悪沢岳 ( 悪沢岳 = 荒川東岳:3,141m ) 2014.7.23 - 24 登山



【PHOTO & 記録 悪沢岳 2】

途中、特種東海製紙/東海フォレスト作成の 『標高 1,500m』 の標識が現れるが (写真)、 そこには 『残念ながらまだ急登が続きます (以下 省略)』 と書かれている。
なお、標高の記述の手前に 2/7 の標示が見られるが、これは 0/7 から始まっているもので、0/7 は 1,100mである。

傾斜が緩やかになると、 三等三角点 (1,586.6m) のある 小石下に到着。
畑薙第一ダム夏期臨時駐車場で食事をしたのが、6時を少し回った時間であり、既に 4時間以上経過していて かなり腹が減ってきたため、 三角点横のベンチで第1回目の休憩とし、食事とする。
時刻は10時17分。

10分程休憩した後 出発。
この小石下にある標識には、千枚小屋まで 4時間30分と書かれている。

周囲には、上の 1,500mの標識に書かれているように、 1990年頃、森の多様性を意識して植林されたブナ・ミズナラなどの広葉樹が見られるようになる。

歩き易い、緩やかな道を進む。
やがて、左下には林道が見え始め、その後も登山道はこの林道に絡むようにして進むことになる。

10時42分にその林道を一度横断することになり、その後 展望のない樹林帯の登りが続く。
やがて道はカラマツ、シラビソが混在する斜面を登ることになる。
足下には落ちた松葉が敷き詰められ、一方で下草などはほとんど見られず、無味乾燥な斜面である。

ダラダラとした登りに少々嫌気が差し始めた頃、水の流れる音が聞こえ始め、やがて目の前に水流が現れる。
清水平が近いに違いないとは思ったものの、目の前の水があまりに美味しそうだったので、ここでノドを潤す。 水は冷たくて美味。元気が出る。
また、流れの周囲にある岩を覆う苔が美しい。

案の定、そこから少し登ると、ベンチのある清水平であった。
再びここで水を飲む。水は 18年前の記憶通り冷たくて大変に美味しい。
ただ、清水平の雰囲気は 18年前とは少々違っていたような気がするが、 記憶がいい加減だったのかも知れない。

この清水平には 『標高 1,900m』 の標識もある。
11時31分に清水平を出発。

この清水平を過ぎると、周辺は (オオ) シラビソの樹林帯へと変わる。
道は少し急登が続いたのち、緩やかになったかと思うと、再び急登になる。

再び道が緩やかになると、周囲が平地のようになり、 シラビソの林の中に 1本だけダケカンバの大木が立つ場所を通過する。
この木にも標示板が付けられており、『ダケカンバのコブ病』 についての記述があった。
『ダケカンバの幹が不自然に膨らんでいると、コブ病の細菌が寄生していると考えられます。 細菌は飛散や、昆虫を媒介として伝染するとされています。この山域ではミズナラにもこの症状がよく見られます。』 とのこと。
なかなか勉強になるし、東海フォレストだけあって その道のプロらしい視点・コメントだ と感心する。

また、さらに少し進むと、 平坦地に三等三角点が現れる。蕨段である。時刻は 12時11分。
なお、三角点は 写真に写っている左側の伐採木後方にある (少し見えている)

やがて、道は人為的に作られたと思われる、 小さなハーフパイプ状になった部分の底を登って行くことが多くなる。
このハーフパイプ形状の理由は、後程 解けることになる。



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