常温核融合は本当だった! その17

生体内元素転換  再考1 >、< 生体内元素転換  再考2 >、< 荒田吉明先生ご逝去
イモリの再生能力、秘密は赤血球 >、< ICCF21 >、< JCF19は岩手大学>、NeW現代の寺田寅彦



2018/5/12              < 生体内元素転換  再考1>

 その16も長くなったので頁を新たにして「その17」をはじめたい。その前に、その16を少しだけおさらいしたい。16は非常
に”重たい話題”を扱ったと思っている。一つ一つの密度が濃かった印象である。ネサーンのソマチッド、加藤清氏の粉ミルク療
法、Gorge Oshawa Cycle、船瀬氏の「食べなきゃ治る」、千島博士の断食論などを紹介した。

 中でも印象に残るのは、加藤清氏の粉ミルク療法である。年間数千人のがん患者を治しつづけていた粉ミルク療法が、マス
コミと医師会の圧力でつぶされたことは痛恨の出来事であった。⇒ガン治療法”粉ミルク療法” まとめ >
それ以来がん治療は迷走をつづけているのではなかろうか。歴史の暗部を直視し、粉ミルク療法の復活を祈りたい。

 ジャーナリスト船瀬俊介氏の食べなきゃ治る! まとめ >では、ファスティング(断食)がありとあらゆる病気を治していく
ことを見た。病気は、薬を飲まなくても食べなきゃ治るのである。こんな単純なことを人間は忘れている。千島喜久男博士らも
指摘するように、古来から断食の効用は知られていた。いまこそ先人の知恵を見直す必要があろう。

 さて、「常温核融合は本当だった!」シリーズでは、これまで、常温核融合、千島学説、生体内元素転換を主に扱ってきた。
最近は生体内元素転換のことをあまり書いていない。この17ではそれにも触れていきたい。どこまで書けるか自信がないが、
いつも気になっているものである。”生体内元素転換”は、”生物学的元素転換”とも呼ばれるが、植物や動物の体内で、元素
転換が行われていることを示す学説である。

 さて、ケルヴランが提示した4つの規則(ループ)をまず書いておきたい。過去紹介してきたものだが、生体内元素転換を理解
する上で基本になると思っている。










 例えば、アルカリ・ループのMg-O-Caやジオ・ループのSi-C-Caの所は、次のような元素転換を示す。

 Mg + O = Ca ---@

 Si + C = Ca ---A

 Aの式は、Si(珪素)がでC(炭素)と結びつき、Ca(カルシウム)に元素転換することを示している。これは妊娠した動物が土を食
べる行為や妊婦が土を食べたがる行為にも関係があると思っている(赤ちゃんには丈夫な骨が必要!)。これらは過去に説明
してきた。
 Aに関してはまだ言い忘れていることがあって、それはケルヴランの著書「生物学的元素転換」(C・ルイ・ケルヴラン著、高下
徹訳、朔明社)で書かれていることだが、次の個所である。昔から気になっている所である。

「生物学的元素転換」(C・ルイ・ケルヴラン著、高下徹訳、朔明社) p.54〜p.55から引用。
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(5)珪酸から石灰への変質

 私たちは微生物の作用によって石灰質になっている珪酸岩に言及した。これはほんの一例に過ぎない。私たちはこれまでの
著作の中で、この特性は長い間知られてきており利用されてきたことを指摘しておいた。古代においてさえ、珪酸の豊富なス
ギナ(トクサ属)は再石灰化のために使われていたのである。昔それは肺の空洞の石灰化を促進するために結核患者に与え
られていたのだが、これは珪酸が石灰分をもたらしたのである。
 カルシウムを与えた後よりスギナから得られた有機珪酸の抽出物を投与した後の方が、ラットの骨の破砕がずっと急速に治
癒されたことをX線写真は示している。無機カルシウムは残留物であり、有機体によって同化されない。人間と高等動物におい
てそれは最終形で存在しているが、植物と微生物はその逆の反応を行ないカルシウムを利用しているのである。したがって再
石灰化には無機カルシウムは投与されるべきではない。・・・


