鎌倉散策 (常楽寺・六国見山・明月院・朱垂木やぐら群) ( 六国見山:147.1m ) 2017.4.25 登山



【PHOTO & 記録 鎌倉散策 8】

少し不安になり始めた頃、左手下方に民家の屋根が見えてきたので勇気づけられさらに進む。 すると、やがて左手下方に車道が見えてホッとする。
しかし、小さな崖の縁に出てしまい、車道へ下りる道がない。

少し思案した後、崖の斜面に崩れを防止する金網が掛かっていたので、 その網を固定しているワイヤーロープに掴まりながら 2mばかりの崖を下り、何とか車道に下りたのであった。

下りた場所はゴミ集積場所になっているようで、 近くにあった電柱には 『 鎌倉市雪ノ下二丁目15 』 と書かれていた。時刻は 12時20分。

写真は下りてきた崖。

無事に車道に出たことにホッとしつつ、その車道を右に進んでいくと、 やがて左手に空き地が見えてくる (写真)

そこに立つ説明書きによれば、 ここは 『 国指定史跡 鶴岡八幡宮境内 』 のうち、 『 二十五坊跡 』 あるいは 『 御谷 (おやつ) と呼ばれる場所であり、 『 鶴岡八幡宮寺 』 に仕えた僧侶の住坊があったとのことである。

なお、鶴岡八幡宮寺というと不思議に思えるが、 これは鶴岡八幡宮が明治以前は神仏習合の寺院であったためである。

狭い車道を進んでいくと、 やがて道は県道21号線にぶつかり (今朝ほど常楽寺見学の後に横切った道でもある)、 鶴岡八幡宮の裏手に出たのであった。時刻は 12時26分。

左に曲がって鎌倉駅を目差す。
途中、丸山稲荷社のある裏手から鶴岡八幡宮の境内に入り、本宮、舞殿を見た後、鎌倉駅には 13時1分に到着したのであった。

本日は、恒例の鎌倉散策の下見と企画の見直しをすべく、 大船駅を起点として六国見山、明月院のコースを辿ったのだが、それでもこれまでの 3回のコースに比してかなり距離が短く、 ここはさらなる工夫が必要と感じたのであった。
常楽寺の裏手にある木曽義隆の墓も見るなどしてもう少し幅を広げねばなるまい。

とは言え、大船切通など個々には魅力的な場所があるので、まあ何とかなろう。 当日が晴れることを期待するとともに、一方で猛暑とならないことを願うばかりである。

写真は鶴岡八幡宮の大石段と本宮を振り返ったもの。

《 おまけ 》

5月19日(金)、あまりに良い天気だったため、もう一度 同じコースを辿ってみた。

1回目の時は歩かなかった常楽寺の裏山もなかなか面白く、 さらには見落としていた朱垂木やぐらの天井部も確認でき、満足の行く再訪であった。

写真は朱垂木やぐらの天井部。
やや薄くなっているとは言え、やぐらの天井部に紅殻塗りの平行線が見えている。
なお、奥は位牌壇。

《 本番当日 I 》

本番は 5月23日(火)。
この日は快晴でかなり気温が上がったものの、風が吹き、炎天下でバテるというようなコンディションにはならなかったのが大変ありがたかった。

また、 富士山も見ることができ (多聞院、六国見山途中、そして展望台にて)、伊豆大島も見え (六国見山展望台より)、 さらには心配していた六国見山展望台における休憩 (食事) 場所確保もできて、満足行くレベルの散策だったと言えよう。

写真は六国見山展望台から見た 富士山

《 本番当日 II 》

また、常楽寺、多聞院・熊野神社、大船切通、六国見山、明月院、 そして円覚寺と巡ったコースどりも大変良かったと思う。

鎌倉の寺社巡りはいつでもできるので、 寺社を巡る間に山歩きや普段行けない場所への立ち寄りを組み込み、そしてその場所の歴史的背景を説明することで、 参加者にはひと味違った鎌倉を味わえてもらえたのではなかろうか (自画自賛)

写真は明月院本堂にある丸窓 (悟りの窓)



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