十王岩を後にして少し進むと、 今度は 『 右 覚園寺道 』 と彫られた石の道標が現れたので、そこで右に曲がる。 しかし、帰宅後写真をよく見ると、
右と思い込んでいた文字は 『 左 』 だったようである。 とは言え、ここで右に曲がったのは、 この辺りに やぐら群があるとの記述をネットで見た記憶があったからである。時刻は 11時56分。 | |
少し下って行くと、左にカーブしていた道が右に急角度でカーブする所に少し広い場所があり、 そこにやぐら群が見えている。時刻は 11時58分。 なお、帰宅後調べるとこれが朱垂木 (しゅだるき) やぐら群であると分かったのだが、 周囲に説明書きなどはなく、この時は単なるやぐら群と思っていただけであった。 折角なので寄り道をしてやぐらを眺める。 |
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この朱垂木やぐらは一般的なそれとは違って納骨や供養のためのものではなく、
仏殿のような場所であったらしい。 ただ残念なのは、外から見ただけのため、
朱垂木の名の由来となったやぐらの天井に残る紅殻 (べんがら) 塗りの平行線を見逃したことである。 | |
崖の下にいくつも並んでいるやぐらを一通り見た後 山道に戻ると、
道の右手にもやぐら群があることに気が付く。 写真は山道の右手にあったやぐら群。 |
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明瞭な山道を順調に下って行く。 左の岩壁には やぐらもあり、
何か謂われのある場所のようである (帰宅後調べると、どうやら建長寺回春院奥平場という場所らしい)。 | |
さらに進んで階段の道を下って行くと、やがて十字路にぶつかるが、そこに標識はない。 しかし、この道はよく踏まれているものの、途中からロープやピンクテープが現れ、
散策路ではないのかもしれないと思えるようになる。 |
途中に左右に下る道もあったかと記憶しているが、兎に角まっすぐ進み続けると、 やがて足下が少し怪しくなり始める。 道らしき痕跡は残っているものの、最近人が通った跡が全く見られないのである。 |
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