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泥だらけの頂上では休む気になれず、すぐに立ち去ることにする。
さて、ここからどう下山するかであるが、山伏峠への分岐から石割山までのアップダウンを考えると、とても尾根上を戻る気になれず、
平野への下山を決める。
車道歩きは少々道幅が狭いため怖い気がするが、あまりアップダウンが無いはずである。13時38分、下山開始。
ここからは泥濘んだ道に苦労することになる。
転んだら雪より始末が悪いため、慎重に下る。日当たり良好の道を滑らないように下り、石割神社前には 13時54分に到着。
神社前のベンチで暫し休憩する。 |
この石割神社は、
山中湖村の観光サイトによれば、『 漢字の 「 石 」 の字の形に割れた大岩を御神体とする珍しい神社で、
開運・厄除・追儺・長寿息災のご利益があります。古くからこの岩の隙間を 3回通れば幸運が開けるといわれています。
子供でも大人でも、体の大きな人でもすれすれで通れることが神秘的ですが、悪いことをした人は岩に挟まれてしまうと言い伝えられています。
また石の割れ目からしみ出る水は霊水として眼病、皮膚病に効くともいわれています。 』 とのこと。
そのことは知らなかったのだが、岩の間は通れない気がしたので、トライせずに 5分程休憩した後下山する。
ここからは、
小型車が通れるのではないかというような林道のような道が続く。 | |
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途中、学生らしき十数人の団体と擦れ違う。登山の格好はしていなかったので、石割神社参拝を目的としていたと思うが、
今まで誰にも会わなかったことを喜んでいたのに、最後の最後で多人数と擦れ違うとは・・・。
途中の休憩舎から階段が始まる。
旧 山中湖高原ホテルへと戻るには、階段とは別の石割の湯方面へと下るべきであったのに、目の前の階段に惑わされて、
何も考えずに階段を下ってしまったのであった。
この階段が結構きつい。400段近くあるそうだが、歩幅が決まってしまうので、疲れた身体には結構応える。 |
足の出し方を工夫しながら
何とか階段を下り続け、赤い鳥居を 14時19分に潜り抜ける。
橋を渡り、広場にあったトイレを借用。そこから広い舗装道を歩く。
やがて、国道413号線に合流。
石割の湯より 600mも平野寄りに出てしまったので、車道歩きがさらに長くなってしまった。
車道は石割の湯への入口まで歩道があるものの、
そこから先は狭い白線の内側を歩くことになる。
加えて、車道部分の道幅もそれ程広くなく、さらには背中に太陽を背負っての車道歩きとなるため、
前方から来る車が眩しくて小生を見落とすのではないか との心配まで浮上する。 | |
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一方、ありがたいことに、道は途中までほぼ平坦。しかし、道程は長い。
直線の道がどこまでも続く。
やがて、先の方に山伏峠を経て東海自然歩道へと至る稜線が見えてくるが、かなり遠い。
橋の工事のため片側通行となっている箇所を過ぎ、さらに歩き続ける。
ようやく道がカーブを繰り返すようになり、さらにはカーブに勾配が付き始めると、右手前方樹林越しに小生の車が見え、
さらに大きなカーブを右に曲がっていくと、山伏トンネルの前に出たのであった。
右に曲がって、旧 山中湖高原ホテルへと進み、ようやく長い歩きも終了である。時刻は 15時18分。
車道歩きは凡そ 3.6km (NAVITIMEにて計測)、大した距離では無いが、
疲れた身体には大変厳しい道程であった。 |
本日は、19年ぶりの
御正体山を目指し、
雪は思ったよりも少なかったものの、静かな山歩きを楽しむことができた。
富士山
のスッキリとした姿を見ることができなかったのは残念だが、快晴の下での尾根歩きは楽しいものであった。
なお、今朝ほど 山への取り付き口を間違えたので、
帰る前に本来の登山口を確認する。
封鎖されたトンネル前を通り、立ち入り禁止の柵を越えて、旧 山中湖高原ホテルの廃屋へと進む。
廃屋の前、山側に鳥居と手水舎があり、登山道は写真の通り鳥居の所から始まるようである。 | |