鹿島槍ヶ岳( 鹿島槍ヶ岳:2,889.1m(南峰)) 2011.9.24 登山



【PHOTO & 記録 鹿島槍ヶ岳 8】

シラビソの樹林帯を少し下ると、今度は登りとなる。
ほろ酔い気分の身にとっては、少々この登りは辛い。樹林を抜けて砂礫の道になるが、冷乗越が見上げる斜面の中間点にあったことに本当に感謝。
このまま、爺ヶ岳を越えていかねばならないとしたら、結構 辛かったであろう。
扇沢の駐車場が満杯のため、次善策としてこの赤岩尾根のコースを選んだのだが、静かであったし、なかなか良かったと思う。
爺ヶ岳は登り損ねたが、いつか 針ノ木岳、 スバリ岳、赤沢岳と縦走し、そこに爺ヶ岳を加えたいと思う。楽しみがまた増えた。

冷乗越には 13時27分に到着。
暫し、この日最後となる剱岳立山の姿を眺める。
また、赤岩尾根はガスが発生しているので、 鹿島槍ヶ岳もこれで見納めになるやもしれず、 こちらもガスが切れて頂上が覗くのを待つ。
一応、写真に収めるべきは収め、13時31分、赤岩尾根への下山を開始する。

最初はガスが濃かったものの、その後はガスが薄くなり、意外に視界がハッキリしている。
今朝程落石があった岩場を無事通過し、ザレた道を下る。
写真の様にガスが時々切れて下界の状況も見ることができる。帰宅後知ったのだが、この場所は赤岩ノ小岩頭という名があるらしいが、 手元の地図にその表記は無い。
なお、ガスの中に見える麓の建物は、大谷原の東にある鹿島槍スポーツヴィレッジ (旧 サンアルピナ鹿島槍スキー場) のようである。

一汗かいて酔いも覚め、快調に下る。
高千穂平には 13時56分に到着。ここでも休憩をとることにする。
鹿島槍ヶ岳の方を見やれば、 ガスの中に 南峰、北峰が見え隠れしている。もう見ることができないと思っていただけに、ちょっと嬉しい。

この高千穂平では、10分程休憩したのだが、その間 下っていった人が 1人。 後にも先にも、下山時に会ったのはその 1人だけであった。静かな尾根である、

また、この高千穂平からは大きな滝が見える。地図には 大滝と書かれていて、位置的には冷池山荘の真下にあることになっている。

14時5分、高千穂平を出発。後はほとんど展望を得られなかったので、 ただひたすら下るだけであった。

そして、15時8分、 砂防ダムに到着。
トンネルを潜って左岸に渡る。トンネルを抜けたところにバイクが 1台駐めてあったが、下山中 林道を走るバイクを見たので、 それがこのバイクであろう。尤も、人の姿は見えなかったが。
後は 林道歩きが延々と続く。こういう時は自転車が欲しくなる。

大冷橋には 15時46分に戻り着く。橋の傍では テントを張っている人もいた。明日、 鹿島槍ヶ岳を目指すのであろう。

先に述べたように、このルートは本命では無かったものの、 静かな山旅ができて大変良かったし、何よりも 天候に恵まれ、晴天の 鹿島槍ヶ岳 南峰、 北峰を踏めたので最高に良い気分である。



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