唐松岳 五竜岳 登山 ( 五竜岳:2,814m ) 2010.8.21 登山



【PHOTO & 記録 唐松岳 五竜岳 登山 5】

そして、8時53分に唐松岳山頂に到着。
到着した時には6名ほどの先客がいたものの、徐々に皆 下山し始め、頂上に居た 19分間のうち、ほとんどは小生の独占状態であった。
ここは 360度の大展望。まずは白馬三山方面を眺めれば、残念ながらガスがかなり上がってきており、 不帰ノ嶮 III 峰、天狗ノ大下り、天狗ノ頭、白馬鑓ヶ岳は見えるものの、 白馬岳はその白馬鑓ヶ岳の右にほんの少し見える程度。 白馬岳から右に続く小蓮華岳、白馬乗鞍岳は完全にガスの中である。
まあ、これらの山については八方尾根を登る際に十分に眺めたので良しとしよう。

目を北から西に移せば、 綺麗な V字型の雪渓を有する山群が目を引く。
この山群は毛勝三山で、左から猫又山、釜谷山 (かまたんやま)、 毛勝山と連なっており、それぞれ 2,400m前後の高さを有している。
もっとも、このことは帰宅してから調べて分かったのであり、唐松岳頂上では地図を広げても範囲外で分からなかった次第である。

毛勝三山からさらに左を見れば、剱岳がデンと構えていて嬉しくなる。
剱岳頂上から左に下りた稜線は前剱で少し持ち上がり、そこから急激に下っている。 いくつかのピークを経て、再び盛り上がった所が剱御前、、そしてさらに左の高みは別山であろう。

やはり剱岳の姿は登高意欲を刺激する。 今は 映画の影響もあって相当混雑しているようだが、そうなるとやはりネックは鎖場であろう。それなら、 早月尾根から挑戦したいものである (唐松岳頂上から望む剱岳は雲が多かったので、 写真は山荘前からのもの)

剱御前、別山と続く稜線は、 間に真砂岳を挟んで、立山へと続く。 写真では良く分からないが、立山頂上付近の起伏は富士ノ折立、大汝山、雄山といった順番であろう。

立山のさらに左後方には大きな山が見えるが、 雲に隠れ気味で全体の形を捉えることが難しい。しかし、どうやら 薬師岳らしい。
そしてさらに左は赤牛岳、そして黒岳と続いているようである。
少し雲が多くなってきているが、素晴らしい展望である。現在の時間 (9時前後) を考えると、まあ良しとすべきか・・・。
展望に魅了され、この後の行程が長いにも拘わらず、かなりの長居となっている。

さて、南にはこれから進もうとする五竜岳の大きな姿が見える。
前回、鹿島槍ヶ岳から縦走した時には 五竜岳の姿をあまり見ることができなかったので、今回 こうして見られることが大変嬉しい。
五竜岳の右 後方には、槍ヶ岳も見える。 素晴らしい。
と あまり喜んでもいられない。五竜岳の周辺にも少しずつではあるが、 ガスが湧きだしてきている。五竜岳頂上でも、この唐松岳と同じレベルの展望を得たいものである。
それにしては長居し過ぎた。
9時12分、下山開始。唐松岳頂上山荘を目指して、登ってきた道を下る。

下山時、左下に唐松沢本谷が見えた。 あの雪渓は手元の地図にも書かれているので、万年雪なのかもしれない。
ところで、積雪期に、今 小生が立っている所からあの本谷に向かって、スキーやスノボーで滑降する人達がいるらしい。 難易度等については全く分からないが、考えただけでも恐ろしい。

谷の方はガスが多くなってきており、従って 不帰ノ嶮の方にもかなりガスが上がってきている。
五竜岳へと続く尾根の方も長野側はかなりガスが出てきている。 少々 五竜岳頂上でのコンディションが心配になる。



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