皇海山 再登山 ( 皇海山:2,143.6m ) 2009.10.22 登山



【PHOTO & 記録 皇海山再登山 7】

頂上直下、青銅の剣の前で人に会う。タイミングというものは微妙なもので、あと 2分ほど頂上にいたら、頂上独り占めはできなかったことになる。
しかし、平日の木曜日というのにこれほど人に会うとは・・・。これも皇海橋からのルートが主流になったからであろう。10峰を越えるルートだけなら、 ほとんど人に会わなかったはず。

登り来たりしルートをそのまま忠実に下る。時々見える 10峰がやけに険しく見える。 この後、どういうルートを辿って戻ろうか 悩むところである。

13時33分、不動沢のコルを通過。
ササ原を登り、小ピークを越え、鋸山山頂直下のガレ場に到着。そこから見上げる鋸山は高く険しい。
早速、ロープを使った登りに入る。先ほど述べたように、下りの時は苦労した急斜面であったが、登りは結構 容易い。やはり、 確保する足場がよく見えることが大きいのかもしれない。

斜面途中からの展望は素晴らしい。
先ほどまで頂上にいた皇海山が目の前に大きく、 その右には奥白根山太郎山が見える。 男体山の方は相変わらず雲に覆われている。
皇海山の左斜面の奥には武尊山武尊山の左に山頂が雲に覆われた山が見えるが、もしかしたら方角的に 谷川連峰かもしれない。

展望を楽しみながら登り、14時10分、鋸山頂上に到着。
休憩を取りつつ、地図を眺めてこの後どう進むか思案する。

そして、出した結論が六林班峠経由にての下山。
往路をそのまま戻ることも考えたが、途中の鎖場などは良いとしても、アップダウンのきつさが応えるだろうとの判断である。地図を見ると、 六林班峠経由の道はアップダウンがあまりないように見える。
14時18分、六林班峠に向かって下山を開始。
ササ原の急斜面を下る。結構 傾斜がきつく、勢いがついてしまう。しかし、滑ればかなり危険である。
暫く下って、登り返す。振り返れば、鋸山がこれまた違った顔を見せてくれ、大変興味深い。

小さなアップダウンを繰り返す。
振り返れば、皇海山と鋸山が並んで見え、 その間に奥白根山が見える。
鋸山もササの斜面の左は醜くガレており、この山の多面性を示している。本当に見る角度によって色々変わる山である。

ササの斜面を下る。所々ササが伸びていて道が隠れるのが気になる。 こちらの道は、10峰のあるルートよりもさらに通られていないようだ。手入れがほとんどなされていないように思われる。 この後が少々心配になる。

道は左に回り込む。
左手を見れば、庚申山が見える。これからはずっと庚申山を左に見ながら進んでいくこととなる。
このことが、少々役に立った。途中のササ原で、腰の辺りまでササとなり、道が分かりにくくなった。一応、周囲よりもササの丈が低いので、 道の検討はつくのだが、途中で その低い部分がいくつにも分かれる状況があったのである。その時、庚申山が目印になり、 進む方向を過たずに済んだのであった。



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