|
11時42分に奥茶臼山頂上を後にして下山を開始する。
登りで苦労した雪道も、下りは苦もなく下ることができる。
11時52分には倒木地帯に戻り着く。そこに 例の白いバンの方が休んでおられたので、暫し話をする。
そして、何と 2人が同じ年齢であることが分かったのであった (小生は 4月生まれ、
その方は 5月生まれ)。本日 たった 2人しか登山者のいない山で、同じ年齢の人間に出会うとは・・・。
この確率はさぞや低いことであろう (この方については
新・山の雑記帳 でも触れているので参照下さい)。
それにしても、ここからの景色は本当に素晴らしい。 |
上の写真の荒川三山の右には、
赤石岳がデンと構えている。
もう何遍も書いているので、これらの山について何も言うことはない。ただ 眺めているだけで嬉しくなる。
加えて、こちら側は全く風が吹いておらず、ポカポカ陽気なだけに、
本当に気持ちが良い。 | |
|
赤石岳の右には、
大沢岳、中盛丸山と続いて、聖岳がその姿を見せており、
さらに兎岳へと続いている。
何度も言うようだが、まさに ここまで登ってきた時に見えた山々の集大成。
言い方を変えれば、途中 樹林越しが多かったため、山の断片しか見えず、なかなか山の名前を特定するのが難しかったクイズの答えが、
ここにあるという感じである。 |
それにしても、
赤石岳、
荒川三山は素晴らしい。
お隣の 聖岳には 3年前に再登山したので、
今度は 是非ともこの赤石岳、
荒川三山を再登山したいものである。
昨年の 7月に、この奥茶臼山とは 赤石岳を挟んで全く反対側にある
笊ヶ岳に登ったのだが、
その時は 今日と同じように並ぶ南アルプスのスター達を眺めて、その場所に自分がいないことを残念に思い、ため息をついたのだった。
今回は、まだ残雪が多いこともあろうが、登りたいという願望は同じであるものの、この場所で眺めていられることに対し幸福感を覚えるのだった。 | |
|
南に目を向ければ、逆光気味ではあるが、光岳、
加加森山、池口岳が見える。
ここから見る池口岳は、先程とは違って完全に双耳峰である。
白いバンの方は、これから池口岳登山口へと向かい、明日 池口岳に登るのだとか。
同じ年齢でも、山に対する情熱、バイタリティが違う。大いに刺激を受けたのだった。
その方が先に下山しても暫くは周囲の山を眺めて、ノンビリする。
そして、12時35分に下山開始。 |
少し下って振り返れば、
倒木が南アルプスの山を感じさせてくれる。
さて、途中で写真を撮るのにかなり時間を費やしたり、
10分程の休憩を入れたりしたものの、登山口から頂上まで 4時間15分を要したことになる。
となると、下山はその 3分の2 程度の時間とすれば、3時間弱かかることになり、
15時半には登山口に戻れることになるがどうであろう。 | |