奥茶臼山( 奥茶臼山:2,473.9m ) 2011.5.14 登山



【PHOTO & 記録 奥茶臼山 2】

時折展望が開ける。見えるのは先程の光岳以南の山々。
ただ、場所によっては写真の様に上河内岳 (左)、 茶臼岳も見ることができる。
また、樹林越しでハッキリしないが、兎岳の姿も見えたのであった。先程の完全な逆光状態から少しずつ抜け出しつつあり、 この先が楽しみになる。

周囲はますます深山の趣を漂わせ始める。
ただ、まだ尾高山の手前なので、踏み跡はハッキリしている。この辺では、登山道上に雪は全く見られない。

途中、尾高山 0.5kmの標識を見てからが意外に長い。 心の中のどこかに尾高山まではハイキングコースという先入観があったのだが、どうしてどうして十分に立派な登山コースである。

0.5kmならばすぐかと思ったら、結構 登らされることになった。
やがて登山道の幅が狭まり、また 足下に岩が多く現れ始めると、その斜面を登り切った所が尾高山の頂上であった。 時刻を確認すると 8時32分。
頂上は狭く、足下は岩場となっている。登山道上の 1ピークという感じで、そのまま道は先に続いている。それでも 三角点があり、 標高は 2,212.4mとなっている。
しらびそ峠の標高が 1,833mであるから、380m程しか高度を稼いでいないことになる。
周囲は樹林に囲まれており、展望は全くない。そのため、休む気にならず、そのまま先へと進む。

頂上のすぐ先に、 登山道を右にはずれる道があり、その先の展望が良さそうだったので立ち寄ってみる。
ここからは聖岳がよく見える。 兎岳がここでは聖岳の右に位置しており、兎岳から中盛丸山へと続く稜線の後方に前聖、奥聖の連なりがどっしりとした姿を見せている。
また、樹林が結構邪魔ではあるが、周囲を歩き回ると、光岳上河内岳、 そして赤石岳の姿も見ることができたのだった。

5分程写真を撮っていると、登山道の方を鈴の音が横切って行く。 今朝程の白いバンの持ち主らしい。結構 足が速いようだ。

小生もグズグズはしていられないと、先を急ぐ。
すると、ほんの数分進んだ所に見晴らしの良い場所が現れた。始めから知っていれば、先程の場所で、樹林の隙間を探す苦労はしないで済んだのに・・・。

ここからは、目指す 奥茶臼山の姿が見える。まだ、相当距離があるようだ。
奥茶臼山の左斜面は途中の木々が伐採されているようだが、ここから見るとガスが流れ込んで山容の一部を消しているか、 爆発で吹っ飛んでしまったように見え、不思議な気分にさせられる。

奥茶臼山の右手には、 先程の場所で その姿を見るのに苦労した赤石岳、 荒川前岳・中岳の姿がよく見える。
赤石岳のどっしりとした姿、その左に小赤石岳、そして稜線は一気に下り恐らく大聖寺平、 荒川小屋のある場所へと続き、荒川前岳、中岳への登りとなるのだろう。
荒川前岳、中岳は重なって見えるが、もしかしたら荒川東岳 (悪沢岳) も少しは見えているのかもしれない。

ここでも数分費やした後、先に進む。件 (くだん) の人はかなり先に進んでしまったようだ。 下の方から鈴の音が聞こえる。
ここから道は一気に下ることになる。



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