JSR(日本合成ゴム)
JSRが汐留住友ビルにあるようです。最寄り駅は汐留のようですが、新橋からも歩けます。近くにソフトバンクもあるようです。JSRは昭和32年に日本合成ゴム株式会社設立、平成9年にJSRに社名変更。

JSRは事業分野が幅広く、エラストマー事業(合成ゴム(スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴムなど)、熱可塑性エラストマー、エマルジョン(紙加工用ラテックス、一般産業用ラテックス、アクリルエマルジョン、原料ラテックス)、機械化学品(高機能コーティング材料、高機能分散剤、工業用粒子潜熱蓄熱材料遮熱塗料用材料、電池用材料))、合成樹脂事業(ABS樹脂、AES樹脂、AS樹脂、ASA樹脂など)、ファイン事業(半導体材料(フォトレジスト、多層材料)、ディスプレイ材料(カラー液晶用材料、反射防止膜材料、機能性コーティング材料)、光学材料(耐熱透明材料、機能性フィルム、光ファイバー用コーティング材料、光造影、光成形))などをやっているようです。

液晶表示の配向膜は世界シェアの5割のようですが、アップルが有機ELに切り替えると発表してから、中国経済の減速、LCDテレビ、スマホの需要不振の影響で利益が11%減となったようです。

平成23年には東京エレクトロンイビデンと共同で次世代リチウムイオンキャパシタLIC総合技術研究組合を設立したとのことです。その他にもIHIの固体ロケット燃料もやっているようです。

もともとタイヤ原料の合成ゴムがメインの会社で走行抵抗の低い溶液重合エチレンブタジエンゴム(S-SBR)にも力を入れているようです。

低燃費タイヤ向けS-SBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)
旭化成 23.0万トン 国内13万トン、シンガポール10万トン 連続重合
日本ゼオン 12.5万トン 国内5.5万トン、シンガポール7万トン バッチ重合
JSR 11.0万トン 国内6万トン、タイ5万トン バッチ重合
住友化学 4.8万トン 国内0.8万トン、シンガポール4万トン バッチ重合
JSRは低燃費タイヤ用のS-SBRについて開発から量産までの一体組織を四日市に集約するほか、生産規模増強(タイ子会社の拡張、平成30年にはハンガリーの新工場稼働)を計画し、ブリジストン、ミシュラン、グッドイヤーなどへの拡販を予定しているのに対し、旭化成もシンガポール工場の増強を予定し、住友化学と日本ゼオンは低燃費タイヤ向けS-SBRの事業統合を行い、平成29年4月に新会社を発足させるようです。

低燃費タイヤ向けS-SBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)(平成29年計画含む)
旭化成 26.0万トン 国内13万トン、シンガポール13万トン 連続重合
JSR 22.0万トン 国内6万トン、タイ16万トン バッチ重合
ZSE 20.3万トン 国内6.3万トン、シンガポール14万トン バッチ重合
ZSE(ZSエラストマー)は、平成29年4月に日本ゼオンと住友化学が事業統合を行った会社です。

JSRは、平成28年9月に500万ドルを出資したカーボン3D(カリフォルニア州)の新型高速3Dプリンタを筑波研究所に導入したとのことで、大型造形物が従来の3日程度から40分程度に短縮できるようで、LED光で固まる光硬化性樹脂を用いるようです。

平成29年にJSR子会社のテクノポリマーと宇部興産三菱レイヨンの共同出資会社UMGABSの事業を吸収する形でABS樹脂事業の統合をしたようです。