図9. 有機珪酸による再石灰化作用。大腿骨を骨折したラットの17日後のX線写真。
 写真2・3 通常量のカルシウムを含む餌を与えたラット。
 写真4・5 有機珪酸のサプリメントを投与されたラット。ほぼ完全に接合している。
 接合部の仮骨は他の部位よりも石灰分濃度が高く、黒く造影している。

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 図(写真)をお見せできないのは残念だが、要するに、ラットの骨折を治すのに、カルシウムと与えた場合より、珪酸を与
えた場合の方が治るスピードが格段に早い!ということを示しているのである。これなどは本当に見直されるべき研究だ。

 昨今、粘土食などが健康食として利用されているのも、Aの式に関係があると思っている。

 「カルシウムが不足しているからカルシウムをとろう!」という現代栄養学はおそらく間違っている。

 次のような研究からも、珪素Siが骨を強くしていることがわかる。

http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/302512.html
上記サイトから引用。
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2004.04.16

ケイ素はカルシウムより骨を強くする、米英共同の「フラミンガム研究」から解明

 骨を強くするミネラルと言えば、誰しも思い浮かべるのがカルシウム。しかし、最新の研究で、ケイ素はカルシウム以上に骨を
強くする可能性が高いことがわかった。

 米国の代表的な疫学研究の一つに、「フラミンガム研究」と呼ばれるものがある。1940年代からスタートした、長期間の地域
コホート研究だ。

 地域コホート研究は、同一地域に住む人を対象にした追跡調査研究のこと。食生活や血圧、血清脂質値などを調べた上で、
長期間にわたり健康状態の変化を追跡調査している。

 フラミンガム研究から、血圧や血清脂質値が高い人、肥満の人、たばこを吸う人は、心臓病で死ぬリスクが高いことがわか
り、心臓病の診療を大きく進歩させた。

 このフラミンガム研究に当初参加した人の子供を対象とした「フラミンガム子孫研究」(Framingham Offspring Study)も、1970
年代からスタートしている。

 今回、ケイ素摂取量と骨の強さ(骨密度:BMD)に密接な関係があることが明らかになったのは、この子孫研究のデータによ
る。

 米国と英国の共同研究グループは、フラミンガム子孫研究の参加者2846人(30〜87歳、男性1251人、女性1596人)の食生
活を調査。

 同時に、背骨(腰椎)や足の付け根の骨(大腿骨けい部)のBMDを測り、食事からのケイ素摂取量とBMDとの関連を調べた。

 ケイ素摂取量を4グループに分けて比較すると、男性や閉経前の女性では、ケイ素摂取量が多いほど大腿骨頚部のBMDが
高いことが判明した。

 最もケイ素摂取量が多いグループ(1日40mg以上)は、最も摂取量が少ないグループ(1日14mg未満)より、BMDが10%近く
高いことが明らかになった。

 ちなみに、カルシウム摂取による同様の研究では、摂取量が最も多いグループと最も少ないグループのBMDの差はたかだ
か5%だった。

 「食事からのケイ素摂取量の差がBMDに及ぼす影響は、カルシウムよりも大きい」と研究グループはみている。

 ケイ素はこれまで、人の健康に対する影響がはっきりとはわかっていなかった。ケイ素を含まない食事で育てたマウスは、骨
の生育が不十分とのデータがあり、おそらく骨の健康維持に大切なミネラルだろうと考えられていたが、人を対象にした大規模
な疫学研究で密接な関係が示されたのは初めて。

 これまで人への作用に対するデータがなかったこともあり、今のところケイ素の栄養所要量は定められていない。

 しかし今回、“カルシウム以上に効く”とのデータが発表されたことで、状況ががらりと変わる可能性が出てきた。

 ケイ素はほかのミネラルと同様に、食品から摂取しても体内に吸収されにくいことがわかっている。

 例えば、バナナはケイ素が豊富な食品の一つだが、食べても含まれるケイ素の5%程度しか体内に取り込まれない。

 ただし、ケイ素の吸収率は食品の種類や加工法によって大きく変わる。

 ケイ素は穀物の皮にも多く含まれているが、全粒粉から作ったシリアルや、大麦を皮ごと使って作るビールの場合、含まれる
ケイ素の4〜8割と高い割合で吸収される。

 ケイ素を添加して吸収率を高めた機能性食品は、次のトクホ(特定保健用食品)の狙い目かもしれない。

 ケイ素とBMDとの関連を示したフラミンガム子孫研究の論文タイトルは、「Dietary Silicon Intake Is Positively Associated
With Bone Mineral Density in Men and Premenopausal Women of the Framingham Offspring Cohort」。アブストラクトは、こち
らまで。(内山郁子)
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2018/5/20              < 生体内元素転換  再考2>

