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−8月26日−
【世界遺産、知床半島でカラフトマス!】
〜北海道 知床半島 ペキンノ鼻 初日その@〜
朝3時起床。車中泊してた港の辺りを見てみると、すでに何人かの釣り人が慌しく動いてました。
先日、渡し船をお願いしていた船長さんからは4時出発と聞いてましたが、
もうすでに荷物の積み込みを始めていた様です。これは急がなくては!(´д`;)
しかし渡し船は何隻か有るらしく、暗くてどれが予約してた船だか判らないw
待っている釣り人に「すいません、○○さんとこの船ですか〜?」と聞き回り、
ようやく3人目で同じ船の人を発見。急いで荷物を積み込みます。
積み込みしながらふと思う、我ながら荷物が多いなぁ。ルアーにフライにロックに渓流タックル。
さらに調理用一式に寝袋や着替え云々・・・7人でしたが、私の荷物で1/3以上ありました(´∀`;)
まぁキープを考えていないので、大型クーラーを持っていかなかったのが幸いでしたねw
あれで大型クーラーまで積もうと思ったら、きっと怒られていたかもしてれません(´д`;)
そして時間は4時少し前。まだ薄暗い中、いよいよ船が出航!!
噂には聞いていましたが、港を出るないなやフルスロットル!w
決して凪とは言えない海を、高速でぶっ飛ばしながら目的地であるペキンの鼻まで進みます。
ただ流石はこちらの船長さん、熟練の海の漢と言った感じでしょうか。

巧みに船を操り、これだけ波もあり高速で走っていてもバッタンバッタン跳ねる事も少なく、
それどころか決して凪とは言えない状況で、ほとんど波しぶきを受ける事も無く快適だったのは驚きでした。
爆走する船で進む事30分ほど。ようやくペキンの鼻が見えてきました。

この距離、たしかにちんたら走ってては時間が掛かりますねw
なんて言うんでしょう。この風景を見ただけでドキドキして堪りません(´∀`)=3ムッハー
本州から北海道に来て、木々や川など自然の形状の違いに感動したものですが、
ここ知床はまた北海道のそれとも掛け離れ、独特の美しさが有ります。
皆は到着するや一目散にポイントへと掛けていきましたが、私はこの美しい風景を前に、
毎回釣りに同行させている一眼レフカメラとデジカメを従え、しばらく撮影モードに入ってました(´∀`;)
しばらく撮影をした後、荷物を小屋に片付けいよいよ釣行開始。
とは言え、カラフトマス釣りなんて釣り方が良く判りません(´∀`;)
そんな中、この場所のベテランHさんからカラフトの通り道などを教えてもらいました。
ギンピカのフレッシュなカラフトを狙うなら、あの通り道を狙う訳ですな(´∀`)
そして釣り方も観察。とは言えやはり釣り方は千差万別。ウキを使う人、スプーンの人、フライの人。
私もとりあえずスプーンでチャレンジ。とある番組ではリフトフォールが効くとか言ってました。
リフト〜、フォール、リフト〜、フォール。誘ってみますが掛かるのはコンブのみ(´д`;)
周辺には大量のコンブが有り、余りリフト&フォールは有効ではなさそうでした。
って事で続いてはウキを使ったスプーンの遅引きでチャレンジ。スプーンにタコベイトも付けます。
狙う場所は、先ほどHさんから教えてもらったカラフトの通り道。
しかし向かい風が強く、なかなか届きません・・・(´д`;)
風が弱くなった瞬間を狙いフルキャスト!良い場所にルアーが落ち、ゆっくり引きながら誘ってみました。
しかし沖目ではアタリが無く、手前までルアーが戻り回収しようとした瞬間、
目の前で「ギラリ」と何者かがルアーをひったくって行くじゃ有〜りませんか!

キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!

