JCFサイトのニュースレター頁に”Italian Newspaper on IJ Project”(2005/06/06)という高橋亮人博士
の報告が載りました。詳しくは、次を参照ください。
核変換によって有害な放射性廃棄物を無害化するという画期的なプロジェクトです。
この内容には読者も驚かれたのではないでしょうか。
科学の革命ともいえる核変換技術がこんなところに既に応用されようとしている。
それにしても、三菱重工の岩村康弘博士らの手法が真っ先に応用されるのは、日本人として
なんともうれしいことです。
今後この種の応用が世界的に広がっていくことは間違いないと考えられます。
かなり以前、「それでもアインシュタインは間違っている」(フィリップ・M・カナレフ著、須貝正浩訳、徳間書店)という
本を読んだことがあったのですが、なぜかまた気になってもう一度読んでみました。(ほとんど忘れていたので)
驚くことばかり書いてあります。
とくにびっくりしたのは、カナレフ博士が常温核融合(以下CF)の実験を行い、CFを肯定的にとらえているという
ことです。カナレフ博士は独自の光子モデルでその名が世界に知られていて、また相対性理論を否定していることで
も有名です。なお、この本は反重力研究で著名な早坂秀雄博士が監修されている。
そのカナレフがCFを・・・、なんとも興味深い。上記本には一部引用します。
「それでもアインシュタインは間違っている」p.247-248
どうですか。面白いでしょう。
[水を燃やす」という表現が見えます。多くの優れた科学研究を行なっておられる高橋昭男氏からも「水を燃やす
実験を行なったことがある」と聞いたことがあります。
先日、「ロシアの新エネルギー技術」(早坂秀雄博士編集、星雲社)という本を買ったのですが、そこに、なんと
カナレフ博士のCFの論文がのっているのに気がつきました。水のプラズマ電解の実験であり、2003年の最新の
ものです。参照文献に”Ohmori and Mizuno”の論文も見える。
そうか・・「水を燃やす」というのはプラズマ電解のことだったのか・・といまになってハタと思いました。
ちなみに大森唯義博士がプラズマ電解というとんでもない現象を発見されたその状況が、水野博士の新刊
「常温核融合」(水野忠彦著、工学社)に書いてあります。面白い箇所です。
水野博士は「核変換」(水野忠彦著、工学社)の中で、ロシアのCF研究のレベルの高さを書いておられますが、
CFではロシアが深い研究を続けているようです。
Sさんが、メールを下さいましたので紹介します。
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こんばんは。
今日「原子転換というヒント/久司道夫(クシミチオ)著/三五館」という本を読んだのですが
なかなか面白かったのでお勧めしておきます。
主題は「原子転換(核変換)」なのですが、それを「陰陽原理」というものから解説しています。 あと「原子転換実験キット」なんてのも紹介していまして、炭素から鉄を作れるみたいです。 それも30分ぐらいで... もし図書館などで見かけましたら読んでみてはどうでしょうか?
