山頂から少し先に進んで、周囲を見渡してみる。
やはり景色は素晴らしい。丁度高妻山の白がぐっと目立ってきた。 やはりそこだけ日差しが注いでいるのだろうか。

この飯縄山から先、瑪瑙山や霊仙寺山方面への足跡は皆無である。

四阿山、 浅間山方面を眺める。 それにしても面白い天候だ。

山頂は風が強く、結構寒い。休む場所も見あたらないので、引き返すことにする。
１０時２４分。山頂を出発。

戸隠山、 高妻山、 そして焼山、火打山、 黒姫山、 妙高山とならぶ山並みは、 本当に素晴らしい。
この時期飯縄山登山を選んだことは大正解であった。できれば青い空が広がっていれば文句はないのだが・・・。

このような誰も足を踏み入れていない雪の斜面を見ると嬉しくなる。
この時期ならではの光景であり、普段なら大賑わいであろうこの山も今は閑散としていて大変好ましい。

１０時３９分、飯綱神社に再び戻る。
神社脇は風があまりこないので、そこで握り飯をほおばる。
１０時５４分、飯綱神社を出発。下山開始。左方に雪に埋もれた二重の鳥居を見る。
ここまで山中で出会ったのはわずか３人。しかし、下を見ると、南登山道から何人か登って来るのが見える。
この後、狭い雪の道でのすれ違いも起こるし、何よりも同じ道を戻るのは気が進まない。 ということで、西登山道に踏み跡があったのを幸いにそちらに下ることにする。

写真は西登山道。
踏み跡は １人分。既に往復を済ませたようだ。こちらは西側になるので、雪が多いようである。