1/4^3 + 1/5^3 - 2/6^3 + 1/7^3 + 1/8^3 - 2/9^3 + ・・・ )
 =-1/2・{(1/1^3 + 1/2^3 + 1/3^3 + 1/4^3 + 1/5^3 + 1/6^3 + 1/7^3 + 1/8^3 + 1/9^3 + ・・・ )
       - (3/3^3 + 3/6^3 + 3/9^3 + 3/12^3 + ・・・)}
 =-1/2・{ζ(3) - 3/3^3(1/1^3 + 1/2^3 + 1/3^3 + 1/4^3 + ・・・)}
 =-1/2・{ζ(3) - 1/3^2・ζ(3)}
 =-1/2・(1 - 1/3^2)・ζ(3)      ------A

となりζ(3)が現れた。変形の妙を味わって頂きたい。

 次に、@の右辺をx=πの周りテイラー展開すると次のようになる。

 f(x)= - (1-1/2^2)・ζ(3)  + log2・(x-π)^2 /2!
      - (1-2^2)・ζ(-1)・(x-π)^4 /4! + (1-2^4)・ζ(-3)・(x-π)^6 /6!
       - (1-2^6)・ζ(-5)・(x-π)^8 /8! + (1-2^8)・ζ(-7)・(x-π)^10 /10!
          ・・・・・・・・・・・                                 -------B

 無限個のζ(-n)値が出た。こちらにもζ(3)が出ている。
ζ(s)の関数等式
  ζ(1-s)=cos(πs/2)・Γ(s)・2^(1-s)・π^(-s)・ζ(s) 
を利用して、Bのζ(-1),ζ(-3)・・・をすべて現実的なζ(2) ,ζ(4),・・・に直して整理整頓すると次のようになる。

f(x)=-(1-1/2^2)・ζ(3)
    + 2{(log2/2)・(x-π)^2 /2!- (1-1/2^2)・1!ζ(2)・(x-π)^4 /(π^2・4!)
        - (1-1/2^4)・3!ζ(4)・(x-π)^6 /(π^4・6!) - (1-1/2^6)・5!ζ(6)・(x-π)^8 /(π^6・8!)
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----C

これにx=2π/3を代入して
f(2π/3)=-(1-1/2^2)ζ(3)
    + 2π^2{(log2/2)/(3^2・2!) - (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^4・4!)
        - (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^6・6!) - (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^8・8!)
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----D

  AとDは等しいので、ζ(3)を左辺にまとめて整理すると次のようになる。
ζ(3)=(72/11)(π/3)^2{log2/(2・2!) - (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^2・4!)
                 - (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^4・6!) - (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^6・8!)
                  - (1-1/2^8)・7!ζ(8)/(3^8・10!) - (1-1/2^10)・9!ζ(10)/(3^10・12!)
                      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----E

 これまでのものと違ったζ(3)の表式が得られた。logは自然対数。

 さて、ζ(3)の精密な値は、math worldによれば、
 ζ(3)=1.2020569032・・ 
である。
 このE右辺の収束は速く、初めからたったの4項で右辺=1.2020585・・となる。

[終わり]

 Eは収束しているので確認の必要はないのであるが、念のため、「エンケ彗星 その2」で見た テイラーシステムの
成立条件をここで確認しておく。次である。
テイラーシステムの成立条件(別表現)

 テイラーシステムが成立するには、Cos[ s=s, p代入,qテイラー]やSin[ s=s, p代入,qテイラー]
のp、q が次を満たす必要がある。

  | p - q | < R の場合はOK。       -------[T]

 ここでR は次のAやBをテイラー展開したときの収束半径である。

 f(x)=(cosx)/1^s + (cos2x)/2^s + (cos3x)/3^s + (cos4x)/4^s + ・・・ -----A

 g(x)=(sinx)/1^s + (sin2x)/2^s + (sin3x)/3^s + (sin4x)/4^s + ・・・   -----B

 ただし、収束半径を計算したとき(例えば、lim(An/An+1)(n->∞)で)、| p - q |がRとなる場合は、εを
無限小の小さい正の値とすると、@R+εかAR-εで区別できる。すなわち、@はR+ε>Rであり、Aは
R-ε<R なのである。               -------[U]


