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平らな道も徐々に傾斜が出始め、最後に急坂を登って行くと、
登り着いた所が駒止茶屋。時刻は 8時52分。
前回はここで休憩したが、今回はベンチ横から三ノ塔方面をカメラに収めた後、すぐに先へと進む。
道は再び平らになるが、出だしの木道は雪に埋もれ気味で、
周囲の雪も徐々に増えてきている。
ここでも左手樹林越しに
富士山が見えている。
しかし、その頂上部分はしっかりと見えているものの、五合目付近より下方は雲に覆われているようである。 |
途中、全く雪の無い所が現れる。申し訳ないとは思いつつ、
チェーンスパイクならインパクトも低かろうと勝手な解釈をし、装着したまま進む。
そして、堀山の家には 9時15分に到着。小屋前のベンチでは数人が休憩している。
しかし、平日のため前回ほどの混みようではない。
そのため、今回、ベンチ付近から
富士山が見えることに気がついた
(というより、そのことを思い出した)。
前回は混雑を避け、周囲を見渡すこともなく、そのまま素通りしてしまったので、
富士山が見えることに全く気がつかなかったのであった。 |
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堀山の家からは また急登が始まる。
富士山を見て、
急斜面を登る。下部にあった雲はドンドン上がって来ているようである。
やがて、また苦手な階段が現れる。
階段は結構 雪に覆われているので自分のペースで登っていけると思ったのだが、結局は階段に歩幅、歩行のペースを握られてしまう。
天神尾根分岐を 9時35分に通過。
道はその先で再び平らになった後、花立山荘までの登りが始まる。 |
高度を上げて振り返れば、日の光を受けて明るく輝く相模湾、
そして東海道本線二宮駅付近にある吾妻山が見えている。
足下はまたまた階段となるが、ありがたいことに、この辺はかなり雪に覆われているため、
先程よりも歩き易い。
左手には
富士山、
そして 金時山、
神山などの箱根の山々が見えている。
しかし、愛鷹山は雲に隠れていて見えない。
また、神山をよく見ると、そのすぐ手前に垂直に昇る雲のようなものが見えている。恐らく大涌谷から上がる水蒸気であろう。 |
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10時3分に花立山荘に到着。前回よりもペースが遅いようだ。
前回感じた運動不足を反省して、できるだけ毎日歩くようにしてきたのだが、効果はあまり出ていないようである。
足下が雪であることが言い訳になりうるが、ラッセルしている訳でもないので、もっと日頃の鍛錬が必要ということであろう。
山荘前のベンチにて暫し休憩する。
この頃になると、
富士山の左斜面は
完全に雲に飲み込まれており、富士山全体が雲に隠れてしまうのも時間の問題のようである。 |
10時12分に出発。
山荘横に設置されていた温度計を見ると 1℃を示しており、この時期としては暖かいようである。
ここのところ寒い日が続いていただけに、この気温はありがたい。
花立への斜面を登る。
途中にて振り返れば、花立山荘の屋根が見えている。
前回、塔ノ岳から鍋割山へと向かう途中にて
この花立を見た時、花立山荘の屋根が青いことにビックリしたのだが、成る程、山荘の破風板は赤いものの 屋根は確かに青い。 |
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