 ケルヴランの「生物学的元素転換」(C・ルイ・ケルヴラン著、高下徹訳、朔明社)は、重要な考察が多く行われている。
次の箇所では、甲殻類の殻の形成から元素転換に迫っている。


「生物学的元素転換」(C・ルイ・ケルヴラン著、高下徹訳、朔明社) p.69〜p.70から引用。
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 甲殻類

 甲殻類の殻の形成にも一つの謎、それどころかいくつも存在していた。それは明らかに、海水中の石灰分をそれらの動物が
「固定する」のであると、相変わらず根拠のない説明がなされていた。しかしその現象を研究していた専門家たちは、当惑した
ままだったのである。
 ある日私の幼い孫が、ちょうど脱皮していてその殻を脱ぎ捨てたカニを私の所に持ってきた。それは柔らかい塊で、生かして
おくために塩水の入ったボウルに入れられていた。次の日、すでにそれは一昼夜で完成されたより硬い殻を身に付けていた。
30時間のうちにカニはその殻を形成することができるのである。それは仮におよそ17×10cmの寸法とすると約350gの重さ
になる。この新しい殻の総重量には、はさみ、甲羅、そして各節部の中の水分が含まれている。海水中の石灰分の量はかなり
低いもので、平均してカルシウムは0.0042%しかない。甲殻類の再生するその殻は他の海生動物から得ることはできず、そ
れは傷つきやすい状態で隠れたまま食物を探すことはない。その体の分析の示すところによると、肝臓と膵臓だけが脱皮の前
にわずかな石灰分を貯蔵できるという。しかしその殻はこれらの器官より40倍も多い石灰分を含んでいるのである。---という
ことは?
 私たちは海水中に存在するマグネシウム(およびカリウム)がカルシウムをもたらしうることを知っている(マグネシウム塩は
0.5%、カリウム塩は0.05%)。そして本質的にマグネシウムは甲殻類がその殻を作るのに利用されているのである。私た
ちは海水中にわずかしか含まれていないため、珪素は無視している。(0.0001%)
 ロスコフの海洋生物学研究所では、全ての石灰分が沈殿によって除去された海水のタンクにザリガニが入れられていた。そ
れでもやはりその殻は形成されたのである。
 殻の分泌作用を行っている動物の組織学的切片の研究によると、化学分析でカルシウムが見出される膜組織の外部面には
石灰分が形成されていることがわかっている。一方その内面、すなわち、動物質の入っている側には石灰分は存在しない。こ
の事実は専門家たちを当惑させたのだった。
 同じような状況は骨の形成にも当てはまる。真摯な専門家たちは骨の形成(あるいは甲殻類の殻)は一つの謎と受け止めた
のだった。彼らは石灰分のみを探していたのであり、他のものを探そうとは思いつかなかったのである。

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 ケルヴランは、石灰分のない状況でもカニの甲羅や動物の骨が形成されるという生物学における謎を鋭く指摘している。
Caが極めて少ない状況下でも動物や生物はCaから成る殻や骨を急速に形成していく。それはなぜなのか?

