大山三峰山 ( 三峰山:934.6m ) 2016.3.12 登山



【PHOTO & 記録 大山三峰山 5】

途中、階段の脇には お助けロープも用意されていたが、 雪に埋もれつつあるロープを掴もうという気にはなれない。

喘ぎながら急斜面を登り、まずは丸太による土留めが為されている場所に登り着く。
そこから斜面を横切るようにして登り、丸太の階段を辿って狭いピークに登り着いたが、 そこには北峰を示すものはなく (あるいは雪の下だったのかもしれない)、そのまま下りに入る。 時刻は 9時56分。

ここの下りからは鎖場が現れる。
鎖といっても、一般的な先端だけをフィックスしているものではなく、輪っか型の頭を有したロープ止めの鉄杭が何本も並び、 その輪っかの間をロープならぬ鎖が通っているのである (鎖はそれぞれの杭に固定されている)

最初、鎖は不要に感じたが、途中、雪に埋もれた階段も現れ、 やはり安全を考えて鎖を掴みながら下る。
その後も鎖場は断続的に現れるが、ここでも鎖に全体重を掛けるということではなく、 どちらかというとバランスを崩さないようにするために使うことが多い。

また、狭い尾根を下って行くのだが、この辺はシラビソやアセビなどの常緑樹が多く、 そこに積もった雪が背中のザックにあたって雪をまき散らす。

背中のザックは 40リットルもあり、この山域では大き過ぎるが、 いつもこの大きさのザックを背負うことで夏山縦走に備えたいと思っているので、ほぼ このザックで年間を通しているのである。
尤も、中味は衣類など軽いものが多いのだが・・・。

下り一辺倒の道も、やがて鞍部に到達したのであろう、 狭く平らな尾根に下り着くと、その先から梯子の登りが始まる。

金属製の梯子も現れるが、踏ざんの上に雪が結構 積もっており、 横滑りしないかと心配で、念のために傍らの鎖を掴んで登る。

一旦 小さな高みを越えて下った後、再び鎖場 + 梯子が現れる。

その時 上方からカップルが下ってきた。
雪の付いた梯子や木橋を下るのにかなり苦労されていたが、確かに下りは滑って怖い。
下りの場合には軽アイゼンを付けた方がよいかもしれない。

梯子、鎖の連続を何とかクリアしていくと、 やがて 『 三峰山 100m 』 の標識が現れる (下の写真)。時刻は 10時18分。
ここは恐らく中峰である。

ところで、この大山三峰山は北峰、中峰、南峰の 3つのピークからなっており、 三角点のある最後峰は南峰なのである。
しかし、南峰のさらに先にある 七沢山 (竹沢ノ頭) を南峰として、 この中峰をピークとして認めていない登山記録が多々見られる (従って、その場合は 三角点があるのは中峰という位置づけ)
しかし、大山方面から見ると、 現在 小生が立っている中峰もその存在感をしっかり示していることから、やはり 大山三峰山と七沢山とは別と考えるべきであろう。

ちなみに、ヤマレコなどでは三角点のあるピークを南峰としているが、 一方で神奈川県警が作成した 『 登山ルート危険箇所 』 のページにある 『 三峰山、辺室山 』 の資料では、七沢山を南峰としていて、三角形のあるピークは中峰となっている。



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