斎 藤 宣 成 主将 福島県 学校法人南光学園 東北高等学校 経済学部 後衛 就職先 ・・・ ◎ 主将として、気配りとともにムードメーカー役も果たす齊藤選手は、東北高校から初めてスポーツ推薦で受け入れた選手。理論的な戦略と大きなフォームから繰り出す思い切りの良いストロークが、持ち味。破壊力を発揮したり、苦しんだり…成長し続ける4年間だった。 ◎ その開花は、1回生のシーズン最後、関西学生選抜インドアに当時の生田主将のペアとして、代理出場した頃。そして、爆発したのは、2回生のインカレ大学対抗。レギュラーとして、準優勝。ベスト8をかけた愛知学院戦で、大将を撃破した斎藤選手のプレーは圧巻だった。 ◎ 4回生の春季リーグ戦を制覇し、王座決定戦出場。その選手宣誓では、自らが東日本大震災で未曾有の被害を受けた福島県出身であることを踏まえた感動的コメントを披露。高校時代から「努力の人」と評された斎藤選手は、インカレ準優勝の立命館大学を牽引する主将として、その足跡を残した。4年間の経験を活かした今後の活躍に期待したい。 主な戦績 インカレ大学対抗…準優勝、全日本大学王座決定戦…4位×2、 西日本大学対抗…ベスト8、関西学生リーグ戦…優勝、準優勝x2、 小村カップ…優勝、西日本学生…ベスト32、関西学生…ベスト32、 京都学生…ベスト8×2、京都学生新進…準優勝、国体福島県代表選手 |
東 方 佑 太 副将 和歌山県 和歌山北高等学校 経済学部 前衛 就職先 積水ハウス株式会社 ◎ 常に優しい眼差しでチームを冷静にリードする副将、東方選手は、部員皆から慕われ、信頼感溢れる存在を確立してきたが、プレーヤーとしても、1回生の春季リーグ戦からレギュラーとして活躍し続けた◎ コートに立つ、東方選手は、厚い面と低い重心を活かしたボレー・スマッシュ・レシーブ等の全てに高度な技術力と安定感があり、本来、後衛からも信頼の厚い選手であった…が、とにかく「人」が良過ぎ。対戦相手を欺くことなく、敵からも高感度の高い選手であったかも…。 ◎ しかし、3回生では、安藤及び宮本とのペアでベテランぶりを発揮。東方選手の立命館における集大成とも言えるゲームを展開し、自らが和歌山県国体代表選手に恥じないプレーを披露。「チーム事情が苦しい時には、東方選手がいる。」とレギュラー陣の心の支え役も果たした。 ◎ 温もりを感じる「人柄」と体育会で鍛えた精神力のコラボが社会人として大きく華を開く姿に期待したい。 主な戦績 全日本大学王座決定戦…4位、関西学生リーグ戦…準優勝 西日本学生…ベスト64、関西学生…ベスト40、京都学生…ベスト8、ベスト16×3、 京都学生新進…準優勝、国体和歌山県代表選手 |
安 藤 奨 平 副将 奈良県 大和高田市立高田商業高等学校 経済学部 後衛 就職先 東京消防庁 ◎ 名門「高商」出身の安藤選手の立命館大学4年間は、山あり谷あり。 1回生の春季リーグ戦から、まずシングルスでレギュラーデビューを果たし、秋季リーグ戦ではダブルスで登場。サウスポーから繰り出すしなやかなフォームと軽快なフットワークには、期待が集まった。 ◎ 明るい笑顔で、子気味良く攻める安藤選手の技術力は、2回生になり、一層の磨きがかかりリーグ戦でのレギュラーの座は、揺るがないが、とにかく「真面目」。大事な場面ほど変に考え過ぎ、思い切れない。 ◎ 我武者羅に突き進めばいいのに、頭が良いのか?余計なことを考え、その考えは、就職など将来展望にも及び、クラブを続けるかどうか?までに発展したが、少し休憩を取り、ここで初めて度胸が据わった。 ◎ 努力の結果、進路は「東京消防庁」。人の生命、身体や財産を守ると いう限りなく崇高な営みである。この職こそ安藤選手が、立命館大学やソフトテニスで培った胆力を余計なことを考えず貫かなければならないものである。大いなる活躍に期待をして止まない。 主な戦績 関西学生リーグ戦…準優勝、西日本学生…ベスト64、関西学生…ベスト64、 関西学生シングルス…ベスト32、京都学生…ベスト16×3、京都学生新進…優勝、 |
西 川 慶 主務 三重県 三重県立神戸高等学校 経済学部 後衛 就職先 日本トランスシティ株式会社 ◎ 西川選手の「笑顔」が、立命館大学のレベルアップに結び付いたと言っても過言ではない。久々の本格派「主務」。電話でチームの状況が、即把握できる説明能力には、安定感に緻密さも兼ね揃える。 ◎ その主務力の潜在能力の高さに加え、選手としての役割にも磨きがかかった。ダブル後衛の機会も多かったが、それでも明るくガンガン攻める西川選手のソフトテニスは、コンパクトで膝が柔らかいため、ミスも少ない。従って、主力選手の練習相手にも最適のプレーヤー。 ◎ その結果、3回生の春季リーグ戦は、シングルスのレギュラーとして起用された。勝敗に関わらず、積極的で引かない。そして、最後まで明るく楽しんでいる雰囲気があるので、ムードは絶対に下がらない。 ◎ 誠実で、礼儀正しく、行動力もある西川選手の存在は、チームの「和」の要であり、彼が、冷静にチームを分析した時のアドバイスは的確。社会人としての活躍の可能性も大きいと想像が膨らむ。楽しみだ。 主な戦績 関西学生リーグ戦…準優勝、京都学生…ベスト16x2、京都学生新進…ベスト8×2 |