 ケルヴラン(1901-1983)が活躍した当時、このような問いに専門家はまとも答えることができなかった。それは現代でも同じ
である。学者は当惑し、だんまりを決め込み、見ないようにしている。教科書をいったん信じればそこから抜け出せないのであ
る。教科書が聖書になっていてそれに反することは思考をストップする。それは宗教であって科学ではない。その理論に矛盾し
た現象が見つかれば”その理論を即座に捨てる”というのが科学である。

 上記のような状況は、現代の科学全般に言える。千島学説やネサーンのソマチッドの周辺ではiPS細胞、STAP細胞を絡めて
生命科学の欺瞞を存分に見てきた。
 さらに、それは物理学の現代宇宙論にもそのまま当てはまる。宇宙論学者はビッグバンに矛盾する現象が次々と見つかって
いるのにその学説を捨てられないのである。それは見ていて滑稽であり、哀れである。
132.8億光年彼方の銀河に酸素を検出、最遠記録を更新
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9915_oxygen



彼らは石灰分のみを探していたのであり、他のものを探そうとは思いつかなかったのである。 ケルヴラン




2018/6/10              < 荒田吉明先生ご逝去>

 「荒田吉明先生が逝去された」との連絡が一昨日JCFから届いた。
https://mainichi.jp/articles/20180607/ddm/041/060/156000c

 たいへんご高齢であったので心配はしていたが、突然の連絡に驚いた。そして、先生がなされた偉大な足跡がぐるぐると頭の
中をを駆け巡った。高橋亮人先生からもご冥福を祈る連絡が届いた。享年94歳。心より、ご冥福をお祈りします。

 荒田先生で最も思い出に残っているのは、2008年5月に阪大で行われた常温核融合の公開実験の成功である。これは私も
見学させてもらい、その翌日に記事にしたので非常に印象に残っている。

荒田吉明・阪大名誉教授が常温核融合の公開実験に成功されました!

 こんなにわくわくどきどきしたことはなかった。
 ここから一挙に話題沸騰して、常温核融合の存在が知れ渡るところとなった。そしてこの公開実験は海外にも発信され、世界
中で話題となった。cold fusion跳躍のきっかけとなった実験であったことは間違いない。荒田先生が始められたナノ金属と重
水素ガスの固体反応の実験手法「荒田方式」は世界中で行われる標準的な方法となっていった。現在、cold fusionでは電気
分解ではなく、荒田方式類似の実験が多く行なわれているのも、先生の影響が非常に大きい。

  2007年の同志社大学での先生の特別講演も印象に残っている。「こんなすごい先生がいたのか!」と度肝を抜かれたのを
覚えている。ここで先生は、翌年の公開実験を示唆され、それを実現されたのである。
JCF8の報告

 同志社大学講演は、文化勲章を受けられた後である。ふつうは文化勲章を受けたような学者は実験したりしない。後は余生
をのんびり・・となるのが普通である。
 先生は違った。そこから公開実験を行って世界に影響を与え、その後も実験を続けられた。こんな学者はいまい。高橋亮人
先生(大阪大学名誉教授)は、著書「常温核融合2008」(工学社、高橋亮人著)で、荒田先生について次のように語っている。

「教授になって、50歳にでもなったら研究はやめて、東京で政治活動に没頭したり、授業だけこなすことで毎日をむさぼる・・こ
れが、我が日本の標準的研究者の姿だ。だから、荒田先生のような存在は、余りにもまぶしい。」

 最後まで研究者を続けられた荒田吉明先生に敬意を表したい。




2018/6/10           < イモリの再生能力、秘密は赤血球>

 先日、次のニュースが流れたが、これは千島学説に一歩近づいた結果だと思った。

https://www.asahi.com/articles/ASL5Z2WFBL5ZULBJ001.html
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イモリの再生、目・脳・心臓も 高い能力の秘密は赤血球

 日本に生息する両生類のアカハライモリは生涯にわたって尾だけでなく、目や脳、心臓の一部を切り取っても再生する。ほか
の動物にない高い再生能力に、赤血球が深く関わっていることを筑波大などの研究チームが明らかにした。再生に必要な物質
を運ぶ「薬のカプセル」のように働き、再生を促すらしい。

 アカハライモリは、本州や四国、九州地方に広く生息する日本の固有種。研究チームは、成体になっても再生能力を失わな
いのは、進化の過程で獲得した遺伝子が関係しているとみてイモリの脚の再生過程を調べた。

