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休憩を兼ねながら、
富士山の雲が無くなるのを待ったものの、
結局 好転することはなく、8時14分に鉄塔下を後にする。
道は再び樹林帯に入り、暫く下りが続く。
途中、立派な標識があり、そこには 『 御正体山 約 1時間50分 』 と書かれていた。
今の時刻は 8時19分なので、御正体山頂上到着は
10時過ぎということになる。
所々に凍った雪があるのをうまく避けながら下っていくと、
今度はササの斜面の かなりキツい登りとなる。
こちらは南斜面なので日当たりも良く、足下に雪は全くない。 |
息を切らせながら登っていくと、
やがて道は緩やかになり、辺り一面の雪の上を歩くことになる。
ただ、雪の量はそれ程 多くはなく、また今朝の寒さのためか、かなり締まっているので、歩行には全く問題ない。
前方には樹林越しに
御正体山と思しき山が見える。 | |
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樹林帯の中、暫く平らな雪道が続くと、足下には雪とともにササが多く現れるようになる。
そして、やがて中ノ岳の頂上に到着。時刻は 8時46分。
ここの標柱の文字も消えかかっているが、標柱の傍らに立派な標示板があり、中ノ岳と確認できる。
ここにはベンチも置かれているが、何せ、樹林に囲まれていて展望が利かない。
そのまま、先へと進む。 |
道はやがて下り斜面に入るが、
こちら側は北側斜面のため雪が残っており、さらにその雪が凍っているので、足の置き場に苦労する。
ただ、チェーンスパイクなどは不要、すぐに雪の無い道に変わる。
一旦 鞍部に下り着いた後、暫くは緩やかな登りが続き、
雪の無い、落ち葉の斜面を登っていく。
左手には富士山が見えているが、
樹林が邪魔をしてなかなか見通すことができない。
そして、相変わらず富士山には雲というか、ガスが纏わり付いている。 | |
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日だまりハイクを楽しみながら登っていくと、徐々に傾斜が緩んでくるとともに、足下に再び雪が現れ始める。
そして、暫く緩やかな雪道を進んでいけば、前ノ岳の頂上であった。時刻は 9時17分。
ここにもベンチが置かれているものの、中ノ岳と同様、展望が得られないため、そのまま通過する。
前ノ岳からは少し下った後、急登が始まる。 |
足下の雪は無くなっており、
ササ原の樹林帯を登っていくことになる。
息を切らせながら急斜面を登る。
左手樹林越しには富士山がチラチラ見えるものの、
やはり木の枝が邪魔になって見通すことができない。
やがて、周囲に大きなブナの木、そしてシラビソなどが目立つようになると、
足下に雪が現れるようになる。
さらには、南側斜面であるにも拘わらず、所々に凍った箇所があり、少々登るのに苦労する。 | |