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また、この辺では面白い岩が見られるようになる。 NHKの ブラタモリ 嵐山編にて、 チャートから地形の成り立ちを知るということをやっていたが、専門家にとっては、この 和名倉山においても、 これらの岩から地形の成り立ちを説明することができるのであろう。 |
道はこの辺から小さなアップダウンを繰り返していくことになり、加えて樹林に入ったり、
開けた場所を通過したりといったことが続くようになる。 吹上ノ頭と言われる高みの西側を巻き、シラビソの樹林帯を進む。 |
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また、この辺からは道の周辺に錆びたワイヤーロープがかなり多く見られるようになる。 山に登っていると、トロッコ軌道やウインチ類の残骸などを多く見かけるが、 日本全国の山々に放置されているそういった金属類を合わせると、相当な量になることであろう。勿体ないことである。 |
樹林帯を黙々と進む。 一方で、体の方は頻りと休憩を求めてくるのだが、なかなか良い場所が見つからない。 |
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さすがにノドの渇きに耐えられなくなり始めた頃、周囲の木々が疎らになってきたかと思うと、 道は樹林を抜け出し、奥の方にダケカンバが生える広い場所に飛び出す。恐らくここが八百平であろう (写真)。 実際には、道の方はこの八百平には踏み込まずに、西側の樹林帯の中を進むのであるが、 時刻を見ると既に 10時38分、かなり空腹を覚えてきているので、道を外れて小さな岩に腰掛けて休憩することとする。 しかし、この場所は奥のダケカンバがなかなか美しいものの、
周囲は樹林に囲まれていて展望もあまり無く、とにかく静か。 |
ノドを潤し、空腹を満たし、さらには薄手のアウターを着込んで 10時44分に出発する。 再び樹林帯を進んでいくと、今まで ほぼ平らであった道が一旦下りに入り、
その後、久々の登りが始まるようになる。 |
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周囲に再びシラビソが現れるようになると、
前方に 『 川又分岐 』 と書かれた手書きの標示板が見えてくる。 久々に文字を見た気になったが、そう言えば、
東仙波からこの分岐までの 1時間程の行程の間、全く標識を見なかったのであった。 |
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