悪沢岳 ( 悪沢岳 = 荒川東岳:3,141m ) 2014.7.23 - 24 登山



【PHOTO & 記録 悪沢岳 4】

緩やかになった道を登っていくと、 左手樹林越しに笊ヶ岳、布引山が見えるようになり、 さらには富士山も見えてきたので少し嬉しくなる。
尤も、千枚小屋に着くと、その庭先から何も遮ることなく、富士山、笊ヶ岳、布引山等の山を見ることができるようになったのだが、 その時は知るよしもない。

14時19分に 『標高 2,500m』 の標識を通過し、 そこから少し登れば千枚小屋であった。時刻は 14時22分。
小屋は 2009年に火事で焼失してしまった後、2012年に新たに建てられたため、かなりキレイな小屋である。
宿泊の申し込みを行った後、小屋前のベンチでビールを飲む。富士山を見ながらのビールは気持ちが良い。

こちらは、 千枚小屋の前から見た布引山 (写真 右のズングリとした山)、 そしてその左に笊ヶ岳
笊ヶ岳は双耳峰になっており、右の耳が本峰、左奥の耳が小笊である。
笊ヶ岳の左の山は生木割山、そしてさらにその左に偃松尾山と思われる山が続く。

こちらは夕暮れ時に撮った富士山
そして、富士山の手前には、笊ヶ岳から生木割山、 天井小屋山、上の切、保利沢山と続き、さらには伝付峠へと至る尾根が横たわっているが、その尾根の中腹に千枚岳、 悪沢岳へと続くこちら側の尾根の影が映っているのが面白い。
なお、その尾根上、富士山の右下に見えるピークが 上の切 と思われる。

明日が晴れることを切に希望するばかりである。

【2日目 : 7月24日】
期待していたにも拘わらず上空に青空は全くなく、かなり雲が多い。
富士山も写真のように頂上付近が雲に覆われている (見えているだけマシかもしれないが・・・)
ご来光を期待していた宿泊者の方々も、かなりガッカリされていたようである。
なお、富士山の手前には、 昨日は雲の中であった竜ヶ岳、 雨ヶ岳、毛無山が見えている。

この分では悪沢岳はガスや雲の中かもしれず、 天候が悪く、悪沢岳を諦めて 赤石岳ピストンにしてしまった 2011年のことが思い起こされる。
あまりテンションが上がらないまま、5時6分に千枚小屋を出発する。

もう花期は終わったのか、葉だけのマルバダケブキ (と思う。漢字では 丸葉岳蕗 と書く。) の群落の中をジグザグに登って行く。
早朝であることに加え、天候のためあまりテンションが上がらない身にとっては、いきなりの急坂は辛い。

暫く登っていくと、道はほぼ平坦になり、 ダケカンバの美しい林が続くようになる。
そして、このダケカンバの林を抜けると、再び登り斜面に変わり、周囲にハイマツが多く見られるようになる。



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