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さらに続いて、次のような情報も下さいました。 ( >は私の文です)
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>「それでもアインシュタインは間違っている」(フィリップ・M・カレナフ著、須貝正浩訳、徳間書店)
>は読まれたことありますか? この本はまだ読んでいませんでした。近くの図書館にあるようなので来週かりてこようと思っています。 それから昨日紹介した「原子転換というヒント」のp72-73に桜沢如一という人が、ナトリウムからカリウム
への原子転換実験でほんの微量ですが「金」を作り出していたことが書かれています。
まさに「錬金術」...凄いです。ちなみに、その時に使われた元素ですが
元素 原子量 -------------------- 酸素 16 銅(電極) 63 鉄(電極) 56 ナトリウム 23 カリウム 39 合計 197 <-金の原子量です ということらしいです。
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メール、ありがとうございます。
なるほど・・、金ができるのならば、それは本当の”錬金術”ですよね。
読者は、まさか?と思われるでしょう。しかし、常温核融合(以下CF)の実験ではFe,Cr,Ni,Pb,Cuなどと
いう大量に出現する元素とあわせて、微量ながら金が出る場合もあるようです。
大森唯義博士が「固体内核反応研究No.1」(高橋亮人他著、工学社)にp.162にパラジウム電極上での若干量
のAu出現を述べています。
ちなみに白金Ptはよく出るようです。その辺は上記「固体内核反応研究No.1」や「核変換」(水野忠彦著、工学社)
を読めばよくわかる。
注目すべきは、忽然と出現した元素の同位体分布が自然界のものと全く異なっているという事実であり、それこそ
が不純物由来でないことを決定づけているのです。これまで何度も述べてきた通りですが。
メールで「ナトリウムからカリウムへの原子転換実験・・」と述べられていますが、なんと、面白いことに私が読ん
だ「生体内元素転換」(C・ルイ・ケルヴラン著、高下一徹訳、朔明社)にもその類似の反応が載っていました。
つまり、
Na(23) + O(16)=K(39) ----@
という驚くべき式です。こんな式はもちろん学校では習いません。( )は質量数です。
上のケルブランの著作には、夥しい数の検証実験が載せてあり、@式は日常的によく起こっている反応として
のせてあります。
他には、Ca(40) - H(1)=K(39) ----A や その逆 K(39) + H(1)=Ca(40) ----B
もある。
あるいは、こんなのもある。
O(16) + O(16)=S(32) ----C
Na(23) + H(1)=Mg(24) ----D
Ca(40) - O(16)=Mg(24) ----E
じつは常識的に起こりやすい元素転換の規則性をケルブランは見出しており、上記本「生体内元素転換」に
見やすく図表にまとめられています。この書は新しい視点を与えてくれます。
ケルブランに関しては、次の朔明社のサイトがもっとも詳しいと思いますし、上の本もこのサイトから購入しました。
著名な技術ジャーナリスト・山本寛氏の新刊「水素プラズマエネルギー革命」(山本寛著、工学社)がついに
発売になった。待ちに待った本であり、今回光栄にも山本寛氏より進呈頂いたので、とり急ぎ、発売のニュース
として読者にお知らせしたい。
「水素プラズマエネルギー革命」(山本寛著、工学社)
次サイトに紹介されています。
山本寛氏は、常温核融合(以下CF)時代をかなり以前より予見されており、CFの有用性を積極的に紹介され
ている日本でのほぼ唯一の技術ジャーナリストといえるが、私にいわせれば、本物を見る眼をもった人である。
山本氏は、燃料電池や原子力発電といったよく知られた技術と比較しつつ、CFがエネルギー分野で今後占め
るであろう位置を適確に指摘される人だが、その特徴がこの書にも随所に現れているようだ。
本書を読めば世界のエネルギー事情がわかってしまうという構成になっている。
ミルズ博士のブラックライト・プロセスも興味深い。
まだ詳細には読めていないが、水野博士の新刊「常温核融合」(水野忠彦著、工学社)とはまた一味ちがった
味がある。氏の書を買って損することはないと思います。
まずはお伝えまで。熟読した後にまた感想を述べます。
第12回常温核融合国際会議(ICCF12)が、次の通り、今年は日本で開催されます。
2005年11月27日-12月2日 新横浜プリンスホテル
日本では、今年立て続けに次の2冊が出ました。いずれも素晴らしい本です。
「常温核融合」(水野忠彦著、工学社)
「水素プラズマエネルギー革命」(山本寛著、工学社)
世界に目を向ければ、パターマンの常温核融合(以下CF)の論文がついにNatureに掲載されるという画期的な
ことが起こりました。
私は山口栄一博士から「NatureはCFは載せない方針できていたのだが・・」と直接伺った。
これはNatureも載せざるをえない状況になってきたということでしょう。またこのパターマンの論文に関しては
技術ジャーナリストの山本寛氏が上記本で興味深いコメントを述べられています。
水野忠彦博士がメールで教えてくださったように、昨年末、日経新聞で、三菱重工の岩村氏の研究がこれから
の革新的な研究課題20選の第三位にランクされるという快挙があった。
----><水野先生からのメールとビッグニュース!>
世界の水面下では確実にCFに注目していることが感じられます。
21世紀になって、ようやく本物が見直される状況になってきたといえるでしょう。
そんな中で日本でICCF12が開催されます。
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