皇海山 再登山 ( 皇海山:2,143.6m ) 2009.10.22 登山



【PHOTO & 記録 皇海山再登山 3】

そして、9時27分、庚申山頂上に到着。
頂上は写真のように樹林に囲まれていて展望が利かない。
また、庚申山を示す標識も見つからず、石柱があるのみ。紙垂 (しで) やお賽銭が置かれていたので、それなりの雰囲気はあるが、 それにしても少々寂しい。庚申講の中心はお山巡りコースということになるのだろうか。

ところで、13年前の写真と比べてみると、頂上に置かれていた石柱の位置が微妙に違う。 13年前は今ある場所より 1m弱手前にあったように思われる。不思議だ。

頂上は展望が利かないので長居は無用。 少し先に進めば、展望台があるはず。ということで頂上から 2分ほど先に進むと、思った通り素晴らしい展望が待っていた。
まずは皇海山が目に飛び込んでくる。 前回はガスであまり展望が利かなかったのだが、今回は皇海山までどのような行程を辿っていくかが良く分かる。 この庚申山から左手に伸びる尾根を進み、皇海山の左に見える鋸山まで至り、 そこから一旦大きく下って皇海山に登り返すといったところである。
これが結構きつそうである。前回は先が見えなかった分、がむしゃらに行けたのだが、こうやって全行程を見渡すと、 かなり手強さを感じる。しかも、その尾根のアップダウンが激しい。

北を見やれば、奥白根山が見える。 ドーム型の姿は間違えようがない。
しかし、それよりも、奥白根山の左にある山が結構 魅力的である。恐らく錫ヶ岳でろう。
小生の持つ昭文社の 『日光 白根山・男体山』 には錫ヶ岳までの道が載っていないが、 もし 機会があれば、奥白根山から白錫尾根を歩いて錫ヶ岳に登ってみたいものである。

奥白根山の右には 太郎山が見える。 その太郎山の右には、恐らく 小真名子山、大真名子山であろう 2つのピークが見え、 そして男体山へと続いている。
残念ながら男体山は頂上が雲に隠れているが、男体山の大きな山容は十分に知ることができる。
遠い昔、これらの山々が火を噴いていた姿はさぞかし壮観であったことだろう。

展望台で 10分ほど休憩した後、出発。
これから手強い尾根歩きが待っている。アップダウンがきつく、鎖場、梯子が連続することになる。今日は平日。ただでさえ、あまり人が通るとは思えないルートなので、 怪我で動けなくなったりしたら大変と気を引き締めて先に進む。
まずは岩混じりの道を下る。鞍部から登り返すと御岳山。ここが第2峰ということになる。これから、駒掛山、渓雲山、地蔵岳、薬師岳、白山、蔵王岳、熊野岳、 剣ノ山と 10峰まで続き、さらに手強い鋸山が待っている。
古めかしい標識があまり通る人がいないことを物語っている。

御岳山からぐっと下る。
13年前に登った時は、帰りにこの登り返しが大変きつく思えた記憶がある。 今日もそうなるだろうと思うと帰りは六林班峠経由の道をとろうかとの考えも浮かぶ。

とはいえ、きついアップダウンはあっても、暫くは鎖場、梯子はなく、 時によっては写真のような緩やかな道が続くこともある。



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