六弥勒を通過し、12時23分に七薬師を通過。ここまでは快調である。 この高妻山に登ったのは、 1995年、もう 13年も前になるが、ほぼ記憶通りの道である。 そうなると、前回苦しかった九勢至から十阿弥陀へ至る登りは、前回より遠回りした本日の我が身には、 もっと苦しいことになるはず。しかも年齢をそれだけ重ねていることを考えると、ゾッとする。ガスで暑くないのが有り難い。 しかし、Tシャツは既に汗ビッショリである。
ガスは相変わらずだが、 樹林越しにぼんやりと高妻山の姿が見える。 高妻山は、一不動あたりから見るのとこの辺りから見るのとではその形がかなり違う。 この辺から見る高妻山はかなり鋭角である。
12時43分、八観音通過。 この辺になると、登りがきつく、疲れた身体には応える。上を見上げても、ガスで先が見えないが、それが良いのかどうか・・・。
キツイ登りを登りきると、九勢至の祠が待っていた。12時53分着。 ここからは下ってくる人が多くなり、そろそろ下山の限界時間が近づいているようだ。しかし、 小生はこれから登る。うまくいけば、頂上は独り占め状態かもしれない。
先を見ると、恐ろしいほどの急斜面という印象が強い最後の登りはガスの中。 様子が分からないことが幸いしそうである。もう流石にバテ気味である。 先にも述べたように暑くなく、涼しい風が吹き抜けてくれるのが大変ありがたい。 黙々と登り続ける。
息を切らせながらようやく十阿弥陀到着 (13時43分)。 ここも前回登った時と全く変わっていない。十阿弥陀に着いたことで、ホッとしたが、頂上はまだ先である。大きな岩の上を進む。