奥茶臼山( 奥茶臼山:2,473.9m ) 2011.5.14 登山



【PHOTO & 記録 奥茶臼山 6】

11時42分に奥茶臼山頂上を後にして下山を開始する。
登りで苦労した雪道も、下りは苦もなく下ることができる。
11時52分には倒木地帯に戻り着く。そこに 例の白いバンの方が休んでおられたので、暫し話をする。
そして、何と 2人が同じ年齢であることが分かったのであった (小生は 4月生まれ、 その方は 5月生まれ)。本日 たった 2人しか登山者のいない山で、同じ年齢の人間に出会うとは・・・。
この確率はさぞや低いことであろう (この方については 新・山の雑記帳 でも触れているので参照下さい)
それにしても、ここからの景色は本当に素晴らしい。

上の写真の荒川三山の右には、 赤石岳がデンと構えている。
もう何遍も書いているので、これらの山について何も言うことはない。ただ 眺めているだけで嬉しくなる。

加えて、こちら側は全く風が吹いておらず、ポカポカ陽気なだけに、 本当に気持ちが良い。

赤石岳の右には、 大沢岳、中盛丸山と続いて、聖岳がその姿を見せており、 さらに兎岳へと続いている。
何度も言うようだが、まさに ここまで登ってきた時に見えた山々の集大成。
言い方を変えれば、途中 樹林越しが多かったため、山の断片しか見えず、なかなか山の名前を特定するのが難しかったクイズの答えが、 ここにあるという感じである。

それにしても、 赤石岳、 荒川三山は素晴らしい。
お隣の 聖岳には 3年前に再登山したので、 今度は 是非ともこの赤石岳、 荒川三山を再登山したいものである。

昨年の 7月に、この奥茶臼山とは 赤石岳を挟んで全く反対側にある 笊ヶ岳に登ったのだが、 その時は 今日と同じように並ぶ南アルプスのスター達を眺めて、その場所に自分がいないことを残念に思い、ため息をついたのだった。
今回は、まだ残雪が多いこともあろうが、登りたいという願望は同じであるものの、この場所で眺めていられることに対し幸福感を覚えるのだった。

南に目を向ければ、逆光気味ではあるが、光岳、 加加森山、池口岳が見える。
ここから見る池口岳は、先程とは違って完全に双耳峰である。

白いバンの方は、これから池口岳登山口へと向かい、明日 池口岳に登るのだとか。
同じ年齢でも、山に対する情熱、バイタリティが違う。大いに刺激を受けたのだった。
その方が先に下山しても暫くは周囲の山を眺めて、ノンビリする。
そして、12時35分に下山開始。

少し下って振り返れば、 倒木が南アルプスの山を感じさせてくれる。

さて、途中で写真を撮るのにかなり時間を費やしたり、 10分程の休憩を入れたりしたものの、登山口から頂上まで 4時間15分を要したことになる。
となると、下山はその 3分の2 程度の時間とすれば、3時間弱かかることになり、 15時半には登山口に戻れることになるがどうであろう。



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