御正体山 ( 御正体山:1,681.4m  ) 2015.3.11 登山

: 2014年4月の 国土地理院による山岳標高改定により、御正体山は従来の 1,681.6m から 1,681.4m に変更となった。



【PHOTO & 記録 御正体山 2】

道は奥ノ岳から一旦下って再び登り返すことになる。
足下には所々に雪が現れるが、日当たりの良いところには全く雪が無い。
右が檜、左が自然林からなる樹林帯を進み、下りに入ると、やがて樹林帯を抜けて視界がパッと開ける。

ここはカヤトの原となっていて、高みには送電線の鉄塔が立っている。
ここは御正体山のルートの中で、 一番見晴らしの良い場所であり、鉄塔下の高みまで進めば、周囲の山々をよく見ることができる。
しかも、強く吹いていた風も、地形の関係であろうか、ここではそれ程吹いておらず、なかなか良いコンディションである。 時刻は 8時5分。

さて、展望だが、 まずは今まで樹林に邪魔をされて見通すことができなかった 富士山が、南西の方向に見えている。
残念ながら、ここに至る迄に見たとおり、富士山にはガスが掛かっていて、スッキリとした姿を見ることができないが、 それでも青空をバックにした白き姿は素晴らしい。

また、斜面の下方には、今朝方の寒さのためであろう、 樹林に霧氷がついているのが良く分かる。
そして、富士山の手前には、石割山へと続く尾根が見えており、 日向峰が大きい。

また、ここからは富士山 の裾野が右に長く延びているのが良く見え、その裾野が緩やかになる部分の後方に 毛無山、タカデッキ、雨ヶ岳、 竜ヶ岳が見えている。
雨ヶ岳の後方には、布引山、そしてその右に 笊ヶ岳も確認できるが、 その後方に見えるはずの上河内岳、 聖岳荒川東岳 (悪沢岳) といった山々は、 雲に覆われていて全く見ることができない。

写真では、3つの高みが並んでいるが、一番左の高みが毛無山。 その右がタカデッキ、そしてさらに右が雨ヶ岳である。
そして、雨ヶ岳の右下に竜ヶ岳が続く。
雨ヶ岳の後方にうっすらと見えているズングリとした山が、布引山で、その右が笊ヶ岳である。

そして、 毛無山の右、 少し間を空けて西北西の方向には、 王岳鬼ヶ岳、十二ヶ岳、 そして先日登った節刀ヶ岳が続いているのが見える。
節刀ヶ岳のさらに右にも金掘山、不逢山といった御坂山塊が続くが、尾根は途中で目の前の 杓子山の斜面に遮られてしまっている。

写真では、中央に見えているドーム型の小さな突起が十二ヶ岳で、 その右が節刀ヶ岳である。
十二ヶ岳の左には鬼ヶ岳。そして、鬼ヶ岳から一旦大きく下った稜線が再び盛り上がった所が鍵掛で、 王ヶ岳はその盛り上がった稜線の左端である。

御坂山塊を途切れさせている斜面が、右に上っていって最初に辿り着いたピークが 杓子山
そこから右に続く稜線が、目の前の 鹿留山 (ししどめやま) へと続いている。 鹿留山は写真 中央 右側のピーク。

また、鹿留山の右斜面後方には 三ツ峠山が顔を出しており、 さらにその右後方に本社ヶ丸と思しき山が見えている。
そして、本社ヶ丸の右側には、奥秩父の山々が見えているが、こちらは同定がやや難しい。恐らく、先程見えた 金峰山方面であろう。

目を反対側に転ずれば、 丹沢方面が見える。
ここからは 大室山がなかなか見事で、 その右に蛭ヶ岳などが確認できる。

写真 左から 1/4程の所に見える三角形の山が大室山。
大室山の右に見えている横に長い高みは、恐らく姫次と思われる。
そして、姫次のさらに右側、1つ高みを挟んだ後方に見える三角形の山が蛭ヶ岳であろう。
蛭ヶ岳の右手前の高みは檜洞丸と思われ、その右後方に続く山は丹沢山、 そして塔ノ岳ではないかと思われる。



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