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一歩踏み出す度に足が沈む。
目の前に頂上が見えているだけに、もどかしさを一層感じる。
というよりは、思うように進まない自分を笑いたくなってしまう。
なお、足下を見ると、先達の足跡はアイゼン装着に変わっている。
やはり、先程の急斜面はアイゼン装着、さらには、ピッケル使用が当然であった。本当に迂闊であった。 |
踏み抜き地獄をなんとかクリアしていくと、漸く目の前に頂上祠が近づいてきた。
ここからは祠の手前を右に進んで、頂上を目指す。
ここも僅か 5m程の距離なのであるが、踏み抜きが頻発。最後まで苦労しながらの登頂であった。
時刻は 12時49分。頂上には誰も居ない。 | |
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ありがたいことに、この頃になるとガスは一掃され、曇りの状況ではあるものの それなりに展望が得られる状態になってくれたのであった。
写真では、頂上標識の右後方に男体山と
大真名子山が写っている。
残念ながら奥白根山はほとんど見えない。
しかし、苦労して辿り着いた頂上だけに大満足である。 |
こちらの写真は、
一番左が大真名子山、
そしてその左に小真名子山、帝釈山と続く。
帝釈山の後方には太郎山が少し姿を見せている。
なお、奥白根山は本来ならば小真名子山と太郎山の間の後方に見えているはずである。 | |
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こちらは登り来たりし尾根。
右手 奥の方に霧降高原から続く尾根も見える。
あまり自信はないが、その尾根の一番右側の高みが赤薙山 (手前の枯れ木の上部)、
そしてその左に 1つ小さなピークを挟んだ大きな山が奥社跡であろう。
そして、次のピークから一里ヶ曽根が続くということではないか と思われるがどうであろう。
無雪期ならともかく、残雪期によくもまあこの長い距離を登ってこれたものだと 我ながら感心する。 |
こちらは、男体山と
大真名子山。
あまり写りは良くないが、先程まで女峰山山頂付近はガスに囲まれていたことを考えれば、
良しとしたい。 | |