キャノン
キャノンがあります。近くにはドコモのビルもあるようです。キャノンの拠点は、本社(下丸子)研究開発部門、本社管理部門、事業本部など、矢向事業場(インクジェットプリンター、インクジェット化成品)、川崎事業場(生産装置、金型の研究開発と生産、半導体デバイスの研究開発、電子写真技術等の研究開発)、玉川事業場(品質技術の開発)、小杉事業場(映像事務機のソフトウェア開発)、平塚事業場(ディスプレイの開発、微細加工素子の開発)、綾瀬事業場(半導体デバイスの開発)、富士裾野リサーチパーク(電子写真技術などの研究開発)、宇都宮事業場(EFレンズ、各種レンズ(ビデオ用、放送局用、事務機用、液晶プロジェクター用)、特殊光学レンズ、半導体露光装置、FPD露光装置の開発、光学関連技術の研究開発)、取手事業場(映像事務機・化成品の生産、電子写真技術の研究開発)、阿見事業場(FPD露光装置の生産)、溝の口研修センター、上里事業場(医療機器用デバイスの開発)、大分事業場(半導体デバイスの生産)、大分ものづくり人材育成センターなどがあるようです。

国内の医療機器メーカー(平成27年関連売上)
オリンパス 6150億円 消化器内視鏡、外科治療器器
テルモ 5250億円 カテーテル、血液関連製品、ディスポーサブル製品
東芝メディカル 2799億円 CT、MRI、超音波診断装置、粒子線がん治療装置
東芝グループ4400億円
富士フイルム 4200億円 消化器内視鏡、医療IT機器画像診断装置
ニプロ 3650億円 治療器器、医薬品
日立製作所 3600億円 超音波診断装置、MRI、CT、粒子線がん治療装置
シスメックス 2520億円 検体検査機器、試薬
日本光電 1670億円 生体情報モニタ、脳波計、AED
フクダ電子 1090億円 心電計、生体情報モニタ
オムロン 1070億円 血圧計など
コニカミノルタ 850億円 デジタルX線撮影装置、超音波診断装置、医療IT装置
キャノン デジタルX線撮影装置、眼底カメラなど
東芝は平成28年3月に東芝メディカルをキャノンへ6655億円で譲渡契約を締結したと発表したようです。

キャノンは、半導体露光装置では、ArF液浸露光装置でASML(オランダ)やニコンに大きく水をあけられ、東芝が増設する四日市工場で採用されるナノインプリント露光装置で露光装置シェア奪還を賭けているようです。ちなみにナノインプリント装置はキャノンの宇都宮事業場が対応し、回路原版は大日本印刷が対応しているようです。

キャノンは平成16年からナノインプリントの技術開発を行い、平成26年にモレキュラーインプリント(アメリカ:現キャノンナノテクノロジーズ)を買収し量産用装置の開発を行い、平成29年7月に東芝メモリの四日市工場へ納入したようです。

キャノンは、平成29年にナノインプリント装置を東芝の四日市工場へ納入したようですが、露光装置で圧倒的なシェアを有するASMLがEUV露光装置(1台100億円以上)の量産を開始し、平成29年に12台、平成30年に20台の出荷を見込んでいるようです。しかしながら、新技術対応は1000億円規模の投資が必要となるため、ニコンは新規投資を絞って、既存顧客の対応を優先するようです。

キャノンは平成28年7月にレガシー技術の200nmウェハーに対応したKrF光源の露光装置を発表したようです。200nmウェハーは部品メーカーが買収した半導体工場で需要が多いようです。
平成24年にASMLのEUV技術開発に向けてインテル(米国)、サムスン(韓国)、TSMC(台湾)が出資しているようです。平成28年にASMLは平成30年頃から量産される7nm製品からEUV極紫外線露光装置を採用するため、電子ビーム式検査装置で世界シェア80%の漢民微測科技(エルメス・マイクロビジョン台湾)を3200億円で買収するそうです。

ちなみに、有機ELの蒸着装置ではキャノントッキ(新潟)が有名なようです。キャノントッキは東京にオフィスがあるほか平塚にも事業所があるようです。

キャノンは、カメラやプリンタの精密部品を製造するキヤノン電子が中心となり小型の人工衛星を開発し、性能実証機を平成29年3月にインド宇宙研究機構のロケットPSLVで打ち上げるようで、今後小型衛星の市場に参入するとのことです。

キャノンの最近のM&A
金額 業務内容
平成22年
2月
オプトボル・テクノロジー(ポーランド) 約79億円 眼科診断機器
平成22年
3月
オセ(オランダ) 約980億円 業務用大型印刷機
平成23年
6月
エルクコーポレーション(日本) 約38億円 医療機器商社
平成23年
7月
メディアン・テクノロジーズ(フランス) 約10億円 病院向けITサービス
平成24年
5月
昭和情報機器(日本) 約24億円 業務用印刷機
平成26年
1月
マテリアルオートメーション(タイ) 日本企業向けITサービス
平成26年
4月
モレキュラーインプリント(米国) 半導体製造装置
平成26年
6月
エーアンドエー(日本) 3DCADソフト販売
平成26年
6月
マイルストーンシステムズ(デンマーク) 映像管理ソフト
平成27年
5月
アクシスコミュニケーションズ(スウェーデン) 約2800億円 ネットワークカメラ
平成28年
3月
東芝メディカル(日本) 約6655億円 CT、MRI、超音波診断装置

 CT(コンピュータ断層撮影装置)2015年度シェア
シーメンス(独) 28%
ゼネラル・エレクトリック(米) 28%
東芝メディカルシステムズ(日) 24%
フィリップス(蘭) 11%
日立製作所(日) 5%
その他 4%

MRI(磁気共鳴画像装置)2015年度シェア
シーメンス(独) 33%
ゼネラル・エレクトリック(米) 30%
東芝メディカルシステムズ(日) 17%
フィリップス(蘭) 6%
日立製作所(日) 6%
その他 8%

コピー機プリンタ等(2016年上期)
売上高 増減率 営業利益 増減率
キャノン 2兆4363億円 -11.7% 1487億円 -40.1%
リコー 9714億円 -11.3% 165億円 -70.5%
富士ゼロックス 5361億円 -9.5% 369億円 -23.7%
コニカミノルタ 4620億円 -8.9% 185億円 -34.3%
キャノンは1月~9月、他は4月~9月
コピー機やプリンタなどの複合機の売上げが低迷し、各社とも厳しい状況のようです。

キャノンオプトロンが波長の違う紫外線で2色に光る蛍光材料を開発したようです。材料は透明性が高く、多面体や粉末に加工できる赤(255nm照射)、青(365nm照射)タイプと緑(255nm照射)、白(365nm照射)タイプの2種類で模造品の防止などに活用できるとのことです。

キャノンはネットワークカメラにも注力しており、1台のカメラで多人数をカウントできる多人数カウントシステムカメラを開発しており、People Counter Version 1.0では、横向きや後ろ向きの人も識別し1500人のカウントが可能でしたが、平成29年には4Kカメラの静止画像で7000人を一度にカウントできる性能を実現したようです。なお、顔画像認証ではNECがトップクラスのようです。