奥 野 彰 文 体育会本部役員 京都府 京都府立宮津高等学校 政策科学部 後衛 就職先 舞鶴市役所 ◎ 奥野選手のストロークは、豪快。大きく構えるフォームからソフト テニスを愛して止まない心が伝わってくる。立命館大学体育会ソフトテニス部の長い歴史を築いてきた歴代の選手に共通の香りがする。 ◎ ダブル後衛で大会に出場する機会も多かったが、研究熱心であり、攻撃するコースの幅も広く、1回生の春から関西六大学リーグ戦等に出場。応援時などは、チームのムードメーカーとしての心配りもある。 ◎ 衣笠キャンパスから練習に通うという厳しい環境の中であったが、体育会本部役員としての役割を果たすことでチームに貢献する立場を確立した。幅広い選手の持ち味を融合することで総合力向上を目指す立命館にはなくてはならない存在となった。 ◎ 他の選手にない努力を4年間積み重ねた奥野選手が、社会人として選んだステージは、京都の北部地域の活性化を担う舞鶴市役所。意欲的な行政マンがラケットを持ち続け、息の長いプレーヤーとして活躍し、テニスコートで会えることを楽しみにしている。 主な戦績 京都学生…ベスト32、関西六大学リーグ…3位×2、4位 |
久 木 翔 平 会計 大阪府 私立桃山学院高等学校 理工学部 後衛 就職先 立命館大学大学院に進学 ◎ サウスポー久木選手は、丁寧な構え、低い腰、しっかりと踏み込む右足、そこから放たれるボールには、粘りがある。後衛のプライドを忘れないフォームの久木選手は、今年の卒業生の中で上達率No1。 ◎ ダブル後衛での大会出場も多かったが、常に努力を惜しまず、一生懸命頑張って、甘いマスクに汗を流して戦う久木選手の姿は、チーム一丸となって真面目に戦おうとしている立命館大学の象徴でもあった。 ◎ 一貫して、学年の差を感じさせない久木選手のコートにおける練習態度は、好感度も高く、多くの部員から慕われるため、チームの「和」に欠かせない静かな蝶番(チョウツウガイ)的存在としての役割を果たしている。 ◎ 幅広い選手層の融合の中で「日本一」を目指すチームづくり…この理想を立命館が追求するために必ず必要な久木選手は、幸い大学院への進路を選んでくれた。引き続きラケットを持ってコートで汗を流す機会を作り、模範選手の在り方を披露してくれることを期待する。 主な戦績 京都学生大学対抗…ベスト8、京都学生優勝大会…ベスト8、 関西六大学リーグ…3位×2、4位 |
山 内 華 子 主将 京都府 学校法人淀之水学院 淀之水高等学校 経営学部 後衛 就職先 レバレジ―ズ株式会社 ◎ 「山内主将」は、立命館大学女子部の歴史に刻まれる大黒柱。入学当初から孤軍奮闘の活躍をするが、チームは2部転落。立命館の将来が、スリムな山内選手の肩に圧し掛かるが、歯を食い縛る4年間。が、自らが主将として、その集大成…悲願の「1部復帰」を成し遂げた。 ◎ 山内選手のストロークは、シャープで深く相手コートに突き刺さる。そこには、思い切りの良さに度胸の強さも兼ね揃える…にも関わらず上手さに加えた粘り強さがあるので、勝負にも強い。2部リーグの時であっても西日本大学対抗で、2年連続ベスト4の戦績を収めたのも2人だけの学年、舛井選手との頑張りにより成し得た快挙である。 ◎ シャープなプレーが似合う一見は、「大阪のやんちゃ娘」だが、実は、冷静な判断力の持ち主で、その持ち味は、主将になって名前のごとく開花した。その成果が、少数チームでも活力ある立命館を構築した。 ◎ 大阪の国体代表選手も務め、立命館で色々と磨きをかけた山内選手が、いよいよ社会人。明るく、楽しく、元気よく、頑張れ! 主な戦績 インカレ…ベスト64,西日本大学対抗…3位×2、同個人…ベスト32, 同シングルス…ベスト16×2 関西学生…ベスト8,同シングルス…ベスト8×2 関西リーグ…1部昇格,京都学生…優勝,準優勝x2 |
舛 井 涼 子 主務 広島県 私立広島翔洋高等学校 経営学部 前衛 就職先 広島駅弁当株式会社 ◎ 立命館の悲願「1部復帰」を成し遂げたプレーイングマネージャー、 舛井選手も入学当初から、山内選手とともに重圧のかかるスタートを切った。明るい笑顔と歯切れの良い口調でチームを支え、少数精鋭のチームを暗い雰囲気にしないための努力と配慮を重ねた4年間だった。 ◎ 舛井選手がコートに立つと「空気が変わる!」と言われるほど存在感がある。基本に忠実なネットプレーやレシーブ、大胆なポジション、そして、立命館の舛井選手と言えば、攻撃力を誇るスマッシュが魅力。コート狭しと動き回る舛井選手の輝く瞳は、明らかに楽しんでいる。◎ その信頼の厚さも並でない。何事にも納得いくまで追い求める姿勢は、努力家の証拠。自らの意思にブレがないため、常に判断は冷静。後輩達にとって頼もしく、この上ない正に頼れる「姉貴」という存在。 ◎ 舛井選手なら、社会の厳しい波も涼しい顔で乗り越えるだろうが、 立命館出身の選手として、広島でも一層の活躍を期待して止まない。 主な戦績 西日本大学対抗…3位×2、同個人…ベスト32×3,関西学生…ベスト64, 同シングルス…ベスト64,関西リーグ…1部昇格,京都学生…準優勝x2、3位 |