和名倉山 (白石山) ( 和名倉山:2,036.2m ) 2016.5.6 登山



【PHOTO & 記録 和名倉山 2】

先程の分岐に 8時25分に戻り、左に道をとる。
木々が疎らに生えるササ原の中を少し進めば、すぐに山ノ神土に到着。
時刻は 8時32分。

ここで道は 3方向に分かれる。
右に進めば目差す 和名倉山で、 残り 2つの道は左へと進むのだが、1つは山側を進んで 唐松尾山経由にて 笠取山に至るもので、 もう 1つは等高線に沿って進み、やはり笠取山へと至るものである (笠取山の手前で 2つの道は合流する)

なお、ここの標識には 『 和名倉山 』 ではなく 『 白石山 』 と書かれている。 白石山というのは甲州側のこの山の呼び名で、和名倉山というのは武州側における呼び名である。

また、この山ノ神土の所で本日 最初の登山者を見かけたが、その若者は 唐松尾山方面へと進むようであった。

ここは休まずにそのまま右へと進む。
この山ノ神土まではよく踏まれた道であったが、ここからは ややササが五月蝿くなる。
しかし、テープもしっかりとあり、またササの下にある踏み跡は明瞭なので迷うことは無い。

道は小さなアップダウンを続けながら、 頂上に西御殿岩を有する高みの斜面右側を横切って進んでいく。

8時44分に水場となる小さな流れを横切り、徐々に高度を上げていく。
やがて樹林帯を抜け出すと、前方にササ原の斜面を南側に有する小さな高み (写真 右)と、 こちらからその高みまで続くササ原の斜面が見えるようになる。
大変気持ちの良い場所で、後方に青空が広がっていればなお良いのだが、本日は曇りとなることを承知の山行なので、贅沢は言えない。

道は右に緩やかなカーブを描きながらササ原の斜面を横切って高度を上げ、 すぐに先程見えた小さな高みから派生する尾根上に登り着く。

道は目の前の高みへと向かって進んでいくのだが、 途中から左に折れて高みを巻くことになる。
そして、そこに至る迄の間、右手に素晴らしい展望が広がる。

最初に 雲取山 (写真) が目に着き、緩やかに右にカーブして行くに連れて、右手に 雁ヶ腹摺山大菩薩嶺、そして 富士山を見ることができるようになる。

但し、この辺は風の通り道なのであろうか、吹き付ける風が結構 強く、少し寒い位である。
本日は気温が高いと聞いていたので、シャツだけで十分と思っていたが、どうやらこの先 薄手のアウターが必要になりそうである。

道は先に述べたように目の前の高みを巻いて左へと折れ、再び樹林帯の中を進むようになる。

少し進むと、前方樹林越しに目差す 和名倉山の姿が見えてくる。
記憶通り、大きな山容、そして頂上付近は平らべったく長い。しかし、まだまだ遠い。

やがて道が下りに入ると、先の方に形の良い三角形の高みが見えてくる。リンノ峰である。

ありがたいことに、道の方はこのリンノ峰も巻いてその左側を進んでいく。



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