唐松岳 五竜岳 登山 ( 五竜岳:2,814m ) 2010.8.21 登山



【PHOTO & 記録 唐松岳 五竜岳 登山 9】

遠見尾根分岐点には 12時52分に到着。 ここで道を右に取り、白岳頂上を目指す。途中で道が 2つに分かれたが、右は 白岳を巻く道で、当然頂上を踏むべく左の尾根道を進む。
白岳頂上には 12時57分に到着。
ここから唐松岳方面を眺めれば、縦走路 右側にガスが湧き立つ中、唐松岳の姿だけはよく見ることができた。
こうして縦走路を眺めると、どう見ても往路を登っていくのは億劫そうである。一応 下り一辺倒のはずのこの遠見尾根を下って正解だろうと思いながら、先を急ぐ。
この白岳の下り斜面はかなりの急坂。そこを かなりの人が登ってくるのには驚かされた。時刻は 13時少し過ぎ。五竜山荘泊まりであれば、 丁度良い時間である。

やはりこちら側はガスが濃い。
先が全く見えないという程ではないが、周囲の景色を求めるのは難しい状況である。
それでも時折 ガスの中に雪渓や稜線が見えることがある。
この写真もその一つであるが、写真の稜線の真ん中の所に五竜山荘があるという位置づけである。

順調に下っていく。
大きく下った後、暫くアップダウンが続くが、やがてそれも落ち着き歩きやすい道が続くようになる。

やがて、目の前に池が現れた。道の傍らには西遠見と書かれた標柱がある。 ここが西遠見山らしいが、池は窪地状の所にあり、池があるが故に無理矢理西遠見の標柱を置いた感がある。本当は、池を囲む周囲のどこかが本当の頂上なのであろう。
良く踏まれた道を進む。途中 溝状に抉られた場所があったり、ザレた場所もあるが、総じて歩きやすい。西遠見近辺からは高低差もあまり無い道が続く。 成る程、大勢の人がこのコースをとる訳である。厳しい登りは最後の白岳に集中している。
順調に進み、13時54分 大遠見山を通過。テレキャビン乗り場まで約 5kmと書いてある。 大遠見山を過ぎると、池があり、その少し先で麓が見えるようになってきた。 しかし、テレキャビンまで約 5kmとは !! まだまだ時間がかかりそうである。

展望が開けた場所で北側を眺めると、 今朝ほど登った八方尾根が見えた。
写真左の丸い山は八方山、そしてその八方山から下へと続く稜線上にある建物は八方池山荘、グラートクワッドリフト乗り場。
更にそこから稜線を右に下って、稜線が一旦 盛り上がっている場所が黒菱平であろうか。
歩きやすかった道もまたアップダウンが出てくる。地図上では小遠見山まで行けば後は下りとなるはず。前を見ると、 小遠見山らしき三角形の山に至るには、手前のピークを越えていかねばならないようである。さすがにこの頃になると疲れてきたので、 手前のピークは巻いてくれと願ったが、しっかり登らされたのであった。

14時25分、中遠見山を通過。
そこから少し先で道は 2つに分かれることになった。標識を探したが見つからない。右の斜面を登っていく道は小遠見山へ登る道、左の 木道がある道は 小遠見山を巻く道であろうと推測し、軟弱にも左の道を選んでしまったのだった。
さすがに疲れが出てきていたことが巻き道を選んだ一番の理由だが、小遠見山に登っても 鹿島槍ヶ岳等の展望は恐らく得られないだろう と思えたことも理由の一つである。
14時37分に小遠見山からの道と合流。前方には写真のような気持ちの良い道が延びていた。

二ノ背髪、一ノ背髪と通過し、 15時丁度に見返り坂に到着。ここからは地蔵の頭、アルプス展望リフトなどが見える。
道の方は、二ノ背髪を過ぎた辺りから木の階段が現れるようになり、完全にハイキングコースの様相を呈するようになる。
時間的には15時前なので最終のテレキャビンの時刻を踏まえて観光客はいなかったものの、もう少し早い時間であれば、この道は 小遠見山まで混雑するのかもしれない。
見返り坂からも下りは続き、やがて地蔵ノ頭へ登り返す。まだまだ観光客で賑わっているアルプス展望リフト駅の横を通り、 アルプス平駅への道を下る。

そして、15時21分にアルプス平駅に到着。
8人乗りのゴンドラを1人で独占してとおみ駅に下り、駅そばのエスカルプラザで湯に浸かって汗を流す。
その後、無料のシャトルバスで神城駅まで送ってもらい、神城駅で 40分ほど待った後、17時2分発の下り電車で白馬駅へ。 白馬駅からは計画した通りタクシーにて黒菱へと戻ったのであった。料金は 3,900円であった。

今回は天候にも恵まれ、大変満足のいく山行であった。
これまで、北アルプスは遠いため、日帰り登山の対象外と敬遠していたが、どうしてどうしてこれは結構行けそうである。



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