北欧神話−Nordiske Myter

サイトTOP2号館TOPコンテンツTOP

古今東西・北欧神話

大正〜昭和初期に語られた物語


日本に北欧神話というものが知られ始めた最初の頃、人々が読んでいた「北欧神話」とは、現在のものとは違うものなのか?
そんな疑問を抱いたのは、北欧神話資料の末尾に記された、数多くの「参考・参照文献」一覧を眺めていた時のこと。可能な限り遡って見つけた資料の゛初版」日付は、昭和8年。戦前の日本において、北欧神話を日本の人々に紹介した本があった。

、この古い本の中につづられていたものは、今ではおそらく知られていないであろう幾つかの物語だ。中身を見ると、ほとんどが抄訳。また、「エッダ」以外を出典とするものが多い。かつては、物語の出典を気にすることなく、すべて同列の「神話」として、紹介されていたようだ。

ここは、そんな「かつて北欧神話として紹介された」ストーリーを、皆さんに楽しんでいただこう、というコーナーです。
1. ホルダの亜麻
2.フリッグの首飾り
3.ロキが子供を救う物語
4.炎の爪
5.チュールの剣
6.オッド探訪、フレイヤの旅
7.オーディンのご褒美
8.エーギルとラーンの死者集め
9.ヴィーザルの誕生
10.フォルセティの島
11.ヘルと死者の爪の船
12.スタルカドルの運命
13.ウルとスカジ、その関係は?
14.ブラギ誕生
15.ニョルズとエーギルの敵対
16.イドゥン喪失
17.ヘイムダル改造事件


※これらの物語について、元資料を追えたものについては、それぞれのエピソードの下に説明を付け加えてあります。また、いくつかのエピソードについては、「ゲスタ・ダノールム」が出典のようですが、固有名詞のカナ表記がかなり変わっているため、正確にそうかどうかは言い切れない部分もあります。


北欧神話入り口へ戻る