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リザーブタンク

Update:2010.12/13

ウチの水冷システムではポンプとラジエーターはPCケースの外に設置され、ポンプが水中ポンプである為に水をいったん溜めておく水槽(リザーブタンク)が必要になります。

実際に使っているタンクはこんな感じ(2005年に退役)↓

900円のタッパー

タンクと言えば聞こえは良いですが実際は食品保存用のタッパー(900円)。この中に半分ぐらいまで水を入れて運用しています(水量4リットルぐらい)。

長期間の運用によって水が多少蒸発しても送水機能に問題が出ないように汲み上げ可能なギリギリの水位ではなく、ある程度の余裕が持てるだけの水量は確保できるようにしましょう。

また、冷却水の余分な蒸発を極力抑え、内部にホコリ等が侵入するのを防ぐ為に、なるべく機密性の高い物にしたいところです。

このタンクでは水の出入り口としてPT1/4相当の穴をふたつ空け(上の写真の手前の部分)、そこにフィッティングを取付ける事で密閉度と作業性の向上が図られています。写真奥に大きめの穴を空けてそこからポンプの電源コードと水温計のセンサーを入れていますが、この穴にもゴムブッシュを入れてなるべく機密性を上げるようにしています。これで上から蓋をすれば完全とはいきませんがそれなりに高い機密性が確保できるようになっています。

さらに小型化を目指して製作したのがコレ(↑現役)。ポンプをより小型で低性能な物に変更。これでタンク 内の貯水量は1.5リットルぐらい。写真は1年使用してメンテナンス時に取り外したもの。


以前はラジエーターを使用せず、水の冷却は主にタンクからの自然放熱に任せる構成となっていた為、貯水量30リットル近い巨大な水槽を使用していました(↓こんな感じ)。

巨大水槽

Pentium3の世代のPCではこれだけでCPUとビデオカードの冷却が可能だったわけですが、それ以降の世代のPCの発熱量はコレでは冷却が追いつかないようになってきたので、ラジエーターを導入して強制的に冷却させるように変更。よってタンクに冷却能力を持たせる必要が無くなったので現在のコンパクトなタンクに変更されたというわけです。

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