調布飛行場残影
これらのページには、調布飛行場戦時施設の写真を集めました。調布飛行場は昭和20年5月25日の夜間大空襲によって多くの建物が焼失し、また占領後は西半分が水耕農場となって大変貌を遂げたため、戦後まで生き残ったものは僅かでしたが、飛行場が東京都に返還された当時(昭和49年頃) には、まだいくつか存在していました。これらの写真は、その最期の姿です。
近年、僅かに残った遺構を残そうという動きが高まっています。残せるのならそれに越したことはありませんが、物に拘るほどに、本来これら遺構・遺物の主であったはずの「人」への関心は逆に薄れてしまうように思えてなりません。
物に拘るのと並んで、否、遙かそれ以上に、前途ある命を国のために投げ出した英霊たちのことを胸に留め、記録し、未来の日本人たちに、日本の歴史として誇りを持って語り伝えることこそ重要だと私は信じます。それこそが真の慰霊でもありましょう。