 その結果、切断された脚の組織に含まれる未成熟な赤血球で、これまで知られていなかったイモリなどに特有の遺伝子「Ne
wtic1」が働いていることを突き止めた。この未成熟な赤血球は、脚の傷口に無数に集まって集合体をつくり、組織の再生に必
要な酵素や、筋肉などに分化した細胞を未分化の状態に戻す作用に関わる物質を分泌していることがわかったという。

 筑波大の千葉親文(ちかふみ)教授は「イモリの赤血球は酸素を運ぶだけでなく、薬のカプセルのように再生に関わる様々な
物質を運んでいるようだ。今後の再生医療研究に生かしたい」と話した。

 英科学誌サイエンティフィック・リポーツに研究成果(https://www.nature.com/articles/s41598-018-25867-x別ウインドウ
で開きます)が掲載された。(杉本崇)
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 赤血球が細胞の再生、分化に関わっていることがわかった、としているが、しかしこんなことは千島学説を知るものから見れ
ば、なにをいまさら寝ぼけたことを!というくらいにレベルの低いことを言っているのである。ジャーナリストの船瀬俊介氏らがこ
のニュースを見ると、あきれて笑い飛ばすであろう。

 赤血球こそが細胞の分化に最も深く関係していることは、千島喜久男博士が70年も前に発見していたことである。そして、そ
れがiPS細胞やSTAP現象などに関わっていることは何度も述べてきた。 このサイトの読者なら、耳にタコができているはず
だ。(iPSやSTAPは千島学説の枝葉的な現象にすぎない)

 上記は、赤血球が細胞新生のための物質を運んでいるようだ・・との見解だが、じつは赤血球そのものが細胞へと分化(変
化)しているのである。また細胞から赤血球への逆分化も起こる。それは、千島喜久男や森下敬一博士らによって実証済みで
ある。

 「細胞は細胞のまま!赤血球は赤血球のまま!」というのは、生物学の中心原理である。いまではiPS細胞などでややくずれ
気味とはいえるが、まだ中心原理であることは間違いない。しかしそれは完全に間違っている。

 いまこそ千島喜久男博士の業績を見直すときである。

 千島学説を紹介してきて以来、生物学の変遷を眺めていると、千島学説の正しさを確信するニュースばかりである。いかに
千島が主張してきたことが的を得ていたかを確信するばかりだ。
 どんどんと現代医学は、千島学説へと近づいている。

 にもかかわらず、いまだに千島学説を弾圧し嘲笑し、黙殺、だんまりを決め込んでいる生物学・医学という学問はいったいな
んなのか。科学者は実験事実より聖書(教科書)を大事に守る聖職者なのだろうか。

 『隠された造血の秘密』(酒向猛著、Eco・クリエイティブ)で、千島学説に詳しい外科医の酒向博士が語っている言葉を再度
引用したい。
 私が現代医学に対して感じていることをこれほど的確に語った言葉はない。

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結局、最新の研究による結論は千島の学説に回帰することになる。
すべての幹細胞の研究は、結局は、
千島というお釈迦様の手の平の中を飛び回っていただけであった、
ということになりそうである
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2018/7/7                  < ICCF21>

 気付けば、常温核融合国際会議ICCF21が終わっていた。
 JCFからメールが来て気づいていたが、数学の研究がいそがしくそちらに意識が回らなかった。今回は、米国のコロラド州立
大学で6月に開催された。https://www.iccf21.com/

 詳細に調べる時間がないため、箇条書きに思うことだけ書きたい。

●プログラム内に、Iwamura, Takahashi, Kasagi, Hioki, Tanabe, Kitagawa, Yoshimura, Mizunoという日本人の名前が見える。
水野先生は出られたようだ。水野先生は過剰熱。岩村-高橋ラインもナノ粒子を使った過剰熱の研究のようだ。笠木先生も過
剰熱。京大の田辺先生は理論を発表。プラズモン効果?
https://www.iccf21.com/detailed-agena

●私は、Transmutation(元素転換)の方に目が行く。常温核融合で最も重要なのは、過剰熱ではなく、元素転換である。何度
も言ってきたが、これこそ科学におけるコペルニクス的転回である。

