御嶽( 御嶽:3,067m ) 2012.5.13 登山



【PHOTO & 記録 御嶽 3】

右手の岩場には、またまた祠が見えてきた。
どうやら九合目の上部にある中央不動らしい。
少し進路を中央不動よりにとって、中央不動に近づくように進む。
やがて、右斜め上に見えていた中央不動がほぼ真横に見えるようになると、先の方に見える王滝頂上小屋ももう少しの距離になってきた。 長い斜面の登りも もう少しで終了である。

雪の斜面の傾斜具合を知って戴くため、 少しカメラを引き気味にして撮ってみる。
こんな斜面の感じなのだが、急傾斜であることがお分かりだろうか。
尤も、急傾斜と感じるのは小生がスキーをやらないからかもしれない。スキーヤーにとっては、滑るのに適した斜面の角度なのであろう。
下を見ると、45度以上の急傾斜の見えるのだが・・・。

苦労した登りもようやく終わりとなり、王滝頂上小屋の横を通って御嶽神社の鳥居の前に飛び出した。時刻は 10時丁度。
鳥居の向こうには剣ヶ峰が見えているが、この王滝頂上から剣ヶ峰の間はあまり雪もないようなので、スノーシューはここでお仕舞いとする。
スノーシューを外して、御嶽神社社務所手前で暫し休憩する。
社務所の建物に風が遮られて ここはなかなか良い場所なのだが、一番良い場所は既に先客に占領されており、 社務所の端にて食事をする。
従って、ここは少々風の当たりが強い。

この王滝頂上から見る中央アルプス、南アルプスは素晴らしい。
写真 右奥に見えるのが塩見岳。 その左には富士山がハッキリ見える様になってきている。
富士山の左手前には中央アルプス 三沢岳が大きく、さらに左に宝剣岳、中岳、 木曽駒ヶ岳が続く。
また、木曽駒ヶ岳の左側 後方には南アルプス 北岳が 姿を見せてくれており、左に仙丈ヶ岳、 アサヨ峰、そして甲斐駒ヶ岳と続いている。
また、仙丈ヶ岳の手前には中央アルプス 将棊頭山も見える。

塩見岳の右には ちょっと分かりにくいが、中央アルプス 空木岳南駒ヶ岳が並び、 南駒ヶ岳の後方には南アルプスの荒川東岳 (悪沢岳)、 そして荒川中岳が見える。
南アルプスの方はさらに右に赤石岳聖岳、 上河内岳と お馴染みの山々が続いており、中央アルプスの方は南駒ヶ岳の右に仙涯嶺、越百山と これまた登ったことのある山々が続いている。
そして 中央アルプスは一旦徐々に高さを下げていくが、再び恵那山にて盛り上がる。 恵那山はまるで独立峰のようである。

そして、社務所の建物を離れて少し奥の院の方へ進んでみると、かなり強い風が身体を揺らし、 しかも寒い。
その代わり、展望の方はさらに開け、剣ヶ峰の他、黙々と水蒸気を上げている噴気孔、そして噴気孔の向こうに 白山も見える。

10時19分、休憩を終え、剣ヶ峰へと向かう。



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