 今回のCos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]では[T]が成立していることを確かめよう。
さて、Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]であるから、条件と比較してp=2π/3、q=πである。
次に、Cの収束半径Rを求めよう。
f(x)=-(1-1/2^2)・ζ(3)
    + 2{(log2/2)・(x-π)^2 /2!- (1-1/2^2)・1!ζ(2)・(x-π)^4 /(π^2・4!)
        - (1-1/2^4)・3!ζ(4)・(x-π)^6 /(π^4・6!) - (1-1/2^6)・5!ζ(6)・(x-π)^8 /(π^6・8!)
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----C
より、右辺の{}内をみて、(x-π)^2=XとしてXのべき級数としての係数Anは
  An=(1-1/2^(2n-2))ζ(2n-2)/{2n・(2n-1)・(2n-2)・π^(2n-2)}
である。収束半径R1は、収束に関するダランベールの定理より、
R1=lim An/An+1=π^2
   (n-->∞)
となる。いまX=(x-π)^2としているから
結局
  収束半径R=π
となる。
以上より、
  p=2π/3、q=π、R=π
とわかった。
 明らかに、[T]の| p - q | < R が成立している。Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]は成立条件を満たしていること
がわかった。よって意味のある正しい(すなわち収束する)式Eが得られたのである。

 まとめておこう。

テイラーシステム Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]

ζ(3)
 =(72/11)(π/3)^2{log2/(2・2!) - (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^2・4!)
              - (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^4・6!) - (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^6・8!)
               - (1-1/2^8)・7!ζ(8)/(3^8・10!) - (1-1/2^10)・9!ζ(10)/(3^10・12!)
                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     }





2007/1/14         <ζ(3)の導出 Cos[ s=3, π/3代入, πテイラー] 

 次にCos[ s=3, π/3代入, πテイラー]でζ(3)を導出する。

[ζ(3)の導出]Cos[ s=3, π/3代入, πテイラー]

 f(x)=(cosx)/1^3 + (cos2x)/2^3 + (cos3x)/3^3 + (cos4x)/4^3 + ・・・ -------@

という母関数を考える。
まず@で xにπ/3を代入すると
 f(π/3)
 =1/2・(1/1^3 - 1/2^3 - 2/3^3 - 1/4^3 + 1/5^3 + 2/6^3
         + 1/7^3 - 1/8^3 - 2/9^3 - 1/10^3 + 1/11^3 + 2/12^3 + ・・・ )
 =1/2・{(1/1^3 - 1/2^3 + 1/3^3 - 1/4^3 + 1/5^3 - 1/6^3
      + 1/7^3 - 1/8^3 + 1/9^3 - 1/10^3 + 1/11^3 - 1/12^3 + ・・・ ) + (-3/3^3 + 3/6^3 - 3/9^3 + 3/12^3 -・・)}
 =1/2・{(1-1/2^2)ζ(3) + (-3/3^3 + 3/6^3 - 3/9^3 + 3/12^3 -・・)}
 =1/2・{(1-1/2^2)ζ(3) - 1/3^2・(1-1/2^2)ζ(3)}
=1/2・(1-1/2^2)・(1-1/3^2)ζ(3)        ------A

となりζ(3)が現れた。

 次に、@の右辺をx=πの周りテイラー展開すると次のようになる。

 f(x)= - (1-1/2^2)・ζ(3)  + log2・(x-π)^2 /2!
      - (1-2^2)・ζ(-1)・(x-π)^4 /4! + (1-2^4)・ζ(-3)・(x-π)^6 /6!
       - (1-2^6)・ζ(-5)・(x-π)^8 /8! + (1-2^8)・ζ(-7)・(x-π)^10 /10!
          ・・・・・・・・・・・                                 -------B

 無限個のζ(-n)値が出た。こちらにもζ(3)が出ている。logは自然対数。
このBは当然ながら一つ上のCos[ s=s, 2π/3代入, πテイラー]のものと同じである。