A. Nikitin らの発表「Impact of Effective Microorganisms on the Activity of 137Cs in Soil from the Exclusion Zone of
Chernobyl NPP」が気になる。
グーグル翻訳では「チェルノブイリNPP排除区域の土壌における137Csの活性に及ぼす有効微生物の影響」と出た。微生物に
よって放射性元素の元素転換が起こり、非放射性元素に元素転換されたという内容か。

J.-P. Biberianの「Anomalous Isotopic Composition of Silver in a Palladium Electrode」も非常に大事。
グーグル翻訳では「パラジウム電極中の銀の異常同位体組成」。これらも大森博士らの元素転換実験を彷彿とさせる。

●ハンガリーの科学者Egely (イーグリー)の論文が出ている!
https://www.iccf21.com/submit-abstract

Egelyの研究は異色であるが、Oshawaサイクルにおける元素転換を証明するというきわめて重大なものである。Egleyのことは
当サイトで紹介したが、ICCF21の研究もそれに関連したものではなかろうか。彼の研究は真に独創的だ。
Dusty Plasmaによる元素転換 >
元素転換規則グラフ Gorge Oshawa Cycle >、< Gorge Oshawa Cycleとケルヴランのループ(1) >

以上。




2018/8/17                  < JCF19は岩手大学>

 先日JCFから次回JCF19年会の連絡が来たので、お知らせします。

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下記のようにCF研究会第19回年会(JCF19)を開催します。
 日時: 2018年11月9-10日
 会場: 岩手大学 銀河ホール

 発表アブストラクト締切:2018年10月15日(月)

詳細については添付ファイルまたはJCFのホームページ
http://www.jcfrs.org/ でご確認ください。
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 今度のCF研究会第19回年会(JCF19)は上記の通り岩手大学で開催されます。東北の人はチャンスです。

 この年会ですが、これはJCF学会の先生方による研究発表会であり1〜2年に一度開催されています。次は第19回になる
のですね。私がはじめて参加したのが2005年のJCF6(東工大)だったので、月日のたつはやさに驚きます。

 毎回いいますが、事前の申込みなど不要です。直接会場にいって受付で5千円払えばOKです。だれでも(研究者でなくとも)
聴講可能です。
 最先端の常温核融合研究の発表を日本語で聴けます。ぜひ気楽に参加してください。
上記サイト中の”最新情報、EVENT”をクリックしてください。

 岩手大学は、初期からの常温核融合の日本における重要拠点です。
 これまで北大や阪大や神戸大などがクローズアップされてきましたが、岩手大は隠れた?常温核融合のメッカです。1990年
代から岩手大では山田先生が活躍されてきました。そして、現在では山田先生のお弟子さんの成田先生がCold fusion研究を
引っ張っておられます。

 岩手大の今後の研究に期待したいところです。




2018/9/9               < 現代の寺田寅彦>

 先日北海道で震度7の巨大地震が発生した。断水やら大規模停電も発生し、被災地は本当にたいへんな状況に陥った。懸
命な救助活動がいまも続いている。

 地震の前、巨大台風が関西を襲った。こちらも関西を中心に大きな災害をもたらした。
 地震も台風・・どちらも怖い。

 しかし地震と台風とどっちが怖い?と問われたら、どう答えるであろうか。

 地震の方が怖い、と元北海道大学教授で地震学の権威・島村英紀氏(武蔵野学院大学特任教授)は言う。

 なぜなら、地震は突然やってくる。台風はだんだんと来る。台風は心の準備ができる。地震は身構える暇もない!というのが
その理由である。
 なるほど!と思った。

 その島村氏について、JCF会員でもあった技術ジャーナリスの故・山本寛氏は、著書で「不都合な真実」と題し、非常に興味
深い記事を書いている。『「仮説」巨大地震は水素核融合で起きる!』(山本寛著、工学社)から引用する。


『「仮説」巨大地震は水素核融合で起きる!』(山本寛著、工学社) p.225〜p.227(色は杉岡がつけました)
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不都合な真実
   2007年1月1月12日、島村英紀(しまむらひでき)元北海道大学教授に対し、海底地震の共同研究をしていたノルウェーの大学
教授に国有の海底地震計を売ると持ちかけ、その代金を個人口座に振り込ませた罪により、懲役3年・執行猶予4年の有罪判
決が下された。

