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那須雪景		 静かな日本
いつまでも　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
Quiet Japan forever.

ならい


　　　

 　　　　　　　

　

　

　


　　　　まにし

　　　　
　
 こち　
　



　　　　　

風渉る		 　
　　　
　　　はえ


　　　　　

　

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浜辺の歌
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エッセイ

個展

　

　

　

　

　

　

　

　

那須雪景
　

　

　

（茶臼岳・栃木）

　

　

6P

　

頂には時折水蒸気が
白くたなびいて見えた
どっしりと、モコモコとした山肌を
雪が覆っていた

　

まだ春を迎えるには少し間がある

　

　

 

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

風渉る

　

(朱鞠内湖)

10F

人里がこんなにも遠いのかと思えた
北の大地の人造湖
夏の夕風は向うの山から
水面を渉って来た

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

まにし

　

<西風のこと>

　

（月山）

　

20P

秋の彼岸の夕日は
西の空に沈もうとしていた
月山の中腹から眺める日本海も
黄金色に輝いて見えた

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ならい

<北風のこと>

(京都)

4F

京都嵯峨野に
小さな美術館があった
庭は手入れが行き届き
杉苔の上には落椿が
幾つかの季節に
訪ねたのだったが・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

はえ

<南風のこと>

　

SM

下田港は深い奥行きの良港である
穏やかな風の日遊船は釣り人たちを
ポイントへと渡しに出て行った

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　 こち

<東風のこと>


（大瀬・伊豆半島）

6F

石廊崎の手前に岩礁が
立ち並ぶ浜である
背景の太平洋にはさすがに
沢山の行き交う船の姿があった

　

　

　

　

　

　

　

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