ζ(s)の関数等式
  ζ(1-s)=cos(πs/2)・Γ(s)・2^(1-s)・π^(-s)・ζ(s) 
を利用して、Bのζ(-1),ζ(-3)・・・をすべて現実的なζ(2) ,ζ(4),・・・に直して整理整頓すると次のようになる。

f(x)=-(1-1/2^2)・ζ(3)
    + 2{(log2/2)・(x-π)^2 /2!- (1-1/2^2)・1!ζ(2)・(x-π)^4 /(π^2・4!)
        - (1-1/2^4)・3!ζ(4)・(x-π)^6 /(π^4・6!) - (1-1/2^6)・5!ζ(6)・(x-π)^8 /(π^6・8!)
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----C

これにx=π/3を代入して
f(π/3)=-(1-1/2^2)ζ(3)
    + 2(2π/3)^2{log2 /(2・2!) - (1-1/2^2)・1!ζ(2)・(2/3)^2 /4!
        - (1-1/2^4)・3!ζ(4)・(2/3)^4 /6! - (1-1/2^6)・5!ζ(6)・(2/3)^6 /8!
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----D

  AとDは等しいので、ζ(3)を左辺にまとめて整理すると次のようになる。
ζ(3)
=(24/13)・(2π/3)^2・{log2 /(2・2!) - (1-1/2^2)・1!ζ(2)・(2/3)^2 /4!
            - (1-1/2^4)・3!ζ(4)・(2/3)^4 /6! - (1-1/2^6)・5!ζ(6)・(2/3)^6 /8!
              - (1-1/2^8)・7!ζ(8)・(2/3)^8 /10! - (1-1/2^10)・9!ζ(10)・(2/3)^10 /12!
                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----E

 これまでのものと違ったζ(3)の表式が得られた。

 さて、ζ(3)の精密な値は、math worldによれば、
 ζ(3)=1.2020569032・・ 
である。
 このE右辺の収束も速く、初めから4項で右辺=1.20220384・・となる。電卓で確認した。

[終わり]

 Eは実際に収束しているので確認の必要はないが、念のため、「エンケ彗星 その2」で見た テイラーシステムの
成立条件を確認しておく。一つ上の場合と同様にする。
 今回のCos[ s=3, π/3代入, πテイラー]でも[T]が成立していることを確かめよう。
Cos[ s=3, π/3代入, πテイラー]であるから、条件Cos[s=s, p代入,qテイラー]と比較してp=π/3、q=πである。
また、べき級数Cは一つ上でみたCと同じなので、その収束半径Rは
  収束半径R=π
となる。
以上より、
  p=π/3、q=π、R=π
とわかる。明らかに、[T]の| p - q | < R が成立している。Cos[ s=3, π/3代入, πテイラー]は成立条件を満たしてい
ることがわかった。よって意味のある正しい(すなわち収束する)式Eが得られたのである。

 まとめておこう。
一つ上のCos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]のと一所に並べておこう。

テイラーシステム Cos[ s=3, π/3代入, πテイラー]

ζ(3)
=(24/13)・(2π/3)^2・{log2 /(2・2!) - (1-1/2^2)・1!ζ(2)・(2/3)^2 /4!
           - (1-1/2^4)・3!ζ(4)・(2/3)^4 /6! - (1-1/2^6)・5!ζ(6)・(2/3)^6 /8!
             - (1-1/2^8)・7!ζ(8)・(2/3)^8 /10! - (1-1/2^10)・9!ζ(10)・(2/3)^10 /12!
                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    }


テイラーシステム Cos[ s=3, 2π/3代入, πテイラー]

ζ(3)
 =(72/11)(π/3)^2{log2/(2・2!) - (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^2・4!)
              - (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^4・6!) - (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^6・8!)
               - (1-1/2^8)・7!ζ(8)/(3^8・10!) - (1-1/2^10)・9!ζ(10)/(3^10・12!)
                  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    }





2007/1/17        <ζ(5)の導出 Cos[ s=5, 2π/3代入, πテイラー] 

