暫く進んでいくと、 やがてシェアアトリエ・ハウス 『 たからの庭 』 の手前で車道は終了し、細くなった道はアトリエの左横を抜けていく。 足下はコンクリートの緩やかな階段となり、その後、傾斜がやや急になった階段が続く。 階段を昇って高度を上げていくと、 やがてコンクリートの階段は丸太で土留めした土の階段へと変わり、さらには木の根が露出した土の道が現れて、 そこから山道が続くようになる。 | |
前回の 鎌倉アルプス散策でも見られた
凝灰質砂岩が所々に露出した山道を進む。 暫く緑を楽しみながら登ってくと、目の前に小さな高みが現れ、
登り着いた所には 『 天柱峰 』 と彫られた石碑や供養塔などが立っている。 この天柱峰は浄智寺の裏手に位置しており、
中国の高僧で浄智寺の住職を勤めた 竺仙梵僊 (じくせんぼくせん) が名付けたとのことである。 |
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天柱峰を過ぎ、小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいくと、 やがて 『 葛原岡神社・源氏山公園 200m、銭洗弁財天 600m 』 と書かれた標識が現れる。 道はその少し先で丸太で土留めされた階段にて大きく下っていく。 | |
その後、小さなアップダウンを経てやがて道が平らになると、
すぐに葛原岡神社の横手に飛び出す。 合流点の右には葛原岡神社の石の鳥居があり、そこを潜って境内に入る。 時刻は 10時58分。 |
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この葛原岡神社の祭神は後醍醐天皇に仕えた日野俊基 (ひのとしもと) で、
俊基は 1332年 (元弘2年)、鎌倉幕府倒幕計画に参加した罪でこの葛原岡で斬首されている。 このことから、明治天皇は俊基の足跡 (そくせき) を 明治維新の先駆けとして深く追慕せられ、明治20年にこの葛原岡に俊基を祭神とした神社を創建されたとのことである (写真は 葛原岡神社の本殿)。 | |
境内を一回りした後、広い参道を源氏山公園に向かって進む。 途中、参道から右手に下る道が分かれる所にて、青空に浮かぶ 富士山の姿を 木々の上に見ることができたのだった。 |
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