御正体山 ( 御正体山:1,681.4m  ) 2015.3.11 登山

: 2014年4月の 国土地理院による山岳標高改定により、御正体山は従来の 1,681.6m から 1,681.4m に変更となった。



【PHOTO & 記録 御正体山 4】

やがて傾斜も緩やかになり、ほぼ平らな状態になると、雪の量はグッと増え、辺り一面雪という状態になる。
しかも、先程までよりもかなり雪は深い。足下には踏み抜いた跡も見られるようになるが、本日は雪が締まっており、踏み抜くことは全く無い。

ミズナラ、ブナが目立つ雪の原を進む。
明るい日差しが周囲を照らし、雪が眩しい。
先の方にはもう高いピークは見えず、僅かに盛り上がっている部分が見えるだけ。その後方には青空が見えている。
しかし、頂上が近いことは分かるが、なかなか頂上標識が見えてこない。

やがて、 見覚えのある銅葺きの祠 (とは言っても、19年前のものとは違っていると思うが・・・) の横を通過し、 そこから少し進むと、先の方に標識が見えてきた。
ようやく、御正体山の頂上に到着である。 時刻は 10時3分。

頂上の雪は結構量が多い。山梨百名山の標識は 『 山梨 』 という所までしか見えないので、 積雪量は 6〜70センチといったところであろうか。
標識のソバにある祠は、赤い屋根だけが雪の上に出ている。

また、標柱の傍らにあるテーブルと椅子のセットは、 テーブル部分だけが雪の上に顔を出している。そこに腰掛けて食事とする。

周囲は樹林に囲まれていて展望は全くないが、明るい日差しの下、 雪の頂上で一人食事をするのもなかなか良いものである。
強く吹いていた風も今はほとんど感じられない。

10時19分、頂上を後にして往路を戻る。
頂上から下り斜面の途中までは凍った箇所があるので、チェーンスパイクを装着する。

なお、予定では石割山まで行くつもりであるが、問題はその後である。
石割山からまた山伏峠への分岐まで尾根道を戻って山伏トンネルに下るか、それとも石割山から下山して車道歩きにてトンネルまで戻るかの択一である。
悩みながら往路を戻る。

下り斜面ではチェーンスパイクが効力を発揮してくれたのだが、すぐに土の斜面に変わり、チェーンスパイクは用済みとなる。

下りながら 富士山を見ると、 これまで富士山に掛かっていた雲も少し取れ始めている。
しかし、一方で、木々が邪魔をして見通せずにイライラする。
展望の良い鉄塔下まで、今の状態が保ってくれることを願いながら、少々ルートを外れ、 木々の隙間から富士山の姿を撮る。

前ノ岳を 10時52分に通過。
テラテラと光る凍った斜面を登り、中ノ岳には 11時17分に到着。
時々振り返って御正体山の姿を探すが、 富士山と同様、 木々が邪魔をして見通すことができない。



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