 次にCos[ s=5, 2π/3代入, πテイラー]でζ(5)を導出する。

[ζ(5)の導出]Cos[ s=5, 2π/3代入, πテイラー]

 f(x)=(cosx)/1^5 + (cos2x)/2^5 + (cos3x)/3^5 + (cos4x)/4^5 + ・・・ -------@

という母関数を考える。
まず@で xに2π/3を代入すると
 f(2π/3)
 =-1/2・(1/1^5 + 1/2^5 - 2/3^5 + 1/4^5 + 1/5^5 - 2/6^5 + 1/7^5 + 1/8^5 - 2/9^5 + ・・・ )
 =-1/2・{(1/1^5 + 1/2^5 + 1/3^5 + 1/4^5 + 1/5^5 + 1/6^5 + 1/7^5 + 1/8^5 + 1/9^5 + ・・・ )
       - (3/3^5 + 3/6^5 + 3/9^5 + 3/12^5 + ・・・)}
 =-1/2・{ζ(5) - 3/3^5(1/1^5 + 1/2^5 + 1/3^5 + 1/4^5 + ・・・)}
 =-1/2・{ζ(5) - 1/3^4・ζ(5)}
 =-1/2・(1 - 1/3^4)・ζ(5)      ------A

となりζ(5)が現れた。

 次に、@の右辺をx=πの周りテイラー展開すると次のようになる。

 f(x)= - (1-1/2^4)・ζ(5) + (1-1/2^2)・ζ(3)(x-π)^2 /2!- log2・(x-π)^4 /4!
      + (1-2^2)・ζ(-1)・(x-π)^6 /6! - (1-2^4)・ζ(-3)・(x-π)^8 /8!
       + (1-2^6)・ζ(-5)・(x-π)^10 /10! - (1-2^8)・ζ(-7)・(x-π)^12 /12!
          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・          -------B

 こちらにもζ(5)が出た。ここでζ(s)の関数等式
  ζ(1-s)=cos(πs/2)・Γ(s)・2^(1-s)・π^(-s)・ζ(s) 
を利用して、Bのζ(-1),ζ(-3)・・・をすべて現実的なζ(2) ,ζ(4),・・・に直して整理整頓すると次のようになる。

f(x)=-(1-1/2^4)・ζ(5) + (1-1/2^2)・ζ(3)(x-π)^2 /2!
    + 2{-(log2/2)・(x-π)^4 /4!+ (1-1/2^2)・1!ζ(2)・(x-π)^6 /(π^2・6!)
        + (1-1/2^4)・3!ζ(4)・(x-π)^8 /(π^4・8!) + (1-1/2^6)・5!ζ(6)・(x-π)^10 /(π^6・10!)
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----C

これにx=2π/3を代入して
f(2π/3)=-(1-1/2^4)・ζ(5) + (1-1/2^2)・ζ(3)(π/3)^2 /2!
    + 2π^4{-log2 /(2・3^4・4!) + (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^6・6!)
        + (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^8・8!) + (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^10・10!)
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----D

 AとDは等しいのでζ(3)を左辺にまとめて整理すると次のようになる。

{(1-1/2^4) - 1/2・(1 - 1/3^4)}ζ(5)
  = (1-1/2^2)・ζ(3)(π/3)^2 /2!
    + 2(π/3)^4{-log2 /(2・4!) + (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^2・6!)
               + (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^4・8!) + (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^6・10!)
                  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     } -----E

さらに左辺をまとめて

ζ(5)
= (1296/575)[(1-1/2^2)・ζ(3)(π/3)^2 /2!
           + 2(π/3)^4{-log2 /(2・4!) + (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^2・6!)
                     + (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^4・8!) + (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^6・10!)
                        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     }] ---F

 これまでのものと違ったζ(5)の表式が得られた。logは自然対数。
 さて、ζ(5)の精密な値は、math worldによれば、
 ζ(5)=1.0369277551・・
です。
 このF右辺の収束は速く、初めからたったの3項で右辺=1.03691739・・となる。

[終わり]

 まとめておこう。

テイラーシステム Cos[ s=5, 2π/3代入, πテイラー]

ζ(5)
= (1296/575)[(1-1/2^2)・ζ(3)(π/3)^2 /2!
           + 2(π/3)^4{-log2 /(2・4!) + (1-1/2^2)・1!ζ(2)/(3^2・6!)
                     + (1-1/2^4)・3!ζ(4)/(3^4・8!) + (1-1/2^6)・5!ζ(6)/(3^6・10!)
                        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     }]






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