小河内岳 ( 小河内岳:2,801.6m ) 2011.10.29 登山



【PHOTO & 記録 小河内岳 6】

広い山頂を南の方に進んでみる。
ここからは、逆光気味ながら荒川三山が大きい。
肉眼では分からないが、写真を拡大すると、中岳頂上の左には中岳避難小屋も写っている。
こうして間近に荒川三山を見ると、是非とも来年は登りたいと強く思う。

そして、 荒川三山の右には小赤石岳の突起を経て赤石岳が大きく、 また赤石岳の右には奥聖岳、 そして前聖岳が姿を見せている。 聖岳の手前には赤石岳から続く平らな尾根が見えるが、 恐らく馬ノ背、百間平と続く尾根であろう。
その尾根の後方には兎岳、中盛丸山、大沢岳が見えている。
また、目の前に見える山は恐らく板屋岳であると思われるが、こう見ると 大日影山、板屋岳を越えて荒川三山に至るには相当なアルバイトが必要である。 やはり、畑薙ダム側からの挑戦が妥当なところだろうか。

写真は聖岳 (写真 一番左)の右側、 つまり南西から西の方を撮ったものである。
上で述べた様に、聖岳の右には兎岳、中盛丸山、大沢岳が見えている。 大沢岳の右奥に見える山は、あまりハッキリしないが、もしかしたら池口岳かもしれない。
そして、大沢岳から右に延びる尾根は丸山を経て、奥茶臼山、 前茶臼山へと続いている。
奥茶臼山の手前に見える、ギザギザの稜線を持った山は恐らく小日影山と思われ、となると、 その左の台形の山は大日影山ということになる。そして、大日影山の左、大沢岳の下方に見えるのは板屋岳ということになろう。

180度振り返り、 北東を見やれば、やはり塩見岳が大きい。
塩見岳の真下には前小河内岳。そして塩見岳の左には 間ノ岳が半分姿を見せ、 さらに北岳が続いている。
北岳の左にはフジツボ型のアサヨ峰、そして 甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳が続いている。 北岳とアサヨ峰との間にうっすらと山が見えるが、どうやら 八ヶ岳の赤岳阿弥陀岳のようである。
また、塩見岳の右には蝙蝠岳が見えるが、塩見岳と蝙蝠岳を結ぶ稜線の向こうには白河内岳が少し姿を見せている。
無論、やや霞み気味ではあるものの、北アルプス、中央アルプスも見える。素晴らしい展望の独り占めである。

本日の目論見通り、静かな山で 360度の展望を独占し続けた後は、11時28分に下山を開始する。
少し下り、避難小屋との分岐点から避難小屋を目指す。
分岐点から 2分程で避難小屋に到着。ここから見る 富士山、 荒川三山は素晴らしい。

なお、冬期は小屋の2階部分が解放されているようである。 いつかこの時期にもう一度ここに来て小屋に泊まりたい と思わせる雰囲気を持った素敵な場所であった。
小屋の周囲を少し歩き回った後、11時35分に下山を開始する。

後は往路を忠実に戻るだけである。
まずは目の前に大きい前小河内岳を目指す。
一見登りがきつそうでであるが、気分が良かったためか、ほとんど足を止めることなく前小河内岳に戻り着いたのだった。
時刻は 12時6分。
今日は時間的にかなり余裕があるので、この山頂でも眺めを楽しむことにする。ノドを潤した後、 12時12分に下山開始。



小河内岳 1、   小河内岳 2、   小河内岳 3、   小河内岳 4、   小河内岳 5、   小河内岳 6、   小河内岳 7 もご覧下さい。

百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る