 島村被告は北海道大学・地震火山観測センター長、國際人工地震学会会長を歴任した、地震学の権威である。それと同時
に、文筆にも優れ、現代の寺田寅彦とでも表現するのがふさわしいと筆者は評価している。
 島村被告は無罪を主張していた。その根拠の一つは、海外からの送金の場合、「個人口座に送金させる」というのが北海道
大学の通例になっていたからである。これは一般の読者には理解しにくいことであるが、海外との金銭のやり取りを行ったこと
のある人には十分説得力がある。

 では、なぜこのような些細なことで島村先生は被告人になってしまったのであろうか。
 その理由は、彼の著作にあると筆者は推測する。

 彼は彼の才知をもってしても地震のメカニズムの解明が進んでいないことを正直に認識した上で、国が進める地震に対する
原子炉安全宣言の根拠のなさを文筆活動を通して啓発したからと推測する。
 その例を「地震学がよくわかる」(彰国社、2002年)から引用する。
======================================================================
『しかし、いずれにせよ、阪神・淡路大震災では地震予知ができなくて、大きな被害を出した。
  (途中略)

 この反応を見た官僚の反応は素早かった。政府の地震調査研究推進本部は国の地震研究の方針を転換したのである。そ
れまでは地震予知を声高に謳っていたのだが、地震予知という看板をあっという間に下ろして、震災予測と活断層調査を大き
な柱に据えたのである。
 地震調査研究本部の看板のひとつは、「きめ細かい震度予測」である。
  (途中略)

 しかし、実際には「きめ細かい震度予測」は政府が思うほど簡単ではないのではないかと思っている地震学者も多い。
 まず第一の問題は、それぞれの地域に想定される大地震というものに定説がないことだ。活断層のないところでは内陸では
マグニチュード6.5を超える地震はないという、現在の地震学では間違った想定のもとに原子力発電所がつくられるなど、将来
の大地震の想定には、まだまだ、いろいろな問題がある。p.225-226』
と、活断層調査の無駄を指摘した返す刀で、
『しかし、たとえば、静岡県にある浜岡原子力発電所の1,2号機は最大450ガルの加速度までしか想定していないし、あとから
できた3,4号機でも最も重要な機器で600ガル、非常用炉心冷却装置などは450ガルまでしか想定していないという。原子力
発電所は岩盤の上に設置してあるから、地震の揺れも小さく、どんな揺れにも耐えられるという政府の説明は、最近のデータ
からは否定されつつある。
   (途中略)

 阪神・淡路大震災は大地震に十分耐えられると言われていた新幹線の高架橋や高速道路と同じで、次の大地震が来るま
で、彼らが実際に正しいかどうかはわからない。だとしたら、今度は今までの震災よりもモルモットの数が圧倒的に多い「実験」
をやっていることになる
======================================================================
と地震学の主流派、行政当局に「不都合な真実」を突きつけている。
 出る杭は打たれる日本の社会では、このような場合どのような事態が起きるかは自明である。

 モルモットの一匹になりたくなければ、自分で声を上げなければならない!
 そうはいっても失うものを多く持つ人はなかなか危険を犯せない。著者のように「失うものは何もない」人間が頑張らねばと思
う今日このごろである。

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 反骨あふれる面白い文章であり、さすが山本氏である。

 私はこの記事で、島村英紀という優れた科学者の存在を知ることができた!

  島村氏は本当に早くから、東日本大震災がおこるはるか前から、地震のよる原発の脆弱性を指摘していたのである。

  さて、今回の地震を地震学会は予知しただろうか。島村氏のいう通りしなかった(できなかった)ではないか。なぜ、ふだん
は地震予知の可能性を叫びながら、今回の地震についてマスコミはその点をまったくつかないのか? あまりにも静かすぎる。
不可解なことである。

 現代の寺田寅彦たる島村先生のサイトで、地震学の現状や地球物理を知り、来たる地震に備えよう。
http://shima3.fc2web.com/index.html

その中の先生の新聞コラム。非常に面白い!
http://shima3.fc2web.com/sakuinyuukannfuji.htm








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