福島県会津若松市にある「有限会社大蔵屋」の、春告魚(はるつげうお)である身欠き鰊(ニシン)を、山椒(さんしょう)の葉で漬けた福島県会津地方の有名な郷土料理「鰊(ニシン)の山椒漬」(醤油)(酢)(酒)(安全安心な無添加食品)

2017(平成29)年1月8日

 「鰊(ニシン)」は、東北地方では雪に閉ざされた長い冬が終わり春になると届く魚で、「春告魚(はるつげうお)」と言われています。

 福島県会津地方では山椒(さんしょう)の芽が出る5月初旬から6月にかけて「鰊(ニシン)の山椒漬け」を作り始めるようです。

 「鰊(ニシン)の山椒漬け」の由来は、北海道でとれたニシンが新潟を経て会津地方に届くのがちょうど山椒の芽がでる季節と重なり、鰊(ニシン)の山椒漬けができたと言われています。

 

 そして、会津地方には「鰊(ニシン)の山椒漬け」を漬ける専用の鉢「ニシン鉢」があります。

 直方体の鉢で長さは身欠き鰊(ニシン)が丁度収まる25センチのものが主流とのことです。

 

 「有限会社大蔵屋」の「鰊(ニシン)山椒漬」の原材料は、

 鰊(ニシン・アメリカ産)、醤油、酢、酒、砂糖、みりん、山椒の葉です。

 添加物は一切使っていない安心安全な食べ物です。

 

 「鰊(ニシン)の山椒漬」は、上記の「ニシン鉢」に、身欠きニシンと山椒の葉を交互に重ね、酢と酒、醤油で漬け込んだものです。

 身欠きニシンの旨味と山椒の葉のスパイシーな香りがよく合ってとても美味しいです。

 そのまま食べられます。

 また軽く火で炙(あぶ)っても美味しいです。

 酒の肴に最適な逸品です。

 

 「有限会社大蔵屋」の「鰊(ニシン)の山椒漬」は、会津の本当の家庭料理が味わえると評判の店「鶯宿亭(おうしゅくてい)」(電話番号0242ー29ー0880)と同じ「ニシンの山椒漬」をそのままパックしたそうです。

 

 「有限会社大蔵屋」の「鰊(ニシン)の山椒漬」は、3本で1300円です。

 

 購入した場所は、磐越自動車道磐梯山サービスエリア上り線の売店(電話番号0242ー63ー0690)です。

 

 製造者は、有限会社大蔵屋(電話番号0242ー28ー4015)です。

 

 なお、「鰊(ニシン)」に関しては、

2014(平成26)年9月2日北海道・函館市のJR函館駅の駅弁「鰊(にしん)みがき弁当」

 でご紹介しています。

 

 付言すれば、スウェーデン北部の有名なニシンの缶詰の「シュールストレミング」は、生のニシンを缶詰にして缶内発酵させたもので強烈な臭気があり、開けるときは水の中で開けないととんでもないことになるようです。

 

 また、「醤油」に関しては、

2017(平成29)年1月7日山形県山形市七日町にある「オーヌマデパート本店」で購入した、山形県長井市にある「山一醤油製造所」の、味噌のようにネットリして甘辛い風味で旨味があり、麻の実のプチプチ感がアクセントになっている、ご飯のお供や酒の肴、そして納豆や豆腐にも合う無添加調味料「あけがらし」(麹(こうじ))(塩)(もろみ味噌)

でご紹介しています。

 

 そして、「酢」に関しては、

2016(平成28)年12月26日青森県八戸市にある「ディメール」の、八戸前沖でとれた脂ののったトロのようなブランド鯖(さば)の「八戸前沖鯖」を上品な醸造酢でしめた「しめさば」の棒寿司を八戸市を中心とする青森県南部地方名産の食用干し菊「阿房宮」で美しく飾った美味しくて豪華な「鯖寿司のはちのへ巻」

でご紹介しています。

 

 更に、「酒」に関しては、

2016(平成28)年10月20日岡山県倉敷市にある「藤戸饅頭本家」が製造している、地元の麹(こうじ)を使用した酒粕を絞って毎朝つくる甘酒と小麦粉が原料の饅頭の薄皮で、北海道十勝産の小豆でつくる濃厚なこし餡を包んで、すべて無添加で保存料も使用しない上質な倉敷銘菓「藤戸まんじゅう」

でご紹介しています。

 

 また、「山椒(さんしょう)」に関しては、

2015(平成27)年8月14日岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷(旧上宝村)にある「飛騨山椒」の、奥飛騨の厳選した山椒(さんしょう)を100%使用した香り高い「山椒粉」と「山椒七味」唐辛子(とうがらし)と、

2011(平成23)年12月4日鶴岡の「切山椒(きりさんしょ)」

でご紹介しています。

 

 そして、「安心安全な食べ物」に関しては、

2017(平成29)年1月7日富山県小矢部市にある「おせんべい処かなや」の、柴を積んで川面を渡る「柴舟」の形に似せて煎餅を反(そ)らし、生姜(しょうが)汁と砂糖を丹念に塗った石川県金沢市が中心のような伝統銘菓の「特選柴舟(しばふね)」

でご紹介しました。

 

 ちなみに、「福島県」に関しては、

2016(平成28)年12月4日福島県柳津町にある「小池菓子舗」の、行列に並んで購入しなければならない、もち米と粟(あわ)のねばりがあり粒々の食感が残る黄色い柔らかな餅で穏やかな甘さのこし餡を包んだ柳津名物「あわまんじゅう」(粟饅頭)

でご紹介しています。

 

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