鎌倉散策 (常楽寺・六国見山・明月院・朱垂木やぐら群) ( 六国見山:147.1m ) 2017.4.25 登山



【PHOTO & 記録 鎌倉散策 5】

明月院には 11時13分に到着。
この明月院は当日のコースに入っているので、下見をすべく 300円の拝観料を払って見学する。

総門を潜って山門へと進む。
この山門への階段はなかなか見事で、両側には季節の花が咲いており風情がある (写真)
あじさいが咲く頃はさぞかし美しいことであろう。

そのあじさいの時期となる 6月には裏手の庭園が特別に開園されるようだが、 今の時点では本堂、本堂前の枯山水庭園、開山堂までである。

しかし、他にやぐらや北条時頼 (鎌倉幕府第五代執権) の墓所、 廟所もあって見るべきものは十分にある。

写真は本堂前の枯山水庭園。

こちらは鎌倉幕府第五代執権である北条時頼の墓 (宝篋印塔)
常楽寺で見た、北条家の中興の祖とされる第二代執権 泰時の墓に比べてかなり立派であり、 さらに墓所のそばには廟所も建てられている。

少々不思議であるが、鎌倉幕府の歴史を 3つに分けた場合、 源氏将軍中心の政治、執権政治に続く第3期として、北条氏の惣領である 『 得宗 (とくそう) に幕府権力が集中して専制政治が行われた 『 得宗専制 』(後期執権政治ともいう) があり、 このことが大きく関係しているのであろう。
つまり、泰時の子孫が北条氏の嫡流として権力を握った訳なのだが、その始期は諸説あるものの、 時頼による権力強化の動きを得宗への権力集中の始まりと見る説もあり、従って時頼の墓が立派なのは十分に頷けるところである。

一通り境内を見て廻った後、11時30分に明月院を後にする。

本番当日は、このまま北鎌倉駅へと進み、途中で円覚寺、 あるいは東慶寺に立ち寄っての解散となるはずであるが、小生個人としてはこれでは物足りない。
そこで、ここからはプライベート散策として少し周辺を歩き回ることにする。

まずは明月院方面から 鎌倉アルプスに至る道があるはずなので、 それを探すべく先程下ってきた車道を戻る。

暫く緩やかに道を登り、先程見た石碑群を過ぎると、 やがて右手に 『 笛 』 という喫茶店が現れ、そのすぐ先にて右に曲がる道が出てくる。
しかし、この道は何も標識がないのでパスをする。

さらに少し進むと、 今度は同じく道の右側にほとんど目立たない 『 石かわコーヒー店 』 の看板 (表記はローマ字) が現れ (店自体はそこから階段を昇った法面の上にある)、その先にも右に曲がる道が現れる。

その道はかなりの急坂であるが、よく見るとその道際の電柱に今にも消えそうな文字で 『 天園へ ハイキングコース 』 と書かれた板が括り付けられているのが見つかる (写真)
これで 鎌倉アルプスに至ることができそうである。 時刻は 11時34分。

右折してその急坂を登る。
傾斜が緩んでくると、道は十字路もどき (右手は普通の車道、直進はすぐに行き止まり、左手は民家の駐車場兼私道の様な道) に到達するが、 周囲を見回すと、左手に 『 ハイキングコース 半僧坊、天園 』 と書かれた手書きの標識が立っている。

写真はその十字路左手の民家の駐車場兼私道。
写真の左下に手書きの標識が見えている。



鎌倉 1、  鎌倉 2、   鎌倉 3、  鎌倉 4、   鎌倉 5、  鎌倉 6、   鎌倉 7、  鎌倉 8  もご覧下さい。



百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る