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こちらがその金峰山方面。
金峰山 (写真 左の白い山) の左斜面下には
瑞牆山も見え、
金峰山の右には朝日岳、そして
北奥千丈岳、国師ヶ岳
(写真 右から 1/3程の所にある山) が見えている。
こちらから見る北奥千丈岳、国師ヶ岳は、いつも見慣れている翼を広げたような姿では無く、台形をしているのが面白い。 |
そして、
頂上に立つ 『 山梨百名山 』 の標柱付近からは、先程 下の岩場で見ることができなかった
荒川東岳 (悪沢岳)
より右側の山を見ることができるようになる。
小河内岳、蝙蝠岳、
塩見岳が確認でき、
さらに右に広河内岳、そして
白根三山
(農鳥岳、間ノ岳、北岳) が続いている。
写真はその白根三山。
左から農鳥岳、間ノ岳、
北岳と続く。 | |
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無論、富士山は南の方向に見えている。
五合目より下は雲に隠れているものの、五合目の上に少し雲を挟んで、頂上はハッキリと見えている。
12時丁度に下山開始。スノーシューをデポした岩場まで戻る。 |
岩場で暫し休憩。
富士山
を中心とした山々を眺めながら食事とする。
休憩していると、鬼ヶ岳と
王岳の間に
毛無山が少し見え始め、
また大石峠方面を見れば、
黒岳、
三ツ峠山もその頂上を少し見せ始めている。
写真では、写真中央に見えている高みが御巣鷹山。その右が三ツ峠山である。そして、御巣鷹山の左に見える大きな山が、黒岳である。
しかし、全体的に水墨画のような光景である。晴天で無いのが本当に残念、天気予報は見事に外れである。
12時18分、下山開始。
『 ← 大石峠 金山 → 』 の標識の所までスノーシューを手に持って下る。
しかし、この短い間にスノーシューの威力を思い知る。スノーシューでは沈まなかった場所で、足が何回も沈んでしまったのである。 | |
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再びスノーシューを装着し、12時27分に大石峠へと向かう。
雪の上に明瞭についている自分の足跡を辿る。
往路で無くしてしまったスノーバスケットを回収すべく、
途中からユックリと目を凝らしながら歩く。
そしてありがたいことに、スノーバスケットは無事回収できたのであった。雪道だからこそできたことであろう。
アップダウンを繰り返しながら金掘山を 13時21分に通過。
そして大石峠には 14時丁度に戻り着いたのだった (写真は大石峠)。 |
この大石峠からは、
今朝ほどと同様
富士山は見えない状況である。
一方、写真のように鬼ヶ岳は見えている。
今朝ほど、この大石峠に登り着いた時の状況を思うと、
その後、少しぼやけ気味とは言え、展望が得られるようになったことを喜びたい。
背中にスノーシューを括りつけ、14時18分に峠を後にする。
往路では凍っていた道も、既にシャーベット状になっていたので、
何とか軽アイゼン等を使わずに下ることができ、登山口には 15時7分に戻り着く。
これならプチペンション村 16時のバスに十分に間に合うが、車を駐めた大石公園もそれ程の距離ではないはずなので、
そこまで歩くことにする。
林道を下り、やがて県道719号線に合流。
立派な歩道を南東へと進む。 | |
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途中、振り返れば、山の稜線が見え、節刀ヶ岳と思しき山も見えている。
丁字路を左に折れて県道21号線 (湖北ビューライン) に入り、大石公園には 15時57分に戻り着いたのだった。
本日は天気予報にすっかり裏切られてしまったものの、それなりに展望を得られ、
また目的であったスノーシューも楽しむことができて、なかなか面白い山行であった。
これで大石峠−節刀ヶ岳間も埋まり、
御坂山塊はほぼ繋いだことになる。
しかし、何よりも今回は、油断による滑落があり、
幸運が重なって無事戻ってくることができたことが一番のハイライトになってしまった。
一歩間違えば死に至る危険性もあった訳で、油断大敵。低山といえども侮ってはいけないと大いに反省した山行でもあった。 |