 |
八方睨から一旦下り、登り返したところが戸隠山頂上であった。時刻は 9時53分。
こちらは先の八方睨に比べて、幾分かガスが少ない。時折 高妻山方面の谷が見えるが、
上部の山々はガスの中、少々物足りない。
頂上で休憩していると、安原さんが追いついてきた。また少し話をし、安原さんがやっていることが良く理解できた。
ご本人の生き方に大変興味を持ち、帰宅後、「野の花に生きがい求めて」
(安原 修次著 ほおずき書籍) を購入 (古本しかなかった) してしまった次第である。 |
10時7分、戸隠山出発。
ここからは良く踏まれた道が続き、先ほどのような難所はない。
ただ、この日地面は結構濡れており、急な下りでは滑りやすく苦労した。
しかも、9ヶ月ぶりに履いた登山靴は、ゴムが劣化しており全く踏ん張りが効かず、
ついに下りで転倒してしまったのであった。それだけなら良くあることだが、
滑った時に首からぶら下げていたカメラが胸の下に入っていまい 胸を強打してしまったのだった (後で肋骨にヒビが入っていたことが判明)。
写真は屏風岩 (と思う)。 |  |
 |
九頭竜山は気づかずに通り過ぎてしまった。それらしき高みがあったのだが、標識も見つからず、確信が持てない。
道は立派な屏風岩の西を巻いて進む。
屏風岩が見えてきた時、黒姫山と古池が見えたが、
黒姫山の上方は雲の中であった。残念。
やがて、眼下に五地蔵山へと登る尾根と、その尾根の先で直角に左に曲がり高妻山へと続く尾根が見えてきた。
高妻山をどうしようかかなり迷っていたのだが、その尾根を見て俄然 挑戦意欲が湧いてきたのであった。
但し、高妻山はガスの中だが・・・。 |
ひたすら下り続けて、11時18分、
一不動避難小屋着。
このまま下るということも選択肢として頭に浮かんできたが、ここまで来て高妻山は素通りできない とまっすぐ進む。
但し、九勢至からの登りがかなりキツイことは分かっているのだが・・・。 |  |
 |
五地蔵山までは、それなりの登りであったが、快調であった。一不動から祠が続くことも楽しみで、
二釈迦、三文殊、四普賢と通り過ぎ、12時11分、五地蔵山頂上到着。ガスで視界は全く得られない。
ここからは、
高妻山からの下山者とのすれ違いが多くなり、
どうやら小生が本日最後の登山者というところらしい。 |