とアワセると見事HIT。目の前で事に少し慌てましたが、そのまま岸にズリ上げ成功。
初めてのカラフトマスは、見事ギンピカ50UPの雌のカラフトマス。
手前の川の流れ込む淡水との混ざった周辺にこんな綺麗なカラフトは居ないと思いますので、
多分沖からず〜と着いてきて、ルアーが止まった瞬間にたまらずに食ってしまったんでしょうねw
とりあえず初の一匹に大満足!でもこんなにアッサリ釣れて良いんでしょうか?流石知床!(´∀`;)
普通だったら「次いくぞ!」となるんでしょうが、そこはのんびりモノの私です。
「さてイクラ作りでもすっか!」朝マズメとも言える時間に、イクラ作りに勤しむ事となりましたw
それも夜のイクラ丼の為!半日は醤油漬けにしたいと計画をしていたので、早めの作業が必要です。
魚を捌こうと苦戦してた所、先ほどアドバイスをしてくれたHさんがまたも助けてくれました。
流石に手馴れた作業で魚を捌き、卵の取り方、内臓やエラの撤去、血抜きの方法などを教えて頂きました。
ポイント説明から魚の捌き方まで、何から何まですいません。助かりました!(´∀`)アサーズ 
真水には絶対につけない事、すぐに卵の周りの血管から血を抜くと生臭くならない等、
ナルホド!ってな知恵を色々と頂きました。今後に生かさせていただきます。

さて、次はイクラ作り!一粒一粒綺麗にばらさないといけません。
これは前もって情報を聞いてまいりました。40〜50度くらいのお湯でばらすと綺麗に簡単にほぐれる!
その時は少しイクラが白く濁るそうですが、少し時間がたつと透明に戻るそうです。
ケトルでお湯を沸かし、お湯で試してみると・・・なるほど、手で簡単にほぐれる!(´∀`)
そんなこんなでイクラ完成!美しく輝くイクラは、このまま醤油かけてすぐにでも食べたいところですw
だがしかし!夜の為に我慢我慢・・・醤油と少しばかり酒&ミリンをたらし夜まで漬けます。
よし!これで夜のお楽しみは確保!!ヽ(´∀`)ノ
番屋へとイクラを置きに行こうと立ち上がると
周辺をカモメとカラスの大群に囲まれてました(´д`;)クンナ
でも、不要になった内臓とかはこいつらにくれてあげましょう。
決してそこらに放置しないように!大抵はすぐにコイツらが処理してくれますが、
下手に陸地に鮭の死骸などが残ると、ヒグマを呼び寄せる結果となります。
それは人間にとってもヒグマにとっても、決して良い結果には繋がりません。
安全に末永く知床で釣りが出来るように、鮭の処理も適切に行いましょうね。
イクラだけ取って鮭本体をそこらに捨ててくような行為は絶対辞めましょう。
普通ならば『さて、もっとバリバリ釣るぞ!』と気合を入れるのが健全な釣り人。
ただし私はのんびり者。『さーて、休憩でもすっか!』と一路、漁師さんの休憩所『番屋』へと向いました。
その後しばらくは番屋内で船長さん、そして今日共に宿泊されるHさん&Sさんと語り合ってました。

「波は越えようとするからバッタン跳ねんだぁ。波に乗るんだよ。サーファーみてぇに(苦笑)」

朝あれだけの速度で走っても余り跳ねなかったのは、ここに秘密があった訳ですな(´∀`;)
そして岸際の岩と岩の間も高速走行、まさにジェットコースター!wけど恐怖感は無かったですね。

「俺はここいらで、中学の頃から運転してっかんなー(笑)」ちょwwwそれって無○許じゃwwwww

頼れる海の漢って感じの気さくな船長さんでした。その左隣にいらっしゃるのは通称「棟梁さん」
現在の番屋に新しい小型番屋を建築中で、その建築をになっていたそうな。だから今だけ棟梁さんw

楽しく色々と為になるおしゃべりで時間はすぐに過ぎていきます。
ガッツリ釣るも釣り、のんびる釣るも釣り、そして語り合うのもまた釣りだと私は思ってます(´∀`;)

後半へ続く!!

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