１９０４　

２月５日、宮城県伊具郡丸森町で加藤喜平、今野いねよの長男として出生、喜平は今野家に入り婿入籍。

 

１９０７　３才

祖父加藤喜四郎、伯父慶三郎一家より１年ほど遅れ、父母、姉とともに旭川に移住、１線４号（現・花咲町５丁目）馬鉄待合所に住む。

 

１９１０　６才

４月、上川第三尋常小学校（現・道教大付属小学校）入学。

 

１９１２　８才

上川郡上名寄村ウリリ（現・名寄市）に移る。

 

１９１５　１１才

雨竜郡上北竜村ウッカヤオマナイ（現・深川市）に移住。父喜平、澱粉工場を経営。弟、正道（四男）誕生。

 

１９２０　１６才

澱粉価格暴落。工場経営の失敗で、再び旭川へ、大力は北海日日新聞社の給仕として働く。

 

１９２１　１７才

旭川郵便局小包係として勤務。

 

１９２３　１９才

「大阪朝日新聞」１万５千号記念懸賞文芸作品の自由詩部門に「古典の幻影」が入選。銀牌６席。

 

１９２４　２０才

「日本詩人」６月新詩人号に「郷土」入選。

 

１９２６　２２才

名寄新芸術協会の北村順次郎らから、「観念的追想主義者」と批判され論争。

 

１９２７　２３才

上京し四谷郵便局（後、本郷郵便局）に勤務。父母は旭橋のたもとで「大力もち」を商う。

 

１９２８　２４才

「文芸戦線」の黒島伝治と知り合う。この秋、肋膜炎にかかり、静養のため旭川へ帰る。

 

１９２９　２５才

北都毎日新聞社に記者として入社。コラム「兎の耳」担当。岩沢眼科病院で見習看護婦をしていた丸本久子と結婚。９月、黒島伝治の求めにより単身上京、労農芸術家聯盟に参加。

 

１９３０　２６才

黒島と労芸を脱退し、文戦打倒同盟を結成。日本プロレタリア作家同盟に参加。

 

１９３１　２７才

戦旗社に入社。「婦人戦旗」の編集。６月、長女黎子誕生。

 

１９３２　２８才

日本共産青年同盟に加盟。３月、コップ加盟団体への大弾圧。大力も検挙され、拷問の殴打のため中耳炎となり重体。

 

１９３３　２９才

日本共産党に入党。旭川から父母を呼び寄せる。

 

１９３４　３０才

闘病。

 

１９３５　３１才

６月１９日、中野区江古田の市療養所にて死去。