クローズアップレンズ

よく見るのはイノン・ノーチカム。たまにアンティス・SEA&SEA・AQUAKO のクローズアップレンズも・・・。

メリット

●付けるとでっかく写ります。近寄れるため、ちっちゃいものがでっかく写ります。程度はレンズにより様々です。

●EXTRA ＢＯＫＥＨが出来ます。第四章・ボケを読んで下さい。


こういう写真はクローズアップがいりますね～


これ２ｍｍあるかな？砂粒でかっ。

デメリット

●画質が落ちます。

●近寄れるために光軸間角度は大きくなり、光の回りは悪くなります。

●オートフォーカスが最短側では、ほとんど効きません。マニュアルフォーカスで合わせます。

デメリット・画質

基本的に、レンズの前にどの様なものでも入れると画質は確実に落ちます。当たり前です。問題はどの程度なのかですね？これはレンズによります。またあなたの許容範囲によります。

知ってるだけの個人的な感想を書きます、ただの感想です。正しくなんかありません。

●AQUAKO・SEA＆SEAのは撮った事が無いのでよくわかりません。

●アンティスのレンズは、とても安いですが、倍率は低く、その割に画質は、かなり落ちます。PCで拡大してみると、甘々になってます。これならトリミングした方が断然綺麗です。正直買わなくて良いと思います。

●ノーチカムのレンズ、SMC-１は撮った事があります。非常に高倍率です。画質低下も気になりません。非常に優秀です。その他のレンズも優秀だという話は聞きました。で・・・・・・お値段が非常に高いです。あと、重いです、４６３ｇもあります。

●イノンのレンズ、UCL-165・UCL-330、コンデジ時代から皆さんおなじみのレンズです。ちゃんと大きく写りますし、値段もリーズナブルです。で、画質劣化は気になります。結局、２～３㎜のものを撮る時も普通に頑張って撮って撮り終わってから、保険でクローズアップレンズをつけて撮る程度です。一眼なら元の画素数も高いので、ピントさえ合っていればトリミングした方がきれいに撮れます。extra bokehで使う方が多いです。
UCL-67・UCL-90、。非常に高倍率で画質低下も気になりません。非常に優秀です。値段はノーチカムよりは、安いです。

結論、画質低下は、お値段次第(^O^)　良いレンズは高い、世の中金でっせ～～

デメリット・光の回り

●超近接撮影で、ハレーションは関係が無いので光軸間角度を最小にして下さい。
●１２０度型か１８０度型かは、被写体次第ですね。

デメリット・ＡＦ

最短撮影距離付近はＡＦが、効きません。マニュアルフォーカスを使って下さい。親指ＡＦが便利です。

ＴＴＬ調光の注意

超近接撮影のため、露出オーバーになります（白飛びする。）調光補正をかけて下さい。
特にextra bokehで使う場合は、注意して下さい。最小発光量に達してしまうかも知れません。
光を回すにはパンダ型フラッシュ位置ですが、通常のパンダ型ではフラッシュと被写体が近すぎます。
光軸間角度を変えないように注意しながら、フラッシュは後に下げて下さい。ハウジングのアームなどと干渉するので５～１０ｃｍ程度しか下げられません。それで充分効果的です。

マニュアル発光の注意

SEA&SEAのフラッシュは問題ないと思います。
INONのフラッシュは、マニュアル発光の最小発光量が大きいです。GN２．５です。
そのため、最小発光量にしても、露出オーバーになります。（白飛び）
extra bokehのようにF値を開放にすれば確実になります。
対処は・・・
●後に下げる
●減感を使う
●ディフューザーを使う
それでもだめならば・・・
●光りの周りは諦めてフラッシュを離してください。

買うべき？

それは普段『ちっちゃくて撮れない！！！』と叫ぶ事がどの程度あるかです。
ＡＰＳ－Ｃで１０５ｍｍよりもフルサイズで１０５ｍｍの方が叫ぶ回数は多いと思います。まぁトリミング耐性も違いますが、ファインダーの中で小さすぎてピンがわからないと、叫びますよね。

イノンのUCL-165で試してみてもいいかもしれませんね。コンデジ時代バカ売れしているはずなのでどっかにありそう(^O^)誰かに借りて使ってみたら？

ただし注意です。小さなものが撮れるのは最初感動します。しかし、そのような特殊なレンズは特殊な絵コンテしか撮れません。撮れる写真の種類が少ないのです。高倍率のものほど最初の感動が大きく、絵コンテは少なくなります。
実際買って最初良く撮ったけれども、だんだん使わなくなったという人がかなり多くいます。画質の良い高倍率の物は高価なのでよく考えてね。

また被写界深度が非常に浅くなります。普通に撮るとＦ１０以上Ｆ１６・２２・２７とかに絞って使います。

マイクロフォーサーズのミラーレス

クローズアップレンズは付けると被写界深度が浅くなります。それを利用して、マイクロフォーサーズのボケ量の少ない欠点を補う事が出来ます。画角は変わり・画質は落ちますが、ボケ量は増えます。この目的ではあまり高倍率のものは画角が変わりすぎて使いにくいかもしれませんね。イノンのレンズ、UCL-165くらいで試してみてはいかが？

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